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第六話

アルテミア軍に見習いとして入隊して、アルトリア・ペンドラゴン騎士王の弟子になって一年が過ぎた

孤児院の皆に入隊した事を話したら、皆でお祝いをしてくれた

メルアさんは心配してくれてたな


そんでアルトリアさんには一人娘が居た。名はアランちゃんだ

今年で5歳になる・・・俺の1つ下だな

アルトリアさんを小さくした感じだ

お母さんに似て美人になるだろうな♪

よく俺の隣で木刀を振っていた

将来はお母さんの用になりたいらしい

旦那さんは昔に病で死んでしまったらしい

アルトリアさんの稽古はマジ辛いですorz

毎回真剣で斬り合うんだぜ?

訓練と称して獣(熊・狼など)の群れに投げ込むんだぜ?・・・襟首を掴んでヒョーイって感じでorz

そんで今は・・・・・・


「グギャァァ!」


「グガァァァ!」

「師匠!助けてくださいよ!」


「駄目だ!訓練だ!」


ゴブリン五体と対決中♪

ゴブリンは小柄で、剣を持った成人(18歳)男性なら倒せる強さだ・・・成人男性ね?俺六歳♪


「今までは獣だったのに、いきなり魔物ですか!?しかも一体じゃなくて五体って可笑しいですよ!!」


円型の闘技場のような場所で逃げ回ってます

アルトリアさんは、観客席のような崖の上から見ているだけです


「逃げるな!逝け!」


訂正!俺を殺す気だ!


「字が可笑しいですよね!?」


「何を言っている?ほら、追い付かれたぞ?」


「フオォォォォ!!」


急いで頭を下げる

その瞬間、棍棒が頭の上を通っていた

あぶねーー!!


「クッソー!」


腰に横向に装備している短剣を抜く

そして振り返りざまに、短剣で棍棒を振ってきたゴブリンに、斬り上げを放った


ザンッ


「ギャァァ!」


浅い!浅く斬りつけただけだ

また反転して逃げる


「何をやっている!追い討ちをしろ!」


ムチャを言うなよ!


「すー・・・はー・・・」


逃げながら気持ちを整える・・・うし!

頑張ってみるか!

身体中に魔力を通わせて、身体を強化する


「ふっ・・・せいっ!」


正面にある壁を蹴って無理矢理方向転換をする

ゴブリン達は俺が今までと違う行動をしたので、驚いて固まっている

その瞬間を見逃さないで、斬り付けたゴブリンの首を切り裂いた


「ガッ・・・」


1つ!


「うっ、りゃぁぁ!」


殺したゴブリンを倒れる前に、壁にして二番目居たゴブリンの両目を横一文字に斬りつける・・・殺してないけど2つ!


「グギャァァ!」


ヤバいヤバい!

囲まれた!


「光よ!」


短剣を地面に突き立てて、勢い良く両手を合わせる!

その瞬間に両手が光った

軽い眼眩ましになるくらいの光だ

俺って魔法具無しで魔法が使えたんだよね♪

コレがわかった時、アリトリアさんめちゃくちゃ良い笑顔だったよ・・・S的な

そんな事より、直ぐに離れて魔力を右手に集める


「ふぅ・・・くうぅ!」


光魔力と闇魔力を原型のまま5:5で圧縮していく

サッカーボールくらいの光・闇魔力を野球ボールくらいまで圧縮する・・・あまり圧縮出来ないな


「くら・・・えーー!」


左手を突き出して、右手を引く

突き出した左手を引きながら、右手を突き出した


【クロス・リベリオン】


ゴゥッ!


光と闇がうねりながら、ゴブリン三体を飲み込んだ

そして、ドーム状に光と闇の魔力が広がった


「やればできるじゃないか」


前屈みに倒れそうになる俺を、アリトリアさんが支えてくれた


「今凄く眠いです」


「そうか、帰りは私が送るからゆったりと寝ろ」


ゆったりと閉じていく瞼が閉じる前に、美しく微笑んでいるアリトリアさんが見えた気がする




「起きろ!」


「グハッ!」


痛い!身体全体が痛いぃぃ!!

まさか投げた?受け身がとれないのを知ってて投げた?


「起きたか?全く何時まで寝てるんだ?」


城に帰ってきたみたいだな

それにしても腰が痛いな?・・・まさか帰りずっと担がれてた?


「おう!アリトリアじゃねぇか!カムイの調子はどうだ?」


起き上がった時に、ドゥワンさんが着た

その後ろにはクロードが付いて着ている

所々ボロボロだ

訓練後かな?


「ダメダメだな。ゴブリン五体に20分もかかっている」


俺を睨みながら言うアリトリアさん


「ゴブリン五体って・・・充分じゃね?六歳なんだし」


俺を憐れんだ目で見てくるドゥワンさん

あんたは良い人だ(泣)


「駄目だな。せめて5分で勝たねば・・・それにカムイは20分のうち15分は逃げてたんだ。戦ったのは5分だけだ。始めっから、ちゃんとやっていれば直ぐに終わった」


「ほ~、それは凄いな」


俺を面白そうに見るドゥワンさん

小さい声で「クロードにもやらせてまるか?」と呟いているのが聞こえた

それを聞いたクロードはカダカダ震えだした

基本ドゥワンさんは負けず嫌いだから、俺より多くのゴブリンと戦わせようとするだろうな・・・クロードご愁傷様


「今日はもう終わりだ。明日に備えて休んでおけ」


珍しいな?いつもは暗くなるまでなのに

因みに今は昼を少し過ぎた時間


「はい!」


「クロード、俺らも終わりだ」


「はい!」


クロードも終わりか

アリトリアさんとドゥワンさんは話ながら行ってしまった


「・・・どうすっか?」


どうしようね

まぁ、まずは


「昼食にしよう!」


「そうだな♪」




「カムイ達も昼食?」


食堂に行ったら、ミルキィが居た


「まぁな」


「ミルキィはもう休み?」


俺らはミルキィの座っている席に、食器を持って移動した

今日は肉料理だ!

クロードがウキウキしながら食堂に向かってたから、何となく予想は出来ていたけど

ミルキィはトマトジュースを飲みながら俺らを待っていた


「最近トマトジュースばかり飲んでるな?」


クロードの言う通りだな


「なんか好きになっちゃったんだもん」


頬を膨らませながら抗議するミルキィ


「それから歯がムズムズするのよね」


生え替わりか?


「吸血鬼なんじゃね?」


「そうかなぁ?」


・・・へ?魔人じゃないの?


「どうゆうこと?」


「ん?」


「ミルキィって魔人じゃないの?」


「魔人でも色々いるのよ?サキュバスとか吸血鬼とか・・・」


「獣人の犬耳、猫耳、兎耳とかと同じだよ」


白人、黒人とかと一緒かな?


「じゃあ、鬼人は?」


「一般が赤鬼、青鬼だな」


「へ~、色々あるんだな・・・クロードは何鬼?」


「鬼火が使えるから炎鬼じゃない?」


「かもな」


一区切りに魔人・鬼人・獣人と言っても沢山あるんだな

始めて知ったぞ?


「この後、初級のダンジョンに行かない?」


ダンジョン?

迷宮の事か?

初級って事は人工迷宮か

人工迷宮は初心者の為に作られた迷宮だ

基本は魔族の代わりに獣が居る

森の中にあるから獣達の巣になっている

だっけ?


「そうだな!俺も鬼火が強くなってきたんだぞ?見せてやるよ!」


意気込むクロード

属性の土魔法はどうした?


「じゃあ、決まりね♪」


俺の意見は?


「・・・未成年だから師匠達か、保護者のガロンさんに許可貰わなきゃ」


未成年(18歳未満)は大人の許可を貰うことが決まりである


「そうね。ガロンさんでいいかな?」


「師匠達は用事があるみたいだったからな」


「じゃあ食べたら行こうか」




食べた後、ガロンさんに許可を取りに行ったら「無理をしないならいいだろう」と言われた

迷宮はそれぞれによって階がちがうみたいだ

今回行く迷宮は十層まであるようだ

今は迷宮入り口だ


「じゃあ行くか!」


「おう!」


「うん!」


俺らは張り切りながら迷宮に入っていった



中は思ったよりも荒れてないな


「思ったよりも明るいな」


人工の為か所々に明かりがある・・・っ!!


「おい!」


「アースニードル」


俺の掛け声でクロードが動いた

右足で地面を踏みしめた

その瞬間、角から熊が現れた

クロードの足下から岩の槍が生えて熊に襲い掛かった

熊はコッチに気が付いて、後ろ足で立ち上がったので狙いが外れた


「シャドーフレイム!」


ミルキィが熊に向かって黒い炎を投げつけた

黒い炎は熊の頭に当たり、激しく頭“だけ”を燃やす


「二人共、時間稼ぎありがとう・・・デスサイズ!」


俺は自分の身長以上ある鎌を影で創り出した

そして熊に近付き、左右半分に斬り裂いた・・・ミルキィが放った黒い炎に当たらないように


「ずる~い!」


「ああ!」


悔しがる二人


「まぁいいじゃん。それよりもミルキィって火魔法使えたんだ」


「俺も気になった!」


俺とクロードは、属性が闇の筈のミルキィが火魔法を使った事が疑問みたいだ


「元々は師匠のオリジナルだよ」


結構自分で魔法造る人も居るって聞いた事あるな

俺のデスサイズも師匠であるアリトリアさんのオリジナルだったから

因みに“属性魔力をそのまま武器にする”だ

デスサイズは闇魔力を武器にしたものだ


「師匠は“自分の属性に他の属性の効果を付加させる”だよ」


さっきのは、闇魔法に火の燃える効果を付加させたのか?

ドゥワンさんはどんなオリジナルだろう?


「ドゥワンさんは?」


気になったから聞いた


「さっきの見ただろ?“手が使えなくても使えるようにする”だ」


なるほど


「カムイのは?」


次は俺か?

師匠のオリジナルを説明しながら先に進んだ





その後も順調に進んで迷宮をクリアした

特に危なくも無く、奥にある宝を取って帰った

人工迷宮はクリアしたら、陛下に報告する義務がある

じゃないと次入った人の為の宝が無いからね



今回手に入れた宝

精霊との契約書×3


効果

精霊の加護を受ける

無詠唱でも低級魔法が使えるようになる

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