表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

1日目 家出

「いつも!いつも‼︎いつも!‼︎煩いんだよ‼︎お前なんか嫌いだ!大ッ嫌いだ‼︎‼︎お前なんかもう死んでしまえ‼︎‼︎‼︎」

 俺はもう家を出る、こんな所二度と帰ってくるもんか‼︎

「待ちなさい!」

 止められるのも聞かず俺は家を飛び出した。

 走る

 ただ、ただ、自由になりたくて、

 あてもなく。

 ただ、ただ、走った。

 周りの景色が流れていく。

 気持ちがよかった、日々の鬱憤から解放されたようで。このままずっと走っていたい。どこかいいところに着くまで。


 しばらく走っていると海が見えてきた。

 とても綺麗な海だ、夕陽の赤がより綺麗に見せている。無性に泳ぎたくなってきた。もう何も俺を縛らない。泳ぐ泳ぐぞ‼︎‼︎‼︎

 ………しまった。水着を持ってきていない……

 まあ裸で泳げばいいか、遠い先祖は服なんてもの着ていなかったんだ。俺だって着なくてもいけるさ。

 魚がウニが底が見える。こんなに綺麗な海がこんなに近くにあるなんて家に閉じ込められたままじゃ絶対気付けなかっただろう。

 海に浮かんで空を見て、そして思う。

 《俺は自由だ》

 不意に近くの家から声が聞こえる、怒っている声、泣いている声

 泣くぐらいなら出て行けばいいのに、そうすれば俺のように自由になれるのに。


 しばらく泳いでいると陽が沈んで辺りは暗くなってきた。

 海から上がり、着ていたシャツで体を拭く。

 喉が渇いた。辺りを見回すと浜辺の先に自販機があった。荷物を持って自販機に向かう。

 ………しまった……財布がない…家に置いてきてしまった…

 どうしようか………そうだ、たまに小銭が落ちていることがある、それにかけよう‼︎

 周りを探すと100円玉が2枚落ちていた。

 ラッキー‼︎!これで飲めるぞ。

 さあ、何にしようか。金がない今、なるべく安くて少しで潤うようなものにしないと。

 金を入れて自販機見るとスポーツドリンクが目に入ってきた。確かスポーツドリンクは人の細胞の水圧かなんかと同じになっていて吸収されやすいんじゃなかったか⁉︎

 勢いよくスポーツドリンクのボタンを押す。

 スポーツドリンクを取り御釣りも取る。

 そして飲む‼︎体のすみずみにまで水分が行き渡るのがわかる。

 ああ、気持ちがいい。こんなに美味いなんて、最高だ。

 喉の渇きが癒えると途端に眠気がきた。今日はもう寝よう。

 近くにあったベンチに寝転がった。

 腹が減ったな〜明日起きたら飯を探そう。

1日1本頑張ってみよ〜


9/14(投稿翌日) 追記

1日1本は無理があった。時間がない日もあるんだなぁー

1週間に基本2本最低1本に変更〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ