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孤独なヴァイオリニストに 祝福を… 8

  ウルラフスト作曲の 《リーヴェルータ》。


  ヴァイオリンの演奏曲としては、とりわけ難易度の高い曲として有名である。


「あの、レニアス・コールドが!?」

「だって、彼は …… 言いたくはないが、その ……」

「予定していた伴奏者に逃げられたんだろう?」

「当然だ。 試験直前になって、彼は 急に演奏ができなくなってしまったんだから」



  人生において、おそらく初めての、レニアスの 《スランプ》は、もはや音楽科において知らぬ者はいない。

  中等部からアスタルテ学院に所属し、年齢を問わない 全学年合同試験においても、常に上位に入っていた実力の持ち主だからこそ。

  ダメになった時の衝撃はすさまじく、周囲の悪意めいた反応も それに比例する。


  音楽科の実技試験は、前半二曲、後半二曲の 合計四曲を演奏し、その合計得点で争われる。


  まずは前半、第一専攻の 課題曲、第二専攻の 課題曲。  

  主に《技術面》を重視し、どちらかといえば 弾き手にとっては《退屈な曲》になりがちで、練習にも身が入らない状態に陥りやすい。


  だからこそ、普段からの《練習に対する姿勢》や 音楽に対する《意気込み》などの 目には見えない部分まで評価される、意外に 厳しい試験でもあった。


  レニアスは、第二専攻は ピアノを取っている。

  ピアノだけは 試験に伴奏がつかないから、第二専攻の試験に関しては 特に問題にすべきところはないだろう。



「…… どうせ、尋常じゃないくらい、練習しているんだろうし」


  学院内では 《孤高の天才》と称されているレニアスは、実際 誰よりも 努力していた。

  練習して 練習して。 それ以外に、音楽を高める道はないと、きちんと知っているからこそ。

  妥協など、一切なし。 むしろ、そのような考えなど 微塵も彼の脳内には存在しないのだろう。


「演奏に対して バカみたいに《のめり込む》のも、悪くはないんだけどさー」


  あまりにも 音楽に集中しすぎて、そのまま成長してきてしまったものだから。

「他人との接し方とか、距離感とか ――――」

  ……… まるで、わかっちゃいねぇ。



「……… 待ってくれ。 今のところ、もう一回」

  ピアノに座るルシフェルの すぐ後から、覗き込むようにして楽譜を指さす レニアス・コールド。


  かなりの至近距離に 心臓が穏やかではないルシフェルのことなど、まったくの無頓着だ。

  男装しているとはいえ、これでも れっきとした 十六歳の乙女としては、非常に複雑なものがある。


「聞いているのか?」

「はい、はーい。 今のところでしょ? わかってるって」


  迫っている試験まで、あと一日。

  急に 演奏ができなくなっていたレニアスは、自由曲の伴奏者に 逃げられてしまっていた。


  伴奏を引き受けるのは、もっぱら ピアノ専攻の生徒達である。

  自分の試験も抱えながら、修行の一環として、なかばボランティアで 伴奏をする。 ヒマや好意だけで、簡単に引き受けているわけではない。


  弾けないヴァイオリニストの伴奏なんて、時間のムダ ――― そうなってしまうのも、仕方がないことといえる。


  そういえば、ヨシュアの時も、そうだった。

  試験直前に、伴奏をつとめるはずの ロバート先輩が、振られた腹いせで 伴奏を放棄した。


  伴奏者不在のまま、試験に臨むのか。 曲を変更して、無伴奏の曲で 試験を受けるのか。

  演奏者に選べるのは、その 二択のみ。


「…… 課題曲っていうから、てっきり 《一曲》って決められているのかと思ってた」

「本来は 一曲であることが望ましいらしいが、事実 そうなると 圧倒的に伴奏者の数が不足してしまう。だから、課題曲の中には 必ず《無伴奏曲》も用意して、万が一 伴奏者を見つけられない生徒の為に 逃げ場を作っているんだろう」

「…… ふーん」


  ヴァイオリニストとして 優秀なレニアスは、今まで 伴奏者に困ったことなど、学院に入学してから一度もなかった。

  声をかければ、誰かが引き受けてくれる。


  『君のようなヴァイオリニストの伴奏なんて、光栄だ』と。

  感謝まで されることもあったのに。

「……… 皮肉なものだな」

「え?」

「今まで、ぜひ 次の試験は 伴奏をさせてほしいと言ってくれた人が、こうもあっけなく………」


  冗談ではないと、そう言われた。

  今の君に、伴奏をするだけの 《価値が無い》とも言われた。

「人というものは ……… わからない」


  こうなってみて、初めて。

  自分は、いかに 《孤独》だったのかを 思い知った。

  どうしていいか わからない、そんな状況に陥ったときに、励ましてくれる者も、親身にアドバイスをくれる者も、誰も いなかった。


  音楽を追及するのに、《そんなモノ》は 《必要ない》。

  ずっと、そうやって 他人との交流を避けてきたことの代償が、コレだ。


  藁をもつかむ気持ちで、ルシフェルのところに来たが、それも 半信半疑だった。

「君は ……… 何故、引き受けてくれたんだ?」


  ルシフェルが裏通りで 夜遅くまで働いていることは、偶然 現地で出くわした レニアスは知っている。

  遅くまで働き、弟と妹の世話をしながら 学校生活を送ることが どれほど大変なことか、レニアスには 想像がつかない。


  忙しい中、ふがいないヴァイオリニストの 伴奏を引き受けるなんて、酔狂としかいえないではないか。

「あのねー、人を 《変人》扱いするのヤメてくれない?」


  ルシフェルは、人助けでやってあげるほど、お人好しではない。

  好意だけでは、世の中 食べていけないことを 自分が一番 よく知っているからこそ。


「では、何故?」

「そんなの ……… 《好き》、だからでしょ?」

「………………… は?」



  室内に、一瞬にして 《妙な空気》が流れる。

  ――――《好き》、だから。



  その意味を理解して、ルシフェルは 真っ赤になって 大急ぎで訂正した。


「お、お、音楽が、だよ!? ボクは、音楽が好き! 演奏することが、好き!」

「……… コホン、ああ、そういう意味だということは 訂正しなくても わかっている」


  ウソだ、絶対ウソだ! 

  だって、今 微妙な顔をしたじゃないか!

  何だよ、このボクに好かれても 嬉しくないってことかよ、失礼な奴だな、こんちくしょう!


  怒るのも 間が抜けているので、そこまでバカではないルシフェルは 心の中に留めておいたのだが。


「…… 飲み物を買ってくる。 一旦、休憩にしよう」

「りょうかーい ……」


  何事もなかったようなレニアスの態度に、ルシフェルは ぐったりとした。

「……… ボクだけ焦って、バカみたいじゃないかー ……」


  男の姿であれ、さんざん 《可愛い》と 周囲から もてはやされてきた、自分が。

「レニアスには、まったく通用しないんだなー」


  いいんだか 悪いんだか、何とも言えないモヤモヤとしたものが 身体にまとわりついてくるみたいだ。

  妙な 感情を抜きに、ただ音楽に関して 純粋に向き合える相手ができたことは、喜ばしいことなのだろう。

「でも、なーーんか、複雑」


  うーんと 大きく伸びをして、溜まった疲れを放出させていたルシフェルは、知らない。



「……………… 」

  室内から出て行ったレニアスの 耳が、赤く染まっていたことを。


※  ※  ※


「当たり前だけど、あっという間に 試験だね」


  翌日。

  普通科の授業が終わった時間が、ちょうどレニアスの試験の時間となっていた。

  ルシフェルが 授業をサボらなくて済んだのは、彼の出席番号のおかげである。


「改めて、伴奏を引き受けてくれたことに感謝する、ルシフェル・ターナー」

「お礼を言うのは まだ早いんじゃないの?」


  ルシフェルの一番恐れていることは。

「ボクは、正確に弾くということにかけては、ちょっと自信ないからねー ……」

「それは、最初から 覚悟している」

「…… 納得されるのも、惨めなんですけど」


  せめて、自分がうっかり出した雑音が、演奏に悪影響を与えませんように。


  あとは、腹をくくるしか ない。

  これでも、舞台経験は ルシフェルだって豊富なのだ。

  一度 舞台に上がってしまえば、素人も プロも、もはや関係ない。

  自分が作りだす 《音の世界》だけが、すべて。


「レニアス君、舞台そでに 準備して」

  案内役の生徒に促され、レニアスとルシフェルは 待機場所に移動した。


  さあ、ここからは ルシフェルの《チカラ》が 試される時。

  深呼吸を ひとつして、彼と真正面から 向き合う。

「練習量から考えて、技術面では、何も心配してない。 だから、あえて 言うよ?」


  今、足りないのは、《演じる》ということだけ。


「…………… 演じる?」

「そ、舞台の上で、曲の 《主人公》に、どれだけ なりきれるか。 表現の 《基本》は、そこだよ」


  どれだけ、主人公に 近づけるか。

「曲の解釈とか 作者の意図なんて、最終的には 《一部分》でしかない。 人前で弾くということは、観客に 《魅せる》ということでしょ?」


  かつて、小さなルシフェルを引っ張りまわした 《二人組》が、最も 得意としていた事。

  見せるだけでもなく、聞かせるだけでも足りない。 《魅せること》が 一番 重要。

「今までのレニアスは、《演奏》ではなく、ただ綺麗な音を《奏でていた》だけ。 演奏というからには、《演じる》ことも忘れちゃいけない」

  ルシフェルは、戸惑うレニアスの手を 素早く取った。


「ボクが 《魔法》をかけてあげる」


  さあ、想像して。

  君は 今から、曲の主人公、《ベリントン伯爵》だ。

「レニアス・コールド―――― 君だけの、《リーヴェルータ》を聴かせてよ」


※  ※  ※


  《リーヴェルータ》とは。

  古代語で、《狂愛》という意味を持つ言葉である。

  この曲の主人公は、真面目で 真摯なベリントン伯爵だ。


「……… また、君なのかね、ルシフェル・ターナー君」

「レニアス君、いくら 何でも」

「他に、伴奏者はいなかったのかね?」

「彼に頼んだのは、俺自身です。 彼の伴奏で、試験を受けます」

「…… 正気かね?」

「――― はい」


  揺るがない決意を宿したレニアスの瞳に、試験官である 教師陣は、それ以上何も言わなかった。

  ある者は落胆し、ある者は 意外な組み合わせに 期待して。

  レニアスの 演奏は開始となる。



  土地の領主として、真面目一筋。 

  礼儀程度に 社交界に参加はするが浮いた話など 一つも無い、ベリントン伯爵の物語が、ルシフェルの前奏で 幕を上げる。


  偶然 行き倒れていた少女・カーライルを助けたことで、伯爵の人生は一変するのだ。


「……… これは ……」

  まだ、固さを残すレニアスの音色は、初期のベリントンの 《融通のきかない》堅物さをうまく表現していた。


  貧しいながらも 歌手になることを夢見るカーライルの キラキラと輝く瞳に、伯爵は 無意識に囚われる。 そして、彼女の《支援者》として応援するうちに、他のものが見えないほど 彼女に溺れていく。


  顔色 一つ変えない伯爵は、誰が見ても真面目で優秀、理想的な 《紳士》そのもの。


  けれど、その仮面の下には、地の底を這うような 激しい情熱と、異常なまでの執着を隠しているだけ。

  どこか狂い始めているのに、以前と変わらず冷静に見えるからこそ、恐ろしい。


「なんという ………」

「このような音色を、レニアス君が奏でられるなんて ………」


  教師陣は、足元からひたひたと迫る 音の波に、ぞくりとした。


  『伯爵さま、もう これ以上は おやめください』

  『何を言っているのか わからない。 私は、君を 応援しているだけなのだ』


  次第に 怯え始める少女と、何故 距離を置かれていくのか 理解できない伯爵と。

  噛みあわない歯車は、やがて 坂道を転げ落ちるように 深い闇に堕ちていく。


  愛している。 愛している。 愛している。

  君だけだ。 君だけが。 君だけを。

  逃がさない。 離さない。 この先、一秒たりとも 離れることなど許さない。


  激しく狂おしいまでの感情を、レニアスのヴァイオリンが、燃え盛る炎のように うたいあげる。


  他人に無頓着で、生真面目で、温度など感じられない演奏しかしてこなかった、あのレニアスが。

「……… お姫さまは、魔法を強くかけすぎたみたいだね」


  今回も ひっそりとホールに潜入していたチェ・ヨンハは、劇的過ぎる変化に、心を躍らせた。

  これだから、あの子から 目が離せない。

  こんな短期間で、殻に閉じこもっていた少年を 外に引っ張り出すなんて。

「こんなこと、ロイド先生だって できないことだよ、ルル?」



  レニアスの圧倒的な 演奏技術に加えて、聞き手をかき乱すほどの 情熱と、背筋を凍らせるような 不安と 《狂気》。

  舞台の上にいるのは、レニアス・コールドという生徒ではなく、ベリントン伯爵そのものだった。

  そして、そのヴァイオリンを支え、どこまでも加速させているのは、まぎれもなく ルシフェルのピアノだということを、誰もが認めざるをえない。


  愛している。 あいしている。 アイシテイル。

  『……………… ついに、君を つ・か・ま・え・た』


  その後、カーライルという少女の姿を見た者は、誰もいない。

  少女が どうなったのか、もう誰も 知ることもできない。


  伯爵は 今も、紳士の仮面をかぶったまま。


  知っているのは、伯爵と 少女、二人だけ。


  アイシテイル。 アイシテイル。 永遠に。 永遠に ―――――



  何かに 憑りつかれたかのような、常軌を逸した すさまじい《演奏》。

  しかし、技術面でも 表現力も、これまでにないほど 申し分のないものであり。

「……… ブ、ブラボー」

「ブラボー!」

「ブラボー!」

「こんな演奏、初めてだよ、素晴らしい!」


  結局、ブラボー以外には、レニアスに対してかける言葉が無かったのである。

 

※  ※  ※


  レニアスの 圧倒的な演奏のウワサは、音楽科の中で またたく間に話題になっていた。


「現金な ものだよねー」

  ひと仕事を終えたルシフェルは、放心状態のレニアスの隣に座って、つぶやく。


  きっかけさえあれば。

  もとより、レニアスは 素晴らしい演奏家の卵なのだ。

  自分を見つめ、自分を知り、それを演奏に どう活かすか。


  本来、そういう事を指摘してくれる 《人》が、そばにいるはずなのだが。

「……… 無理に、友達を作れとは言わないけどさ」

  もう少し、他人と関わる機会を増やした方がいい。


  演奏を終え、かつてない疲労感と 新たな世界へとの遭遇に、当の本人は まだ 夢心地のような表情のまま。

「はー ……… 大丈夫かな、コレ」


  そろそろ、ルシフェルは 夜の仕事に向かわなくてはいけない時間なのだが。

  まさか、この状態で放置するわけにもいくまい。


  ベリントン伯爵のように、融通がきかなくて、根がマジメな彼だからこそ。

「あー ……… ボクの魔法、効き過ぎたのかなぁ……」

「……… 俺、は ………」

「おーい、レニアス? 大丈夫? 演奏が終わったのは わかってる? 大歓声、聞こえてた?」

「俺は ………」


  これでもかと、ピアノで煽ったのは 自分だ。 多少なりとも、責任はある。

「…… もー、酒場まで連れて行っちゃうぞ? …… あ、案外 それもイイかも」


  お坊ちゃま育ちを 場末の酒場に連れて行ったと知れたら、大問題なのだが。

「ま、これも 人生経験の一環ってことで。 どうせ、新たな扉を開いたなら、とことん 《知らないモノ》、吸収してみたら?」

  イイか 悪いかは、後で判断すればいい。


「よし、課外授業と思って! ね! ほら、行くよ、レニアス!」

「えっ、はっ?」

「楽器は ロッカールームの奥に置いておくとして、キッチンからは離れているから なんとかなるでしょ」

「だから、何が ……」

「まさか、いきなりホールに立たせるわけにもいかないけど、キッチンも 向いてなさそうだし …… あ!」


  試験やら 何やら、忙しすぎて忘れていたが。

「今日は 生演奏の日だった! これは まさに絶好の機会じゃないか~ フフフ」

「ル、ルシフェル・ターナー?」

「レニアス、一応 確認しておくけど」


  ――――― クラシック以外に、弾ける曲ある?


※  ※  ※


  ルシフェルのバイト先である酒場は、週に一度、席の中央に置かれた 古びたピアノでの 《生演奏サービス》を実施していた。

  もちろん、ルシフェルが入る前には なかった行事だが、せっかく置かれているのならと、ルシフェル自らが買って出て、行うことになってからは 客足も伸びている。


「マスター、今日は 助っ人を連れてきたんで、よろしく!」

「何だ~、えらく男前の ニィちゃんじゃねーか!」

「そうだよー、いい所の お坊ちゃんなんだから、何かあったときは バズ先輩、救助頼みますよ~」

「おー、まかしとけ!」




  試験という一大行事あとで、心身ともに疲れ切っているはずなのに。


「……… えーと、なんか、ごめん。 まさか、ここまで 弾いてくれるとは思ってなかったんだけどね?」

  その日、最後まで、レニアスは酒場での演奏を続けたのである。


「……… さすがに、今日は 疲れた」

「途中で 抜けてくれてもよかったのに、律儀に最後まで ボクに付き合うからじゃないか!」

「君が、やめようとしないから」

「ボクは これが仕事なんだから ……… って、お家の人、心配してるよね!? どうしよ、ボクも行って、謝るから!」

「……… いや、時間に関しては、それほど ――――」

「マスター、今日は これで帰ります!」

「おー、お疲れ~」 

「いや、だから ……」


※  ※  ※


「まあ、こんなに遅い時間まで 一緒に過ごしてくれる 《お友達》ができて、嬉しいわ!」


  日付が変わろうとしている時間に 帰宅した息子と、連れの ルシフェルに対して、予想外にも、彼の母親は、嬉しそうに 暖かく迎えてくれた。

「まあ、まあ、どうしましょう、お母さん 何にも用意していないわ」

「落ち着いて下さい、もう 夜も遅いので」

「そうね、でも、そうよね、残念だわ。 次は、いつ 来てくれるのかしら?」

「……… え?」

「……………」


  まさかの、《お友達認定》されてしまったりと、いろいろとありながらも。



  夏休みを 目前に控えた、音楽科 試験最終日。

  こうして、二人にとっての長い一日は、ようやく終わりを告げたのである。

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