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妹虐めをやめろ? クズを鞭打つことの何がいけないの?

作者: 満原こもじ

 ザイリーン・オークロックス公爵令嬢は教養・気品・美貌・家格を高水準で備えている令嬢だ。

 トーラム王国第一王子である僕エリオットの婚約者でもある。

 だからこそザイリーンが妹を虐待してるなんて、最初は信じられなかったのだ。

 完璧に近い令嬢だと思っていたから。


 助けてくださいと必死の形相で縋りつかれたのは、たまには趣向を変えてとザイリーンの家を訪問した時だった。

 プロステアと名乗ったその可愛らしい令嬢は、ザイリーンと血を分けた妹だという。

 オークロックス公爵家にはもう一人娘がいたのか?

 聞いたことがなかったが。


 確かによく見ればザイリーンに似ていた。

 しかしいかにオークロックス公爵家に僕の後ろ盾としての力があると言っても、妹を虐待するような令嬢が、僕の婚約者に推されるはずがない。

 父陛下は何らかの理由で、プロステアを無視する判断をしたのか?

 あるいはプロステアの言っていることが誇張あるいは妄想に過ぎないのか?

 僕はザイリーンとプロステア、オークロックス公爵家の闇について調査を開始した。


          ◇


 ――――――――――王宮にて。ザイリーン・オークロックス公爵令嬢視点。


「どういうことなんだ? 君の口から聞かせて欲しい」


 婚約者であるエリオット様とは、ここのところしばしばお茶会で語らっております。

 実は婚約が成立したのは数年前なのですけれど、その後もエリオット様のことをよく存じませんでした。

 妹プロステアの病気のこともあり、わたくしは領地にいることが多かったですからね。

 

 最近ようやく打ち解けてきたかなあ、と思っておりました。

 でもこんなふうに詰め寄られるのは初めてです。


「エリオット様があの子……プロステアのことを御存じだったとは」

「この前公爵邸に遊びに行ったろう? プロステア嬢に助けてくれと言われたのだ」

「ああ、あの時ですか。絶対に外に出すなと言ってあったのですが」


 ちょっと目を離した隙にエリオット様に接触したのですか。

 失敗でしたね。

 まああの子も必死なんでしょう。


「どうして外に出さないんだ? というか、プロステア嬢のことを知っている者がほとんどいないのは何故だ? 君の妹なんだろう?」

「妹でしたね。いえ、妹です」


 苦い思いがあります。

 当時のわたくしがバカでした。

 ものを知らないということは罪です。


「あの子のことを知る者がいないのは、単純に公表していないせいかと思います」

「公表しない理由は? おかしいだろう?」

「オークロックス公爵家の事情なので……」

「異母妹だからか?」


 険しいお顔です。

 驚きました。

 エリオット様は随分あの子のことを気にしているようです。

 何故でしょうね?

 あの子は可愛いからでしょうか?


 プロステアは父のお手付きになった侍女の子でした。

 でもそんなことは関係ないです。

 他にきょうだいがいなかったということもあるのでしょうが、わたくし達はとても仲のよい姉妹でした。

 

「異母妹でしたね」

「だろう? 異母妹を嫌う心情は理解できなくもないんだ」


 やはりエリオット様は勘違いしていらっしゃいます。

 母が違うからといってプロステアはただ一人の血を分けた姉妹です。

 嫌う理由になりましょうか。

 とても可愛がっていたのですよ。


「たった一人の血を分けた姉妹だろう?」

「……それをあの子が口にしたのですか?」

「えっ? うむ」


 許せないですね。

 わたくしはプロステアを愛するからこそ。

 あの子のことを許せないのです。


「ザイリーン、君のしていることは虐待だ」

「虐待。はい、そうかもしれません。躾との区別が曖昧ではありますが」

「躾と言い張るのか?」

「自分としては躾のつもりでした」

「君はプロステア嬢のことを鞭で打っているだろう? それが日常だと」

「はい、間違いありません」


 あの子に言い聞かせるためには鞭が一番ですから。

 恐怖に顔が歪みますものね。

 あの子の躾に必要だと信じておりますが、エリオット様には御理解いただけないようです。


「何という……亡き公爵夫人がプロステア嬢の母を大層憎んでいたことは知っている」

「さようなこともありましたね」


 わたくしがあの子を憎んでいる理由とは全く関係がありませんけれどもね。


「プロステア嬢はオークロックス公爵家の籍に入っているんだ」

「籍?」


 少々意表を突かれました。

 なるほど、エリオット様はあの子の籍まで調べたのですか。

 お父様も甘いこと。

 プロステアの籍を抜いていないなんて。

 感傷があるのかしらね。


「貴族籍にある者を鞭打ちするなら、それなりに理由が必要だ。プロステア嬢は鞭打ちに値する非を犯したのか? それをザイリーンは証明できるのか?」

「……」


 そういう論法で来ましたか。

 困りましたね。

 非があるかないかで言えば、あの子には死に値する非があります。

 しかしそれを説明することは、オークロックス公爵家の誇りにかけてできません。

 証明することもまた……。


 いえ、宮廷魔道士に相談すれば証明は可能なのかもしれません。

 しかしエリオット様の疑惑の目。

 婚約者であるわたくしを信じてくださっていません。

 にも拘らず、あろうことかあの子に同情しています。


 ため息を噛み殺します。

 わたくしが婚約者としてまた妃として、エリオット様をお支えするのは難しいのかもしれません。

 と言いますか、気が失せてしまいました。

 あまりの愚かさに。

 ……おそらくは王家の調査も中途半端なのでしょう。


「証明できないのなら、僕の方でプロステア嬢を保護する。今更籍を抜いてもムダだ!」

「はい、了承いたしました。父にもそう、報告しておけばよろしいですか?」

「む、いいのか? では頼もうか」


 お父様はどういう判断を下すのかしらね。

 考えていたより王家は隙だらけのようです。

 あの子を保護するようでは、トーラム王国の先行きは暗いと思いますよ。


「では、わたくしは失礼させていただきます」


          ◇


 ――――――――――王宮にて。あの子視点。


 私は第一王子エリオット殿下の手によって救い出された。

 ここまでは成功だ。

 うまく立ち回らねば。


「プロステア嬢を助けられてよかった」

「ありがとう存じます。本当に何とお礼を言ってよいやら」

「いや、僕の婚約者の地位にありながら、妹を虐めているなんてあり得ないからな。……これはまだ内密だが、ザイリーンとの婚約は解消する方向で父陛下と話を進めている」


 はっ、婚約解消か。

 いい気味ね。

 私を散々苦しめたザイリーンは破滅するといい……いけない。

 あいつが破滅することは望んでいないのだった。

 適当に苦しめばいい、これだな。


「私は殿下に勉強を教えてもらっているのも嬉しいのです。今まで学ぶ機会がありませんでしたから」

「いや、プロステア嬢は大変覚えが早い。頭がいいんだろうな」

「うふふ、恐縮です」

「来年王立学校に入学の年齢だろう? 十分に間に合う」

「あのう、王立学校に通わせてもらえるのでしょうか?」


 やや上目遣いで、どうだ?

 うん、効果がある。

 普通なら私に好意を持たせることができるのだ。

 天敵ザイリーンを除けば。


 本当にあいつは怖い。

 冷ややかな目で見つめて鞭で打って。

 何一つ通用する気がしない。

 でも私はエリオット殿下の権威を利用し、ザイリーンの元から脱出することができた。


「もちろんだ。僕が責任をもって請け負うよ」

「わあ、嬉しいです!」


 人の多いところに出られるのはいい。

 今までほとんど閉じ込められていたから。

 逃げ出しても必ず報復されたし。


 王立学校に通えるのか。

 将来の有望株が集まるところだ。

 楽しみが多い。


「……気が早過ぎるかもしれないが、プロステア嬢を僕の新たな婚約者にどうかと考えているんだ」

「えっ?」


 随分展開が急だこと。

 私にとって願ったり叶ったりであるけれど、反対者も多いと思う。

 だってプロステアとしての実績がないんだもの。


 冷静に考えて、同じオークロックス公爵家の娘ならザイリーンの方が上だわ。

 ザイリーンを廃して私を婚約者なんて、ちょっと通らないと思う。

 迂闊に受けてはいけない話だ。


 今はとにかく王立学校で実績を積むのが先。

 味方を多くしておかねば。

 何より天敵ザイリーンが恐ろしい。

 対抗する手段を備えておかねば。


「大変ありがたいお話ではありますけれど、私はオークロックス公爵家の庶子に過ぎません。エリオット殿下の隣は相応しくありません」

「何を言うか。プロステア嬢の母は公爵家に仕えていた侍女だったのだろう? イートン男爵家出身の」

「はい、そう聞いております」

「丸っきりの平民だと反対されそうだけどね。何と言ってもオークロックス公爵家の籍があるんだ。そう問題はないと思うよ」

「私はお姉様のような華もありませんし……。優秀でもないし、人脈もありませんから」

「プロステア嬢はやはり優れているな。よく自分が見えている」


 エリオット殿下が満足げだ。

 これでいい。

 本番は王立学校に入学してからだ。


「それにしてもザイリーンは許せんな。妹を虐待するなんて、全く貴族らしい行いと言えない。罰を与えなければ」


 うふふ。

 どんな罰を受けるのでしょうね。


「そうだ、修道院行きがいい」

「おやめください!」


 聖の気が溢れる修道院なんてとんでもない!


「エリオット殿下。お姉様だって悪いところばかりではないのです。私が近くにいたがために憎くなってしまっただけだと思います」

「む? 言われてみれば僕の婚約者に選ばれたくらいの令嬢だものな」

「罰を与えるなんておやめください。寒気がします」

「プロステア嬢は優しいな。君が許すつもりなら戒告処分に留めよう」


 ふう、危ないところでした。

 よく考えたら、私のせいで罰を食らったなんてことになれば、ザイリーンは何をしでかすかわからない。

 ぶるぶる、放っておくに限るわ。


「もう少し勉強を進めておきたいです。殿下、ここを教えてくださいな」

 

          ◇


 ――――――――――一年後。ザイリーン視点。


「王立学校はガタガタさ。あいつがエリオット殿下とその側近達、はたまた有力貴族の令息達を籠絡してやりたい放題だ」


 ニールが肩を竦めます。

 ニールはわたくしと同い年。

 身分としては平民ですが、オークロックス公爵家から見ると遠縁に当たります。

 かなり優秀なんですよ。


 わたくしがエリオット様と婚約したので、オークロックス公爵家を継ぐために養子に入ってくれたのです。

 エリオット様と婚約解消となった今、わたくしはニールと婚約ということになりました。

 ニールはあの子の事情についても知っていますので、とてもやりやすいです。

 

「でしょうね。私はあの子の能力を過小評価していません」

「わかってたことだけど、とっとと王立学校を退学したザイリーンはズルいと思う」


 婚約解消されたことを噂されるのが煩わしいということもありましたが……。


「わたくしが在学していると、あの子が羽を伸ばせないでしょうからね」

「えっ……まさかあいつにこれ以上やりたいようにやらせるのかい? トーラム王国がメチャクチャになるぞ?」

「そのつもりだ」

「あっ、義父上」


 お父様が入室してきました。

 お父様は臭わせるだけで明言はしませんけど、今の王家が気に入らないみたいです。

 あの子を送り込んで国を引っ掻き回し、あわよくば王家に取って代わろうという魂胆みたい。

 あの子の貴族籍を残しておいたのも感傷なんかじゃなくて、そういう思惑があったからかもしれません。

 悪い人。


 ニールがうろたえていますね。


「しかし義父上。あの悪魔を自由に行動させると、何が起きるか予想がつきませんよ」


 悪魔、というのは比喩でも何でもありません。

 あの子はプロステアの魂が失われた後、新たな魂としてプロステアの身体を乗っ取った悪魔なのです。


 わたくしが愚かでした。

 死病に苦しむプロステアを助けてくれるという契約を、あの子と交わしたのです。

 悪魔との契約に、代償がないなどあり得ないということを知りませんでした。

 まさかプロステアの身体を奪うつもりだったなんて。


 でもあの悪魔も愚かでした。

 プロステアの治療のため、最新医療を行っていることを知らなかったのです。

 すなわちわたくしの血をプロステアに輸血しているということを。

 ですからプロステアの身体を乗っ取っても血に縛られ、わたくしに逆らうことはできませんでした。


 わたくしを騙し、プロステアの身体を我が物顔に使う悪魔が憎かったです。

 存在するだけでわたくしとオークロックス公爵家の間抜けさを嘲笑しているような。

 あの子を嫌うのは当然と言えましょう。


 鞭で打ち据えると、少しだけ気が晴れました。

 可愛い妹プロステアを鞭打つという錯覚が、愚かなわたくしの精神にも罰を与えます。

 心が痛いのです。

 あれは妹なんかではありはしないのに。


 悲しみと怒りの感情を鎮め、ただ淡々と鞭を打つわたくしにあの子も恐怖するようで。

 わたくしの血が巡っている関係で、あの子はわたくしの影響を受けます。

 例えばわたくしが死ねばあの子も死にます。

 ですからあの子はわたくしに逆らえません。

 わたくしがあの子の影響を受けるわけではないのですけれどもね。


「特に問題はない。あの悪魔はザイリーンに盾突くことはできないのだからな」

「……ですかね?」

「まあよく躾けてありますから」

「ちょっと賢ければ我らにすり寄ってきて、ともに利を得ようと持ち掛けてくるかもしれんぞ?」


 十分にあり得ます。

 あの子の正体は悪魔ですからね。

 その手の交渉は得意でしょう。

 もっともわたくしは絶対に信用しませんが。


 ……一方であの子は、わたくしが可愛い妹プロステアの身体を絶対に殺せないことにも気付いているでしょう。

 わたくしの甘さを突いてくるかも。

 卑怯な悪魔はどんな手を使ってくるかわかりません。

 王家の威光を笠に着てくることが最も考えられますね。


「ザイリーンの考えとしてはどうだ?」

「その前に、お父様の目論見がもう一つハッキリしないのですけれども。オークロックス公爵家当主としての方針を示していただかないと困りますわ」

「ハハッ、もっともだな」

「いかがですの?」

「流動的、だな」


 流動的、やはり。


「義父上、どういうことですか?」

「あの悪魔を存分に暴れさせる。ザイリーンを捨てた愚かな王家だが、悪魔に対処できるなら、臣たることを続けてもいい」

「制御できない場合には?」

「我らの時代だ」


 お父様には野心もあるということですね。

 王家に仕える価値がないならば滅びてしまえと。

 幸いオークロックス公爵家領は王都の影響を受けにくい位置にあります。

 高みの見物、結構でしょう。


「ということでどうだ、ザイリーン」

「賛成です。王都では情報収集に留め、隣国との修好に力を入れるべきかと」

「うむ」


 お父様ったら満足そうですね。

 既にあの子はオークロックス公爵家の籍を抜けています。

 エリオット様を中心とする強硬派がオークロックス公爵家には任せておけないと、あの子を強引に離籍させてしまったのです。

 出来が悪いから表には出せないと、お父様が渋ってみせたにも拘らずですよ?


 最終的にどこぞの侯爵家の養女になったのでしたかね。

 今後あの子が何をやらかしてもオークロックス公爵家とは無関係ですから、お父様も静観する気になったのでしょう。

 王立学校退学後の状況も大体掴めましたので、わたくしは領に帰ります。

 いよいよあの子を止める者はいなくなります。


「あの子はバカじゃありませんから、オークロックス公爵家を敵にしようとは考えないですよ」

「もっともだな。ところでお前達はどうなのだ?」

「どう、と言いますと?」

「しっかり愛を育んでいるのかと聞いている」


 ……ストレートに聞かれると恥ずかしいですね。

 お父様ったら。


「オレはザイリーンにべた惚れです」

「おお、自分で言うのか。ニールはやるな」

「わたくしもニールのことが……好きです」

「今の溜めは……いや、何でもない」


 察してくれましたか。

 お父様、ニール、ごめんなさい。

 わたくしが陽気で気持ちのいいニールのことを好きなのは本当です。


 でもまだ割り切れないところがあるんです。

 本来ならニールはプロステアと結ばれ、オークロックス公爵家を継ぐはずでしたから。

 プロステアの病気とあの悪魔の邪な思惑のせいで、運命がねじ曲がってしまいました。


「嫌われていなければいいんだ。僕がザイリーンを思う気持ちは変わらない」

「うふふ、ありがとう。ニールの前向きなところはとても素敵ね」


 あっ、生温かい目で見ないでくださいよ。

 こんな時ばかり優しいのですから。

 いえ、お父様とニールはいつも大体優しいですね。

 わたくしは優しさに包まれているのですが……。


「これからだな」

「これからですね」

「これからだよ」


 悪魔のみぞ知る世界になんか絶対にさせません。

 共犯者の笑みは心の傷を癒すでしょうか?

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 どう思われたか↓の★~★★★★★の段階で評価していただけると、励みにも参考にもなります。

 よろしくお願いいたします。


 注:本作は感想を受け付けない設定にしております。

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