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第7話

僕とリバーは話を終えて下に降りた。僕とリバーは顔に影を落としていた。覚悟と迷い。僕らの心がその影を作り出した。

「大丈夫?」

 ファーは僕等の心配をしてくれていたようだった。しかし、彼女に話すことはできない。話せば、僕らの覚悟が揺らぐ。これから起きることをどう僕らが制御するかにかかっていた。

 メダーとアタムが僕らの近づいた。そのたびに僕は肩が重くなってゆく。どうしてこんな気持ちになるのだろう?この数年間、子供と大人の区別があいまいになってきたのになぜここになって子供の将来を気遣うのだろう。

僕は精一杯の作り笑顔で話した。

「メダー、アタム。今日の農作業が終わったら話がある。ちょっといい?」

「いいけど。どうして?」

「後で話すから。」

 ぼくは精一杯自分の気持ちに蓋をした。蓋の下ではマグマのように気持ちが煮えくり返っていた。楽しい思い出も、何もかもを壊すことになる。

「大丈夫?一、気分悪いの?」

「僕は一生あの子たちにコーヒーを与えられなるかもしれないんだ。」

「一、それどういうこと?」

「僕はね、今泣けないんだよ。察してくれよ。」

 僕はリバーに肩をたたかれた。

「おい、今はやめろ。」

「どうしてだ?気持ちを流せない分、こうしちゃいけないのか?」

「どうしてそう、甘えたがるんだよ!」

「甘えたがる?僕はね、あの子たちの将来を振ってこんなバカげたことをするんだよ。」

「大丈夫だよ。種子さえ手に入ればいいんだ。そうすれば先を越せる。あいつらから子供を守れるんだ。」

「そういって、本当にそんなことを言いたくないだけなんだろ?」

「それってどういこと。」

「お願いだ。本当に子供のことを考えているんだったら、お前の本性を教えてくれ。」

「…本当はな、あの船のやつらに負けたくないんだよ。」

「負けたくない?」

「そうだよ。アタムやメダーも好きさ。でもな、そうであってもあの船のやつらは俺を馬鹿にした。夢物語だと。持続可能な社会にかっこつけて僕の主張を踏みにじった。共産主義者は全体主義に固執していて俺たちみたいな外れ者には生きにくい社会になりうるんだよ。」

「…リバー、本当に子供のことを考えているのか?」

「俺は自分の出せる力を尽くせば、子供に覚えてもらえると信じているんだよ。だから全力で社会を作るんだよ。それが子供のためだと思うんだよ。」


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