意識が戻ったんだが…
…ゆっくりと意識が覚醒していく。
「ふふふ......隼人様のお身体。べろべろ。ふふっふふふっ。」
不気味な声が耳元で聞こえ、なんだか身体に違和感を感じる。
「んふふ。隼人様のムキムキな筋肉最高です! ……ふへへへ。」
んん?んんん?スッと目を開く。俺の腹の上にまたがり、舌を出した状態のアミカと目が合う。
「今すぐ俺から降りろ。それからそこに正座。おーけー?」
少し威圧しながら有無を言わせず早口でまくし立てる。高速で何度もアミカが縦に頷いた。
素直に反省しているようだ。許してやろうかな?
「やっぱり気が変わった。死ね」
命令している時に気づいた。服を脱がされてる。人が気絶してる時に何してくれてんだ。ゆるさん。アミカの綺麗な顔に思いっきりアイアンクローを決める。気分は最悪だけど何故か体の調子は良い。
「い、痛いです。止めてください隼人様ぁ!? あ 頭が、頭が割れますっ!?そ、それに進化したんですし。お身体に異常はないかと思いまして。け、検査!そうです。検査していただけなんです!そ、それに目も覚めたところですしお身体の方に異常はありませんか?」
露骨に話題をそらしてきやがった。喋らなければ超がつくほどの美少女なんだがなぁ。
まぁいい。今回は許そう。今回は。ちなみにアイアンクローはやめない。許しはするがお仕置きをしないとは言っていない。取り敢えず進化後のステータスが見たいのでステータス画面を開く。
......ファッ!?