25.カメラ
カメラを開発しよう
以前ハンドライトの開発でミスリルと魔石のセットでLEDの様に発光した。ということは逆にそこに光を当てれば龍脈の流れが生じる。半導体に光を当てると電圧が発生するのと似ている。これを光センサーとしよう。
トラゴンビジョンの画素にその光センサーを取り付け
その龍脈の強弱を龍脈センサーを使って数値化してそれをミスリル箔に情報として順番に読み取り書き込んでいく。
見たいときはその逆で、情報から龍脈を再現して発光させる。
モニター板面に微細な発光素子を配列すれば再現可能となる。
これを三原色分配列する。
むちゃくちゃ大変だが、マイワールドを利用すれば、大きく作って縮小出来るので面倒なだけだ。
量産化は無理だが自分で使うには問題ない。
ドラゴンビジョンにこの「なんちゃってデジタルカメラ機能」を追加した。記録には1枚取るのに1枚のミスリルプレートが要るので、昔の乾板カメラみたいな感じになった。
次の段階で呪玉用のミスリル箔を巻いたものを利用すれば、1000枚収納できるのが分かった。これをパッケージ化して、円柱状のメモリーロールを作り交換式の記憶媒体とした。こちらを採用しよう。
もちろんドラゴンサットにも採用していく。
連続撮影すれば短い時間の動画なら撮れそうだ。データの圧縮はできないので限界だな。
「バジル、常に銀河を見渡せて、銀河を向いている惑星ってあるかな、ドラゴンサットを設置したい。
大きめの惑星なら消失しないかなあ」
「あるわよ、公転軸が銀河を向いているので極か赤道周りに設置すればいいわ、回転はしちゃうけど」
「よし、そこに行こう」
まず、宇宙戦艦に乗り込む。
そして、エアロックに入る。
月の周回軌道の出口に出る。
そこで、バジルと記憶の共有を行う。便利な従魔機能だ。
そして、目的の惑星の公転軌道に出て、惑星を探す、そして周回軌道に乗った。
ドラコンさっと基準に出口の設定をするので次からはバジルの記憶補助は必要ない。
「着いた」
「本当に来ちゃった、すごい」
地球サイズの綺麗な惑星だった。なら惑星も銀河も両方とも見られるようにドラゴンサットは赤道軌道上に設置するか。
「この惑星には生物居るの?」
「ええ、いっぱい居たと思う、詳しく見てないけど」
異星人との遭遇間近か?
まあ、面倒なので景色を楽しもう。
圧巻である眼の前いっぱいに銀河が渦巻いている。アンドロメダ銀河に似ている。
「「「綺麗だぁ〜」」」
メンバー全員見惚れている。
ぽぉーーと、1日見ていた。
「我々の星はどのあたりかなあ」
「右端の方よ、ちょうどこのあたりかな指差す」
目の位置で指し示す先が変わるので指先に目を近づけてその先を見る。
「あの青っぽい星の辺りか?」
「そうあの青い星から右5つ目の光の点よ」
あっそうだ、カメラで撮って、モニターに映し出す。
「これかなぁ?」
モニター上だとわかりやすい
「そうそうこれ」
印を付けておこう。ん?上書きする方法が無かった。色々な機能が欲しくなってくるな。パソコン欲しいなぁ。




