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第5幕 町  ②

最近、少しづつこの話を読んで下さる方が増えてきました。

本当に有難うございますm(_ _)m

これを励みに、この三文小説を続けていきたいと思います!

さて、CMも終わったことだし、

気になる木刀のお値段は!ドドドドドド、ドドン!

60万円分、でした〜!


....はい。

ぼくもメッチャびっくりした。

フェリアさんによると、

[サイクロプスの棍棒は、丈夫で燃えにくい上に魔力による干渉を受けにくいの。しかも、棍棒に使われている木は、サイクロプス以外の生き物が樹皮に触った瞬間にただの柏になってしまう一目樹(ワンアイズ・ウッド)という木で、サイクロプスの討伐でしか手に入らないの。サイクロプス自体が希少だから、入手するのは困難ね。]

という爆弾発言を、サラリと落としてくれちゃっているのである。

しかも、これを売るときに商人さんがご丁寧にこんなことを叫んでくれちゃったのである。

「何、サイクロプスの棍棒で作った剣ですとぉ!?」

それを聞いた町の人達(特に、冒険者のような格好をした人達)が、バッとこっちを向いたのである。

そこからは、「うちのメンバーに入ってくれ!」の大合唱。

町の人と仲良くして3日ぐらいは過ごせていたのに。これじゃあこの町にもろくに居れないじゃないか。べ、別に宿屋が快適すぎて動きたくなかったったわけじゃないんだからね!

いま、必死に逃げている真っ最中なのである。

路地裏を逃げていると、門番さんと同じ鎧を着た人と遭遇。あらビックリ。

「そこで止まってもらうぞ」と言われたので反対に...って、挟み撃ちされてるのね。


と、言うことでやってきました大豪邸!

中に連れられ、部屋に案内される。

部屋に入るとそこには、恰幅のいい優しそうな顔立ちをしているおじさんがいる。兵士がひざまづいているので、おそらくお偉いさんだろう。

「無理やり連れてきて申し訳ない。途轍もない速さで走り回ってるって言うんで、少し強引なやり方をしてしまいました。私の名はベラ・ミアロス。この街での警備、治安維持の最高責任者の役を国より受給っています。兵士たちの報告で、貴方の性格などは聞いております。」


「私は小鳥遊結城です。無理やり連れてきたということは、何か僕に御用でしょうか?」


「はい。早速ですが、サイクロプスを倒した実力を見込んで頼みがあります。の前に一つ質問を。

失礼ですが、貴方の冒険者(トラベラー)ランクはおいくつでしょうか?」


「いえ、僕は冒険者トラベラーにはまだなっておりません。ではありません。と言うか、この世界に来てから、まだ少ししか経っていないのです...」


フェリアさんに冒険者トラベラーのことは聞いていた。できれば、この町でなっておきたいと思っていたのだ。この人は信用できる。自分の名前を自分から名乗るとは。何も用事がないのであれば偽名を使っている可能性もあるが、頼みごとをする時点でこの貴族は俺を「信頼」したのだ。兵士たちがそれほど信用できる者達だったのだろう。

なので、俺も彼を信頼してこれまでのことをすべて語った。

まあ、兵士やメイドさんたちには外れてもらったが...


「なるほど...つまり、貴方は他の次元の世界から来た人ということですよね?それなら最近最近、私の知り合いのマエザキという貴族がそちらの世界の人を預かって今教育を手伝っていると、この前聞きましたのであり得ると思います。

しかし、フェリア様か...メイド達を外しておいて正解でしたね。

世界の中心となる5つの要素を統べる精霊達、それが五神精霊(フェム・ゴッズ)です。  そんな強大ものが誰かに宿られたなんて言ったら世界中の大ニュースでしょう。この世界の言語の習得、魔力の多さ、強靭な肉体。上位の魔人と互角に戦える程の体をこちらに来てから1週間以内に作るのは不可能ですからね。」


「『そちらの世界の人』ですか?」


俺は目の色を変えて話に食いついた。あいつらに会えるかもしれない。そんな思想が、脳を一瞬で支配する。

なるべく冷静さを保ちつつ、話を続ける。__あるいは、もう異常なのかもしれないが。


「会わせてください」


「その反応が正常なのでしょう。では、私からの依頼の報酬は、それにしましょう。」


「...で、依頼とは?」


「完結に申しましょう。最近、魔物を操ってこの付近で活動している冒険者トラベラーを次々に殺害し、そのアイテムを剥いでいる無法者がおるのですが、その者の魔物が最近凶暴化しているので、元凶を捕らえてきてほしいのです。この依頼は正式なものですので、冒険者トラベラー登録をしてからの方が良いでしょう。

報酬は、マエザキ家への招待状の作成及びその招待状の授与とします。尚、今回の依頼の戦利品は貴方のものとします。今回の依頼の内容は以上です。引き受けて頂けますか?」


「引き受けましょう。」


詳しい捜索の日程やこれまでの被害の内容などは明日の12時に聞くことになっているので、冒険者トラベラー検定試験の会場に向かうことにした。

全く、今回の最後の方は全然おふざけ要素を入れられませんでした。

(´・ω・`)ザンネン

まだまだ続く、今週の暇つぶしゲー↓

https://gabrielecirulli.github.io/2048/

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