第4幕 町 ①
今回、終わり方(区切れ方...っていうのかな?)が、大分悪いです。
割と忙しい毎日を送っているので、一回の投稿に3000文字とかは無理です。冬休みとかにならないと...
次回からは気をつけますので、どうかこれからも作者のことを生暖かい目で見守ってやってください。
俺がさまよい続けて早5日。
まだ町が見えません。まあ、森の中だし仕方ないね!
本当に、この世界に森以外の場所はあるのだろうか...
そんなことを考えながら歩いていると、ようやく森から出れた。
どれだけ歩いた?1時間10キロで3時間に1時間休憩を挟む。
1日8時間眠ったから、(16時間−休憩分の5時間)×10キロ×5日で...
人人人人人
<550キロ>
VVVVV
歩き過ぎちゃうん?
草原地帯だから見渡しはいいし、魔物の有無もすぐ確認できる。
まあ、5日間も森の中で戦いながら歩いてたから、大抵の雑魚キャラなら余裕だろう。
[ーーーーー大抵の、ならね。]
うおっと、どうしたよ妖精さん?そんな死亡フラグ丸出しのセリフいっちゃって。
[...後ろ。見て。]
うーん?イヤナヨカンガシテキタゾ〜?
その時の俺は懸命だった。後ろを振り向かずに走り出したのだ。
上位魔人とだけあって、足の速さも体力の多さも人間の頃とは段違いなのだ。だから、毎時10kmで森を駆け抜けられたのだ。
1kmほど走ってから振り向いた。そこには、体全体が鎧で覆われたような3m程もあるトカゲが食事をしていた。
恐らく、今の俺だと勝てる確率はあまり多くない。獲物を狩る素早さが尋常じゃない。あの巨体であの速さなら、そこらの魔物からすれば悪魔そのものだろう。俺の全速力と同等、いや、それ以上なのかもしれない速さで獲物を狩っている。
気を抜いてたら後ろから迫ってきてて食べられちゃいました!とかなったらイヤなので、駆け足で10kmぐらい逃げておいた。
俺の体は、もともと動かした分だけ成長する体なのだが、森の中を毎日110kmも駆け回ってきたのだから本気を出せば10kmぐらいは5分で走れるのだ。そこで休憩しつつ周りを見渡すと、なんと人工物らしきものが!
[あれが今一番近くにある町よ。ここから、約40km先ね。]
おっと。魔人になったことで視力も増加していたらしい。
まあ、急ぎでもないので歩いてゆっくり向かうことにした。道中で襲い掛かってくる魔物は一閃で片付く。
一閃で片付かない魔物のときは、すぐに逃げている。どんな攻撃が降ってくるかわかったもんじゃない。
もし一撃死の攻撃だったらどないせいと。
と、言うことで街についた。周りは大きな壁に囲まれ、内部は活気にあふれている。
特に身体検査などはなく、誰でも自由に行き来できる。
なんと敵意や害意などが無い、知性がある魔物でも入れるらしい。
入り口で門番が入るもの一人一人に魔法をかけていて、その魔法の効果が「自分以外の対象のものに害意がある生命体を任意の場所にテレポートさせる」というものらしい。
恐らく、対象のもの=街の施設で、任意の場所=町に被害を及ぼさないどこか、になるだろう。
本当に、平和的な町だ。
町の中に入って一番最初にしたことは、所持品の売却。
持ち物が多すぎて、めんどくさいのだ。
商人が持っていた商品各種、魔物の毛皮などを売り払った。
最後に、売れるかどうかわからないサイクロプスの棍棒。
いくらなんでもそのままだと重すぎるので、休憩のときに削いで木刀にしておいたのだ。
売れればいいけど...
でも、今の時点で結構な小金持ちなのだ。
日本の金銭感覚で言うと大体10万円になる。それだけでも当分食料の心配はないのだが、ところがどっこいこの世界。食料がありすぎて困っている国があるほど食料が豊富なのだ。
鶏肉(?)を10kg買っても2000円前後なのだ。ドン○ホーテもびっくりなお値段である。
ブラジルの鶏肉を現地で買っても1kg550円ほどだし、大分安いと思う。
しかし、驚いたのは木刀の値段。正直、2000円程度がいいほうかなって思ってた。
だって、この世界武器が沢山あるんだもん!なのにこんな値段って...すごいよ!(自分を抱きしめる)
ということで、気になるお値段はCMのあと!
〜続く〜
今週の暇つぶしゲー↓
http://game16.net/burage/ikusei/mike-shadow/