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英雄の子の手記  作者: 小山内キッド
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英雄の子、水に沈む

英雄の子はエリスに連れられて不思議な空間へ。

しばらく歩いているとエリスが立ち止まった。


「ここにしましょう」


エリスが水面に手をかざすと大きな魚が現れた。

「さあ乗りましょう」

「ああ」


私たちは魚の体内に入り深い水の底へ潜っていった。

その空間は静かで生き物の中にいるとはとても思えなかった。


「なんだか寒いな」

「あら、フィナンシェは寒がりなのですね」

「そのようだ」

「外套を用意いたしますわ」


エリスが何事かつぶやくと何かが転がる音が聞こえ、すぐそばで止まった。

私たちが入ってきたのと反対の壁が開き大きな卵が入ってきた。

バキバキという音とともに卵が割れ、コートを持ったウサギの化け物が現れた。


「エリス、元気だった?」

「ええ、元気ですよ。さ、フィナンシェに外套を」

「ほいほい」


私はそいつからコートを受け取ると腕を通した。

「ありがとう。ええと」

「僕はビビ!エリスの召使いだよ」

「よろしく、ビビ」


それから私はエリスとビビの振る舞う料理に満足しいつの間にか眠ってしまった。

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