57.最終話(2)神界にて
アイスと共に眠りに就いた。
そこは、夜の女神様と会った場所だった、隣にアイスも居る。
『お久しぶりね、二人とも』
そうか、アイスも会っているんだ。
『さあ、修行よ』
?聞いてませんけど
『あなた力の使い方なってないわ、そんなんじゃまた此処に来ることになるわよ』
「そういえば、アイスは此処に来たということは何か能力貰ったの?」
「ええ、ロイと一緒に行動する能力を希望したわ」
「そうか、なるほど、だから一緒に眠りにつけたんだね」
「いいえ、従魔なら出来るみたい。そういうのじゃなくて、運命みたいな?」
なるほど、怖いな
それから女神様による地獄の特訓が始まった。神界にいれば力が枯渇することは無いらしい。
アイスと共に修行に挑む。
いかに世界の理を上手く使って目的を実現するか。
課題を出され、それを実現してみる、基本的には神力を使わなくても良いはずの課題なので、神力を使って理を変更したら不合格。の繰り返しだ。
ただ、同じ課題は既に改変されているので、次からは問題なくなる。
従ってここで課題解決を繰り返せば、眠りから覚めた後、とても楽になる。らしい。
と、言うことで、無限に課題が出される。
原因と要因と結果に整合性があるほど容易なので、うまくそのクリティカルパスを見つけるのがコツといえる。これをひたすら極める修行である。
アイテムボックスは神器が無限に溜まっていく。いいのか?
因みに、宇宙艦隊も入っている。何と闘うのかは知らないけれど。
たくさん失敗したからね、苦手なものほどアイテムが溜まっていく。
いい循環だ。
途中から、マイワールドで『神界』を作って新たな星を作り自然界を創造、ホムンクルスを住まわせ新たな種を想像して、科学を発展させる。を繰り返した。
手持ちの世界が増えてしまった。これ必要だったんだろうか?
主神たるもの、複数の世界を持っていて当然って事らしい。
もうこれで良いんじゃないのと思った。
許して下さい。
この神界では何億年分働いたが、元の世界では10年ほどだそうだ。
修行もそろそろ終わりらしい。
そもそもこれって修行?それとも本番?
それにこんな修行より、名付けの能力を上げたいのだが叶わなかった。
『こんなとはなんだ』
ごめんなさい
神界での長い修行の成果でアイスも神格を得たようだ。
女神様だ、何の女神か聞いたら、『ロイの女神』らしい。徹底してるなぁ。
元いた世界、一体どんな発展をして、仲間たちはどうしているだろうか。
見ることも出来るらしいが、時間の流れが違うので遅すぎて良くわからないらしい。
神力チャージも終わり、目覚める準備は完了した。
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今度こそ 呪い屋本舗3(魔導具屋に転職する)最終話となりました。これまで読んで頂きありがとうございました。
その続きは、『呪い屋本舗4』でロイが目覚めるまでお待ち下さい。
なぜか最終話の続きです。
次回は、呪い屋本舗4
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