プロローグ 英雄への憧憬
初投稿
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龍神大戦記
かつて人に恵を与えていた龍神がいた。彼之神は長い年月を経て自分の役割を忘れ、人に害をなす存在となった。邪に堕ちた龍神を討つため立ち上がった1人の人間とその仲間、二柱の神、四匹の聖獣、様々な生き物たちが協力し、犠牲を出しながらも最後には龍神を討ち取った。
人々は彼のことを「英雄」と呼ぶ。
(神歴1000年1月1日)
現在-(神歴2000年1月3日)
雲乗竜変の命は目の前の少女と首に斧を当てている背後のメイドに委ねられているのだった…
〜遡ること2日前〜
「もう俺も18歳かぁ…早いもんだな」
1月1日というお年玉と誕プレを一緒にされ少し悲しい思いをする日に生まれた雲乗竜変は1人布団の中で好きな本を読み耽る。
「英雄、俺もなりてぇなぁ」
俺はそんな戯言を言いながら起きた後の自分に全てを託し眠りにつくのだった…
ビリッ…電気が流れたことで脳が覚醒する。
「[電気魔法目覚まし]これ買って正解だったな。目覚めがいいといい一日が送れる気がするわ」
いつも通りに顔を洗い、朝食を食べ、歯磨きをする…いい加減飽きてきそうなレベルの日常だな。
暇だ。暇すぎる。そうだ神社でも行こう。
そんなノリで家を出たが街のクソ離れに家があるため神社まではかなりの距離がある。
「人はいないし、アレ使っちまおう」
《変化:跳躍脚》
【能力:変化】によって足にバネの性質を持たせて脚力を上昇させる…我ながら天才的な能力の使い方だな。移動楽すぎ…変化サイコウ
しかし「魔力」的にも《能力:変化》の性質的にも力を使い続けられるわけでもなく…
(もっと良い使い方考えないとなぁ)
結局約1時間ほどを経てようやく神社に辿り着いた。普通に疲れた。
しかし、不自然である。
「元旦だってのに人少なくないか?」
本来なら人でごった返すほどに盛り上がる元旦でありながら異常なまでの静けさ、行事事が一切ない時よりも少ないほどである。
流石におかしい、何があった?周りに注意しながらとりあえず参拝しに行こう。
「……食糧不足が…」
「…の倉が閉鎖……」
「新しい南家の当主が…」
大体のことはわかった。俺の知らぬ間にここら一帯を治めている南家の当主が変わっいたらしい。
うん、知らない!家から出ない弊害が、
まぁそんなことは置いておいて…その新しい当主に問題があるのか、食糧の保管倉庫が閉鎖され深刻な食糧不足に陥っているらしい。
「おっ賽銭箱あった。とりあえずお詣りしとこ」
一礼…2拍手だっけ?多分あってるだろ。
(えいy……夢が叶いますように)
もう18歳だ。英雄になるなんて幼稚な願いはやめて夢の実現を願うべきだよな。
え?夢が何かって?
英雄になることだよ。(迫真)(圧倒的矛盾)(思考放棄)
はっ!頭がおかしくなってた気がする…きっと気のせいだろう。そう言うことにするんだよ。自分に言い聞かせながら帰路につくのだった…
「てか買い出しも兼ねてのつもりだったのに食糧難かぁ。ついてないなー」
正味まだ買いだめしてたカッ◯ヌー◯ルがだいぶ残ってるから生活には困らない栄養なんて知らない。
そんな事を考えながらもなんとなく市場には寄ってしまった。
「誰か倉庫の閉鎖解いてくれよ!」
「南さんは何をしてるんだ!誰か行ってこいよ!」
買いもしないのに寄るもんじゃなかったな、しょうがないとはいえ人の不平不満が飛び交う場所にいるのは疲れる。それじゃさっさとかえr……
「誰か悪政の南家を倒してくれる『英雄』はいないのか!」
「……英雄…」
「『龍神大戦記』の『英雄』が今もいたらなぁ!」
「英雄……!!!」
〜現在日時から1日前〜
そんな英雄って言われたいからってほんとに南家に喧嘩売りにいくやつなんて…
います。
ここにいます。
一晩悩みまくったうえで行く結論を出したバカがここに!
「やっぱやめとけばよかったかなぁ…」
そんな弱気な言葉を天南山を見上げながらつい口から出してしまっていた…
テッテレー!
今回は天南山の恐ろしさについて解説するぜ!
ゆっ◯りしていってね!
(どこからともなく2種類の声を出す)
天南山はイザナミ国の最南端に位置している山で標高は8000mを超えるぜ。
8000m!そんなのどう考えても登れるわけないじゃない!(裏声)
安心するのぜ!南家の人もバカじゃないから1000m付近に屋敷が建っているんだぜ。
ほっ、これから8000mも登るのかと思ってびっくりしちゃったじゃない。
でも1000mなら余裕で行けるわね!(裏声)
その判断は早いぜ霊◯。天南山の恐ろしさは他にもあるんだぜ。
高いだけじゃないの!天南山恐ろしいわね…他にはどんな危険があるのか教えて魔◯沙!(裏声)
実はな、天南山には危険な『怪異』が多く潜んでいるんだ。
『怪異』!?…その『怪異』って言うのはどんなものなのかしら…?(裏声)
簡単に説明すると危険な『モンスター』みたいなものだぜ!実際に『モンスター』と呼ばれることもあるんだ。
『モンスター』なら私でもわかるわ!というかそんなのがいるなら国が対処しなさいよ!(裏声)
一応、国は『冒険者協会』を設立して『冒険者登録』をした人達にモンスター討伐の依頼をしているぜ!
強いモンスターになってくると『天晴騎士団』が対処することもあるんだ!
また知らない言葉が出てきたわね…今回は聞かなかったことにするわ。
そんなことより、天南山に登るってことは竜変は冒険者ってことよね!冒険者…私も憧れるわ!(裏声)
……
魔理◯?(裏声)
今回はこの辺りで終わりにするぜ!
えっ!ちょ…(裏声)
ご視聴ありがとうございましただぜ!
今ゆっ◯り解説が流れた気がするがそれは置いておこう…
とりあえず来てしまったからには仕方がない!
登るぞ天南山!待ってろ南家!!!
Q竜変君は冒険者登録しているんですよね?
A…(沈黙もまた答えなり)
次回から天南山編が始まるぜ!
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追記
5000字で毎日投稿してる人ってなんなんですかね?(真顔)