とりあえず魔王城をめざそう!
「はい!とゆうわけでやってきました魔王城!!」
「どこが「はい!」なんですか隼人様?全然状況読めませんけど。と言うか誰に向かって話し掛けてるんですか?もっと隼人様は私を見るべきです!目の前に美少女が居るんですよ?」
「え?何だって?」
「聞こえないフリしたってダメですよ!」
…ちなみにサブタイトルで察してくれ。魔王城までの道のりは端折った。特に何も変わった事も無かったし特に反省も後悔もしてないぞ
「いや?別に聞こえてなかった訳じゃないぞ?聞こえてて敢えて聞こえないフリしたんだぞ?」
「あぁ、そうなんですか。…ってもっと酷いじゃないですか!」
「はいはい。さて、と乗り込むぞー。えい、えい、おー!」
「お、おー。」
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「てな訳で入ったのはいいけどいきなり兵士に囲まれたわ。」
「当たり前ですよ!正面から堂々と兵士を薙ぎ倒しながら入ったら囲まれるでしょう。でも隼人様がなんとかしてくれるでしょう?してくれますよね?」
まぁそうなんですけどね?よく分かってらっしゃる。
あ、隊長らしき奴が前に出てきた。
「おい、貴様らぁ!今すぐ投降するなら苦しまずに殺してやろう!抵抗すると言うなら苦痛にもがき苦しみながら殺してやろう!!」
殺意が高いなぁ。どちらを選ぶにせよ殺すのか…。じゃあ…
「嫌だね。そうだなぁ、あ!あれ使ってみよう。【聖拳術・エクスカリバー】...おらあっ!」
スキルを発動して光り始めた腕を振りかぶり、光った腕で近くに居る相手をぷん殴ったら粉々になったわ。
しかも拳圧で近くの壁も吹き飛んだな。すげー威力だなぁ。
見晴らしも良くなったし、リフォームって事にしておこう。
…...ハァ。どんどん俺の人外化が進んで行く。
「凄い威力ですね。私も吹き飛ばされるかと思いましたよ?慌てて結界張ったんですから。褒めてください隼人様。」
「あぁ、すまんな、俺もこんなに威力が出るなんて全く思ってなかった。」
さて、とじゃあ魔王。倒しますかー。