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白の黄昏  作者: 茅咲玲衣
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学校生活の初めとクラスメイト

学校に着くと活気で溢れていた。それもそうであろう。高校生活のスタートが切られるのである、高揚しないわけが無い。


「おーす、幸樹。お久〜」

という声に振り返ると中学時代の友人の柳谷陽太がこっちに駆け寄ってくるのに気がついた。

「おはようございます、陽太」

と相槌を返す。その後少し世間話をした後校門の掲示板に書いてあるクラス分けを見に行った。運良く俺も陽太も3組だったため内心ホッとしていた。


「じゃあ行くか」

「はい」

と2人で自分のクラスに向かった。

「.....」

(誰かいたような気が...)

「おーい、速くしないと置いてくぞ〜、幸樹」

「はーい」

という視線を感じながら。


あの後1~2時間経過し始業式も終え、今はクラス内での自己紹介に移っていた。

「次は、海城君、君の番だね」

と担任の先生が俺に声に応じ、自分の席から立った

「海城幸樹です。よろしくお願いします」

と挨拶と自己紹介を済ませると

「何人ですか〜?」

という質問が飛んできた。え、質問が来るなんて聞いてないよ。

「日本人です。髪色とかはアルビノなだけですので」

と回答すると周りがざわつき始めた。これだからこの体質は嫌なんだ。


と順々に進んでいき先生からの行事連絡も終わり、下校することになった。

「あの、ちょっといいですか?」

とクラスメイトの女子が話しかけているのが分かった。「どうぞ」と言葉を返しながら次の言葉を待った。しかし、相手側がいいづらいのか押し黙ってしまう。こうしているうちに人が集まってきてしまい、ようやく口に出したのが、

「一旦場所変えましょうか」だった。


場所を変えて来たのが屋上だった。黄昏色の夕焼けが綺麗だなって空を見上げた後、クラスメイトに顔を向けた。

「多分お父さんの方から聞いていると思います。園崎真理です。これから家族としてよろしくお願いします!!」


「...はぁ!?」

と彼女の言った言葉に素っ頓狂な言葉しか返すことしか出来なかったのだった


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