約1年以上の間、更新されていません
あなたのページを見る
そこにあるのは
「約1年以上の間、更新されていません」のメッセージ
あなたのページを見つけたときは
半年以上更新されていませんだった
そこには今も
あなたの叫びがあふれている
好きだった男子のこと
何より大切だった女子のこと
心を病み始めた頃に叫んで
そのあと
きっと気力もなくなって
うち捨てられていた連載が
「約1年以上の間、更新されていません」の文字と一緒に載っている
あなたのページにあふれている
あなたの叫びは
今も血を流しているように
みずみずしい
それなのに
あなたは
小さい白い箱の中にいて
もうつぶやくこともない
それなのに
あなたのページを見ていると
いつかまた
あなたが更新しそうな気がしてしまう
本当は
どこかにいて
更新するって信じたい
異世界に転生してるって思いたい
幸せにチートライフを生きてるって思いたい
生きてて欲しい
いつか
「約1年以上の間、更新されていません」の文字が消えないかな
娘の詩集には「5年以上更新されていません。」と書かれていました。
娘に最後に「いってらっしゃい」と声をかけてから
もうすぐ5年になるのです。
娘と別れた頃より
泣いている回数が増えた気がします。
あの頃は
何もかも信じられなくて
現実感がなくて。
泣いたら
本当に娘に会えなくなるような気がして、
泣かなかったら
元気になってくれる気がしていて
今
こんなに毎日泣いてるのは
あなたの死を受け入れようとしているのでしょうか。
そんなのイヤです。
あなたが死んだことを受け入れるのは
イヤです。
あなたの心臓が止まっても
あなたの遺体を燃やして
お墓に骨を納めても
あなたに会いたいです。
あなたにあいたいです。
ただ
抱きしめたいです。
大好き。
生きていてくれるだけで良い。
会いたいって。