魔法使いと幼馴染と憧れの舞踏会 ~偶然出会った彼は異国の王子様~⑤
屋敷の前庭で、執事が乾いた布を手に、馬車の儀装を丁寧に拭いている。二頭引きの小さな馬車だが、プルケラ家の威信を示すように、金銀を使った飾りが豪華に輝いている。その装飾は、チトスが乗る馬車とおおよそ同等だ。プルケラ家が、四大貴族家に準ずる位置まで――少なくとも傍流ヴェスパシアス家に近い地位まで――着々と上り詰めている証である。
執事自身も、普段にない綺麗な編革靴を履いている。これから向かうイオニア家の舞踏会に向けて、準備は万端なのだろう。
サンはその背中に華やいだ声をかけた。
「どうですか? これ、お母さんの形見のドレスなんです」
スカートの裾をひらひらと弄ぶと、執事が孫でも見るような目で微笑んだ。
「素敵なお召し物です。伝統的な意匠が、サン嬢によく似合っています」
お洒落にドレスに舞踏会。どれもサンがあこがれているものだと知っている執事は、今日という日をわがことのように喜んでくれている。
特に母の形見のドレスは、今まで着る機会など無かった。長い年月で染みやほつれなども出来てしまっていたが、丁寧に手入れをしてきた。その甲斐あって、ようやく出番を作ってあげられるのだ。
「襟元や袖などに目新しさもございますね。全体的には保守的ですが、ほんの少しの革新的な要素を入れる。洒落者の神髄でございますな」
「さすが執事さん、お目が高いです! このドレスは、特に襟元のレースが秀逸でして、東方の技法で染め上げた糸は、南方イオス王国風の色合いですけれど、伝統的な西方の編み方でまとめ上げるという職人の腕が光る一品なんです。こんな変態的な組み合わせ、誰にも出来ないですよ」
レース編みなどは完全に職人の手作業だから、作る人によって差が出る。大抵は特定の仕立屋などに卸すので、職人とはいっても地域の伝統をなぞるだけ。そこに流行を少し取り入れるのが関の山だ。
それに、レース編みで収入を得る者は、中流以下の家庭が多い。国を越えて流行りや文化学び、混ぜ合わせようとするなんて、普通は出来ない。奇人変人の類だ。
「素敵なドレスで夜会に参加できるのは、とても楽しいことと思います。ですが、メイプル様のお付きであるということ、忘れてはなりませんよ。イオニア家の舞踏会で粗相があれば、末代まで響きます。よくメイプル様を補佐してください。私は弟様……レオンナトス様につきっきりになると思いますで」
「はい!」
念願の舞踏会は、図らずも帝都中の貴族が注目する夜会となってしまっている。
イオニア家の新当主としてニカルノが初めて主催する舞踏会であり、東方藩王国の王太子が初めて帝都の社交界に足を踏み入れる場であり、イオニア家の令嬢ロクサーヌの社交界初舞台でもある。そしてサンが初めて参加する舞踏会でもあるし、メイプルの弟レオンナトスもここで初めて社交を経験する。
ほんの少しの失敗が、一生ついて回る手痛い汚点となることさえあるだろう。失点は皆無に、それでいて少しでも加点を得ていく。それが貴族の社交なのだ。
メイプルにはサンが付き、弟のレオンナトスは執事が補佐することになっている。人手不足どころか枯渇しきっているこの家にとっては、プルケラ家総出で行くと言ってもいいくらいだ。ちなみにこの二日でさらに三人が辞めていったけれど、新規雇用は一人しかいない。
お賃金をもっと高く設定して、いっぱい雇ってくれないかなあ。そんな風に思いはするけれど、使用人に過ぎないサンとしては口出しできないところではある。
最上級使用人である執事が、馬や馬車の用意をしている時点でお察しである。執事と言えば、本来は屋敷の使用人の雇用や管理、領地の運営、主人の秘書が仕事である。百人近い使用人がいるプルケラ家では、それだけでも激務であるはずだ。
だがプルケラ家では、それらに加えて厩舎や馬車の管理、御者役、葡萄酒庫の世話まで、多岐に渡る。御者などは邸外使用人の中では高位の役だけど、そもそも下級使用人に分類されるものであり、執事の仕事ではない。
サンとしては、力仕事を引き受けてくれるのはありがたいのだが、馬糞とまぐさにまみれて汗をかいてもらうのは申し訳なくもある。
(メイプル様、けっこうケチだしなあ)
口に出したら魔法で燃やされそうなことを考えていると、当の本人が現れた。本日の主役とすべく着飾らせた弟を伴っている。
「さ、準備はいいかしら? 出陣するわよ」
先ほどまでサンが着付けを手伝っていた深紅のドレスに、真珠を連ねた首飾りを着けている。顔には蜂蜜を下地に、おしろいを塗りたくっている。もし夏場だったら蜂蜜が溶けて大変なことになっていただろう。とにかく派手だ。ド派手だ。
でもきっちりと手間暇とお金をかけた装いは、格が違う。レースにはほつれも染みも無いし、生地は経糸と横糸にいささかの乱れも無い。サンの着古したドレスなどとは、比べ物にならない。
(さすがにすごいなあ)
香水の匂いをまき散らしながら、颯爽と馬車に乗り込んでいく。後に続くレオンナトスは、清楚な青い上着と爽やかな白い半ズボンで、目の保養であり清涼剤だ。
「……よろしく」
メイプルの弟ということで押しの強い悪童を想像しそうなところだけれど、実際のレオンナトスは真逆だ。女の子のように艶っぽくて可愛らしい。素直で純粋で、勉強熱心だし運動神経も良い。性格も含めて優等生だ。性格が大人しめなのが、更に庇護欲をそそる。
「お任せください。私とサン嬢で精一杯のお手伝いをさせていただきます」
執事が優しく、かつ力強く微笑むと、「……ありがとう」と頭を下げて馬車に乗り込んだ。
サンと並んで御者台に座った執事が、手綱を握る。
「さあ、参りますぞ」
優しく馬を促すと、馬車は日が沈みかけた帝都をゆっくりと進み始めた。
メイプルの住む旧ペイライエウス邸は、広大な帝都でも皇城に近い中心地にある。荘厳な皇城では、北部親征で皇帝不在ながらも、文武の高官が集い帝国のかじ取りに腐心している。そして厳かさの陰では、権力闘争の血が流れているのかもしれない。
城周囲の一等地には、貴族街が広がっている。特に四大貴族が作り上げた広大にして豪華絢爛な邸宅は、帝国の繁栄をまざまざと見せつけている。
いや、邸宅だけではない。周辺の街路も隅々まで手が入れられ、道端に雑草一つ生えていない。馬車が使いやすいように、歩道と馬車専用の道がわざわざ分けられている。
歩道には、街中心部へ馬車の乗り入れを許されていない弱小貴族が歩いている。そもそも馬車を用意することが出来ない者も混じっているのかもしれない。家に厩舎を作り、御者を雇い、馬車を維持管理するだけでもかなりの金銭が必要だ。少なくとも中流家庭に毛が生えた程度の末端貴族では不可能だろう。
そして馬車道では、豪華な馬車が列を作っている。
「うわあ。執事さん、見てくださいよ。あれ、窓枠まで金ですよ。船底型の曲線がきれい……。あ! あっちの屋根なし馬車、車輪にも彫刻がある! あっちの箱型の馬車、屋根に大鷲の像が乗ってます! でもあの金、きっとメッキですよ」
「さながら、馬車の展覧会ですな」
マルケラ家のような豪華ではあるが二頭立ての小さなものから、六頭曳きの大きなものまでいろいろだ。時折、大貴族の馬車などが横入りをして悶着が起きたりもしている。
目指す先は、皆同じだろう。
遠目にイオニア邸が見えてくる。
「うっひゃあ、すっごい豪華」
夜会だというのに、昼と見間違えるほどの明るさだ。沢山の蝋燭が灯されている。微かに獣脂の匂いがするのは、獣脂蝋燭が燃えているからだ。安価で低質な魚油の蝋燭を使っていないあたりは、流石に四大貴族といえる。あれは臭いが強くてあまり明るくない。
品質を追求するなら植物油や蜜蝋の蝋燭だが、流石にそれらで屋外までを照らすのは不可能だ。獣油蝋燭をこれほど大量に使うだけでも、恐ろしいほどの金額になる。夜会の開き過ぎで、蝋燭代が払えず破産する貴族すらいるくらいなのだから。
きっと屋内に植物油の蝋燭を使い、屋外の明かりには獣脂蝋燭を使っているのだろう。
「獣脂は東方から安価で手に入ります。今晩の舞踏会には、東方藩王国の王太子も出ると聞きます。イオニア家は、かの国との関係を深めているのでしょう」
執事が冷静に言いながら、イオニア家の門前で馬車の列に並んだ。
門内にまで乗り入れる権利を、プルケラ家は持っていない。馬車を降りる順番を待つ間、道行く人の衣装や馬車などを眺めながら涎を垂らしていると、横を豪華な馬車が通り過ぎて行った。八頭曳きで、金細工のほか、車外にも刺繍が精緻な布飾りをつけている。
クロカゲだ。
馬車には、他に黒髪の麗しい女性が乗っている。新雪のような白い肌に、桜の花びらのように儚い唇。深窓の令嬢といった趣のある美しさで、身にこもる気品が溢れている。きっと王子様のお相手に相応しい高貴な女性なんだろう。どこかの王族なのかもしれない。
王族であり主賓であるならば、順番を飛ばして門内に入り、邸宅前で当主の歓迎を受けながら降車するはずだ。生まれや家格が違うと、扱いに厳然とした差が出る。それは魔王を倒した勇者の一人であるメイプルであっても同じだ。
走り去る馬車を見ていると順番が回ってきたので、馬車を降りる。
門を抜けると広大な前庭だった。
「うっわ、広すぎるでしょ」
噴水が二個も三個もあるし、植木や花が迷路を作っている。それらを横目に、イオニア邸目指してせっせと足を動かした。主人であるメイプルは、魔法使いとはいえ勇者なのだ。サンなどとは比べもにならない体力がある。そして後ろを気にせずさっさと歩いてしまう。付いていくのも大変だ。
執事やレオンナトスはさすがに男子だけあって、てきぱきと歩いている。そもそも男は衣装が違うので、歩きやすい。
女性は長い裾を抱えつつ、補正下着に苦しめられつつ、それでも余裕を持っているように振舞わなければいけない。
(私は白鳥、白鳥になるのよ!)
そう自分に言い聞かせて、表向きは優美な笑みをたたえつつ、スカートの下ではせこせこと足を動かす。こういったわずかな所作でも、無作法があれば嘲笑や糾弾の対象になってしまうのだ。
事実、汗をかきながら歩く侍従に「みっともない!」と打擲をくれている下級貴族がいる。
若手貴族の集団が、歩くことを考慮して丈夫な靴を履いているふとっちょの貴族に「すごい靴だ、戦場帰りか? それとも豚小屋でも通り抜けて来たのか?」と揶揄するように言葉をかけている。
門内に馬車を乗り入れる権利を持った司祭らしき男が、馬車の窓から近くを歩いている高位貴族らしい老人に声をかけている。そしてあろうことか、馬車を降りもせずにそのまま会話を続け、進んでいった。片方が馬車に乗り、もう片方が歩くなど、貴族が平民にする扱い様なものだ。相手が下車すると思っていたであろう老人は、顔を真っ赤にしながらも我慢して馬車と並び歩いている。
こんなところでも戦いは始まっているのだ。
わずかでも相手より優位であると示し、自家の価値を上げる。それを繰り返すことで特権を手にし、さらには伝統を作り上げていく。傍から見ればせせこましい足の引っ張り合いにも見えるが、こういったことで得た権利が、子々孫々まで受け継がれることもある。
やる方もやられる方も、必死なのだ。
(いやー怖いなあ。くわばら、くわばら)
だがメイプルも例外ではない。
「や、プルケラ夫人。お元気?」
気さくに声をかけてきたのは、ドンナー・メギンギョルズ夫人だ。
色味こそ控えめだが露出の多いドレスを着ており、あちこち肌が見えている。
「あら、メギンギョルズ夫人。ごきげんよう」
メイプルは、聞く者が聞けば不機嫌と分かる声音で応えた。
「……こちらの方は?」
執事が小さく囁く。
「あのメギンギョルズ夫人です」
サンも小さな声で返す。
「メイプル様の幼馴染です。何歳か年長で、小さいころからバチバチだそうです。結婚と離婚が一度ずつでお子さんがいるんですけど、艶聞に事欠きません。季節が変わるごとに浮名を流していますね」
サンが脳内の上流階級人名録を読み上げる。
「要注意でございますか?」
「そんなところです。悪い人ではないんですけれど、歯に衣着せない性格で、開放的な男性関係もあって、本人も自覚なく騒動の種をまき散らします」
今も、若い美形の貴族を伴っている。明らかにそういう関係だと分かる。
「あら、弟さん? かわいいわね。今度うちに遊びに来る?」
「ダメっ!」
メギンギョルズ夫人がレオンナトスに手を伸ばすと、メイプルが鬼のような剣幕で払った。
「あんたのふしだらさがうつるでしょっ! レオンに手を触れたら、燃やすわよ」
「あら、怖いわあ。その年齢でまだ処女やってるの? マルケラもそろそろ良い男見つけたら?」
メイプルの眼前に、ほんの一瞬、炎が上がる。
「まずいですよっ!」
すかさずメイプルの横に立って、その腕を押さえた。こんなところで魔法を使ったら、大騒ぎになる。決闘とみなされるか、犯罪とみなされるか。いずれにしても醜聞だ。
そんなサンを見て、メギンギョルズ夫人が面白そうに顔を近づけてきた。
「何、その子。マルケラの侍女? 三十年前の流行服でしょ? だっさい服ね。染みもついてるし、レースなんかほつれてるじゃない。よくそんな服でイオニア家の舞踏会に出れるわね。あたしの服、貸してあげようか?」
メギンギョルズ夫人の言葉に、メイプルが改めてサンを見る。まじまじと見る。そして言った。
「サン、あなたは帰っていいわよ」
「ええ?!?!?!?」
ちょっと待って、ちょっと待ってちょっと待って!
「確かによく見たら古臭い格好だわ。そんな服の人間と一緒にいて、友達に噂とかされると恥ずかしいし。馬車で待っているか、帰るかしなさい」
「そんなぁ!」
あまりの絶望に、地面が崩れたかのような錯覚を覚える。
「あの、メイプル様。サン嬢は上流階級に詳しく、礼儀作法も心得ております。こういう場では心強い存在かと……」
「でも、この格好よ? 連れて行くのは無理だわ」
執事が精いっぱい取りなすも、バッサリだ。
「……姉さん、この人、悲しそうだよ?」
レオンナトスが、おずおずとサンに味方する。
「まあ、レオンったら優しいのねぇ。それでこそプルケラ家の嫡男よ。でもね、これだけは心得ておかなくてはいけないわ。貴族と平民は、別の世界を生きる、違う生き物なのよ」
弟にだけは甘々なメイプルだが、だからと言ってサンごときに情けをかけてくれるわけも無い。「さあ行くわよ」というと、さっさと歩いて行ってしまった。
「あぁ……」
今日のこの時を楽しみに、一生懸命頑張っていたのに。舞踏会なんて、もうこれっきり、機会は無いかもしれないのに。なんだか元気が抜けて、しぼんでいくようだ。イオニア邸の壁に背中を預けて座り込み、下を向く。自然と涙があふれて来る。とっても悲しくてつらかった。
「貴女、そんなところで何をしているの?」
「ひゃっ」
急に声をかけられて飛び上がってしまった。頭上のバルコニーから、イオニア家の令嬢、ロクサーヌが怪訝な顔で見下ろしていた。
「え、いや、あの、メイプル様のお付として今晩の舞踏会に出る予定だったんだけど、格好がみっともないからダメって言われちゃって……」
「本当ね」
ロクサーヌがバッサリと言う。
「そんな格好で栄えあるイオニア家の舞踏会に出るだなんて、恥さらしだわ。四大貴族の名に泥を塗るようなもの。貴女、身分をわきまえなさい。貴族には、貴族たる面目を保つ義務があるの」
そう言われても、サンは貧乏だ。服を買う金どころか家すらない。やっぱり実力に不相応だったのかなとイオニア邸を見る。
邸宅の方からは、賑やかな声が聞こえてくる。
「ああ、騒がしいでしょう? 外国の道化師がいるのよ。ちょっとした奇術を見せていたけど、田舎者にはあれが珍しいのかしらね」
ロクサーヌが興味なさそうに言う。
きっとこの間、仕立屋で出会ったヘポヨッチのことだ。舞踏会に行きたいと言っていたけれど、上手くいったんだろう。
「そういえばその道化師、少し貴女に似ていたわね」
「へ? そうなの?」
チトスも同じようなことを言っていた。サンとしては自分の母に似ている気がしているのだけれど、母と自分が似ているということならば、それはそれで嬉しいからヨシだ。
けど、それにしても……。
「いいなあ」
思わずつぶやいてしまった。ヘポヨッチは夜会に出られたのだ。一方の自分は邸外でべそをかいていることしかできない。
「もしかして貴女、舞踏会に出たかったの?」
「うん」
「そんな姿でイオニア家の舞踏会に出るなんて、止めてよね。いいこと? 絶対に会場に入らないで、そこに留まっているのよ」
そういうと、さっと室内に引っ込んでいってしまった。
そうだよね。こんな格好で舞踏会に出るだなんて、やっぱり無理だよね。憧れの舞踏会、一度でいいから出てみたかったなあ。
涙をこらえるために上を向くけれど、鼻水が垂れてくる。ハンカチで鼻を押さえて夜空を眺めていると、慈愛に満ちた優しい声が聞こえてきた。
「どうしたんだい、お嬢ちゃん」
道化師のヘポヨッチだ。
サンとチトスが選んだ衣服に、生花を付けたり着崩したりと、奇妙に工夫して着ている。確かに道化師っぽい。
「ヘポヨッチさん。念願の夜会に出れてよかったですね。……私は駄目になっちゃいました」
「そうかい、そうかい。恩人が困って悲しんでいる気配がしたから来てみたんだけれど。何か助けがいるのかい?」
「ベボヨッヂざん……」
何を言っているのかよく分からないけど、その優しさだけは伝わってくる。サンのことを想いやってくれている。それが嬉しくて悲しくて、涙がこぼれてしまう。
「困ったことがあれば、その時は素敵な魔法で助けてあげると言っただろう」
ヘポヨッチは懐から小さな木の棒を取り出した。それは木の枝をそのまま削り出したかのような、粗末な杖だった。
それを一振りすると、サンは光に包まれた。
「心清らかな女の子は、お姫様になれる。物語の主役になれる。いつだって、味方がいるんだからね」
まばゆい光が去った後には、世にも美しいドレスを纏ったサンが立っていた。




