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19.辺境伯城?

拠点を作ることにした。マイワールドではなく、普通に。

時間はかかるだろうけど、経済を回すためだ。

魔人国近くにいい場所無いかな。

マギクスに聞いてみよう

「マギクスっ、城立てるのにいいところ無い?」

「ここは山間部の台地で土地が限られていますよ」

「じゃあ、山を削って作るのがいいって事かな」

「そうですね、でも大変ですよ」

「整地は俺がやる、工事は頼む費用は出す」

「辺境伯邸なら公費で作れるのでは?」

「自宅にしたいんだ」


山の持ち主はホワイトドラゴンの里。

なので交渉に行く。

「お久しぶりです」

『おーロイか、よく来た。地下世界では世話になったなむ、というか、ダンジョンだと思っとった』

「ダンジョンですけど地下世界なんでよよね、それより下の階層もあるかもしれないが、見て回った限りでは1階層のみだったよ」

『それで今日はどの様な要件じゃ?』

「実はホワイトドラゴンの里の端、魔人国よりに家を建てたくて許可をもらいに来た」

『あの辺りなら問題ない、魔人国との境の目印になるしな

 だが、山ばかりだぞ』

「問題無い、整地は俺がするから、あとは魔人国に作ってもらう予定だ

 それと新しい仲間を紹介しておく。バジルだ。スペースキングドラゴンらしい」

『ははーーー』

平伏してしまった。

「どうしたの」

『伝説の我らが始祖種様です』

「そーなの、長とも友だちになったし」

『恐れ多いことですじゃぁーー』

なんかもう自由に使っちゃっていいですよ状態。バジル役に立つ。えっへんしてるし。

資材運びなどを手伝ってくれるらしい。建物自体は得意ではないらしいので建設自体は魔人国にお願いした。まあ器用そうには見えないな。

壊すときは任せてくれと言われたが、そこで胸を張るのはやめて欲しい。


整地と力仕事が問題なくなったため、工期は半年ほどでできるそうだ。

調度品などを発注しないといけないな。ローリン商会におまかせで頼もう。


資産を使おうと思ったけど、建物建築と調度品だけになったので思ったほど使わなかった。通常は資材の運搬が費用の大半を占めるらしい。山は切り開かれ資材の運搬も問題なければ、平地に建てるのと変わりないらしい。調度品は卸値で運搬費も要らない。

使用人は警備にホワイトドラゴン数匹と魔人国から数人雇った。使用人は商業ギルドを通して十名ほど雇った。建設が終わるまでは、建築業者の護衛と食事の手配などをしてもらっている。

完成したらもっと雇わないといけないが。そのあたりはとりあえず執事長を雇い、その人に任せよう。

「私が手配しましょう」

誰?

「私、フォーリンの息子のフォーズンです、以降お見知りおきを」

湧いて出た、フォーリン一家の得意技だ。

「魔王国にいるフォーリンからは聞いている、ローリン商会を任されているらしいな」

「会長に自己紹介が遅れて申し訳ありません。ロイ様がどちらにおられるかなかなか捕まらなくて」

「それは大変だろうな、地下世界や他の大陸やあちこちしてるからなぁ」

「ドラゴンズ・ロイの商品も取り扱わせていただきます」

「そうだよね、こちらは製造と店舗販売で手一杯だから助かるよ

 あっそうだ、ローランを紹介してよ、発電事業とか頼みたいから」

「此処に控えておりますわ」

ローズンの後ろからひょいと現れた。さすがローリン一家。

親子ともども手際が良い。








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