24.休暇計画
ということで、休暇を取らなければならなくなった
フォーリン一家だけは反対だったらしいが。反乱が起きそうな勢いだったので折れたそうだ。
さて、行き先はほぼ決まっている、宇宙旅行だ。前世ではハードルが高かったが、月に行けたことで自信がついている。
宇宙の事といえば、バジルに聞こう
「バジル、いいとこ知ってる?」
「私のお家?」
「多分違うと思う、どうせ暗黒星雲の中とかだろ」
「よく知ってるわね」
「もっと眺めが良くて美しいところ」
「超新星爆発とか?」
「怖いだろ、まあ遠くから見たら綺麗かな?
銀河が見渡せるとか」
「この星の含まれる銀河ね、それならギリギリ行けるわ、この銀河が縄張りなの、だからあまり外れると他の種族に目をつけられちゃうから駄目なの」
縄張りなんてあるんだね。
「ところで主の言っていた、マイワールド移動ってどんなの?」
「ああ、ちょっと行ってみるか」
ガチャン! ドアを開いて隣?の部屋へ行く
「?あれぇ?ここはひょっとして月面基地?」
「ああ、マイワールドという亜空間を自由に作れる力を使って出入り口を作っただけなんだけどね。」
「移動時間ほぼ0?って、ずるい」
「出口のイメージがあれば出入り口を作れるんだ、まあ出た先が宇宙空間だったら大変だけどね
だからマイワールドで『エアロック』のドックを作って、宇宙船で行こう」
「やっぱずるいでしょそんなの、私達のウォープだって距離が縮まるだけで何日もかかかるのよー」
行き先はともかく、準備をしよう。
宇宙戦艦はある。
武器もある。
案内人もいる。
食料は問題ない。
あれっ?いつでも行ける。
いやいや、行くだけではつまらない、記録を残したい。カメラとか欲しいと思っていたんだった。
映像自体はドラゴンビジョンと捉えることは出来る。どう記録するかだな。
積層魔石で蒸着技術はある。微細加工が出来れば3色フィルターを通してミスリル箔に焼き付けるとか。
うーん
一旦情報化してミスリル箔に記録したほうが良さそうだな




