政界再編
数で押し切られる政治ならと、今後は野党の中で党を移動する議員が増えるかもしれない。政党から抜けて自由に行動できるのは、総理経験者など大物で政権への口出しを、はばかられる議員たちだけだ。そうなると、どこかの政党に属しておく必要がある。その時に魅力的なのは、『れいわ』だろう。
感染症が危険なのは、オリンピックよりパラリンピックだ。障害者にとっては通院やリハビリといった空間が必要で、感染のリスクは高い。
『れいわ』の議員も感染症対応で活動制限をしいられる。そこに鞍替えできれば、小なりといえど政党だ。国会での発言も可能だ。ただ、党の代表が独自の政策に固執するなら、拡大は難しい。個人的に共産党との確執があるならともかく、でなければ身動きの取れない巨大組織よりはいいと思える。
『鶏口となるも牛後となるなかれ。』
与党なら牛後でもいいかもしれないが、いまや野党にとっての牛後は息苦しいに違いない。