第3幕 戦闘
これを書き終えたのって、実は9月1日なんですよぅ。
どれだけスタックが続いてくれるか...
この世界に来てから2日目。
今此処でずっとマヨマヨしてても餓死しちゃうので、とりあえず近くの街まで行くことになった。
(彼女の方向感覚が間違っていなければの話だが...)
〜しばらくして〜
まものの むれが あらわれた!
ゆうきはどうする?
...ヤバイ。ふざけてる場合じゃない。
何かゴブリンみたいなのが6匹ぐらい、50M先ぐらいから歩いてきている。
剣道の竹刀と同じくらいの重さの剣を使っているから剣の重さには慣れてるし、部活の友達といつもふざけて竹刀で斬り合いみたいなのしてたから少しは大丈夫だ...と思っていた時期が僕にもありました。
こ の か ず は ヤ バ イ
6匹って少ないと思うじゃん?
実際に前にしてみると分かるけど、マジ多いから。
お前らも体験してみ?あ、無理か。
ヤバイ、あいつら動いた!
......何あいつら割と遅い。
走ってるんだろうけど、俺が歩くのと同じぐらいだ。
そんな焦らしプレイ要求した覚えないんですけど?
しかし、50Mしか感覚は無かったのだ。
一番最初に俺のもとにたどり着いた一体のゴブリンが、俺に斬りかかる___
と思ったのは俺だけじゃないだろう。
そのゴブリン含め、6匹のゴブリンは俺を無視して、慌てたように走っていった。
なんでじゃろ?まあいいや。と、安心したのもつかの間、ゴブリン達が走ってきた方から物音がした。
隠れるわけでもなく(べべ別にこここ怖くてかか隠れられ無かったんじゃないん(以下略))
剣を構えると、何かヤバそうなのが来た。
サイクロプスだ。目が一つで、右手に棍棒を持っている。
3Mを越しており、その肉体は強靭なものと誰が見てもひと目で分かる。
俺は恐怖した。しかし、それと同時に、ほんの少し安堵した。
なぜなら、そのサイクロプスは群れをなしていなかったからだ。
1対1なら慣れている。というか、1対1で戦わないと、死ぬ。
サイクロプスは俺を見て少し立ち止まった後、こっちに向かって駆け出した。
その時すでに、俺に恐怖心はなく、緊張感も無かった。
ぶっつけ本番、俺がいつも取ってきたその方法でサイクロプスと対峙したのだ。
やはり予想通り、知性のないサイクロプスは上から棍棒を振り下ろしてきた。
俺はそれを読んでいたので、一歩左前に体を乗り出し、そのまま勢いを活かして、相手に面を入れる感覚で剣を振り下ろした。
サイクロプスの腹に切れ込みが入る。
俺はそのまま前進し、間を作ってから振り返る。
そして、相手がこちらを向いた瞬間に攻撃する間を与えず手首を削ぐ。
右手を切り落とした時点で、サイクロプスは叫びながら逃げ帰っていった。
サイクロプスが視界から消えた後、安堵が俺を包み込んだ。
[何で逃げてっちゃったの?あの一つ目。左手で勝てたかもなのに。]
右手の武器だけで戦ってたからね。知性がないのに戦い方を隠すなんてやつはそういない....と思う。
だから、あいつからしてみれば、右手を失った時点で負けなんだよ。
[あの一瞬でそこまで...あなた、もしかして天才?]
そうだけど? なにか?
その後、彼女は何か言った気がしたが、それは聞こえてなどいない。
そう、聞こえていないのだ。
お土産として、サイクロプスが使っていた棍棒を持って、また、何事もなかったかのように街に向かって歩き出したのだ。今の戦いが、伝説の第一歩になるとも知らずに....
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