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「満月の夜、僕は学校で一番の美少女に拳銃を突き付けられた。~クラスで隣の席に座るアノ子は、超絶凄腕エージェント~」  作者: GOM
第1部 ボーイ・ミーツ・ガンガール

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第18話 海辺でのイチャコラ。夏のハプニング。

「うーん」


「あ、起きたの? マモルくん」


 アーシャちゃんの綺麗な水着姿に見惚れてダウンしていた僕。

 眼を覚ますと、周囲は薄暗い。

 そして、柔らかいものを枕にして、額から目元を冷たいタオルで冷やしてくれていたのに気が付く。


「ぼ、僕?」


「まだ動いちゃだめよ? まったくウブなんだから。うふふ」


 眼を覆っていたタオルを取り除くと、心配そうな顔で僕を見下ろすアーシャちゃんがいた。


「え? ここは?」


「先生が作ってくれたビーチ用のテントの中よ?」


 僕は、今の状態が良く理解できず頭を動かしてみる。


 ……あれ? え、ま、まさか?


「マモルくん。こっちに顔向けちゃ、いやん!」


「ご、ごめん」


 僕は急いで反対側に顔を向けた。

 そこからは浜辺が見えるが、僕らの方を見ている人は誰もいない。

 皆、海で遊ぶのに熱心だ。


 ……アーシャちゃんのパンツ。いや水着だけど、すぐそばで見ちゃったよぉ。


 なんと僕はアーシャちゃんに膝枕をしてもらっていて、先程顔を向けた側にはアーシャちゃんの水着の下側、可愛いお尻を包むボトムが間近に見えた。


 ……ぼ、僕。な、なんて事を……。


「マモルくんってはウブなのに、時々エッチなんだもん。まあ、男の子だから、しょうがないかな? もー」


 アーシャちゃん。

 怒った風にいうけれども、その声はとっても柔らかくて優しい。

 また優しく僕の頭を撫でてくれている。

 僕は、その声に釣られて顔を上にあげた。


「寝坊助さんね、マモルくんは。寝顔、とっても可愛かったわよ? わたしの足に顔をこすりつけた時は、ちょっとびっくりしたけど」


「ちょ、ご、ごめんなさい」


「別にいいわ。他の人がやったんなら生かして帰さないけど、マモルくんだったら許してあげる。わたしもマモルくんの事、結構触っちゃったし……」


 怒ったかと思ったら、今度は赤面しながら恥ずかしがるアーシャちゃん。

 その百人相が、とても可愛い。


 気が付くと僕の視線上には、ささやかながら男性では持ちえない柔らかい頂きが二つ、水着越しに見える。

 また、僕はとても柔らかくていい匂いに包まれている事に気が付いた。


「さ、触ったって。僕のどこを触ったの?」


「ぱ、パンツの中には間違っても触っても居ないし、見てもいないわ。む、胸とかお腹とか、く、唇や頬を触ったの」


 なんと僕が気絶している間に、アーシャちゃんは僕をお触りしてた様だ。


「……アーシャちゃんもエッチじゃないの?」


「だ、だって。目の前に触っても良い男の子が寝ているのよ? お義母様も先生も、触ってあげてって言ってくれたし……」


 ……あの、オトナ共は僕の純情と貞操をどう思っているんだろうか? 後で、問い詰めなきゃ!


「で、僕の身体をじっくり触ったんだ。人のこと言えないと思うんだけど?」


「じゃ、じゃあ、わたしのお腹触ってみる? マモルくんなら、お腹触っても良いよ?」


 僕が冗談半分に怒ってみると、なんとお腹を触っても良いとあらぬ事を言い出すアーシャちゃん。


 今でもアーシャちゃんに膝枕してもらってて、僕は柔らかい太ももの感触を堪能している。

 なので、少々胸とかを触られたくらい、逆にご褒美。

 美少女に肌を触ってもらえたというだけで、特別な意味がある。


 更に、お腹に触っても良い。

 僕だから許してあげるという発言を、顔真っ赤にしてしてくれるなんて、また気絶してしまいそうなくらいの衝撃だ。


「ほ、本当に良いの?」


「さ、触らないのなら別に良いのよ? 無理やり触らせてもよくないもん」


「いいえ! 触らせて下さい。もちろん、そっと触ります」


 僕は、ぴょんと膝枕状態から起きだす。

 良く見れば、アーシャちゃんの真っ白な膝の上にバスタオルが敷かれてあり、僕はその上で寝ていたようだ。


「じゃ、じゃあどうぞ?」

「うん」


 僕は、そっと指先でアーシャちゃんの真っ白なお腹に触れた。

 指先に、とてもすべすべとした気持ちの良い感触が伝わる。

 自分には持ちえない女の子の柔らかい肌。

 また、そっと指を押し込むと「ふにゅっ」とした皮膚の感触と皮膚下にある鍛えられているだろう「しなやか」な筋肉の感触が感じられた。


「あん! く、くすぐったいよ」

「あ、ごめん」


 僕がゆっくりとお腹の上で指を動かすと、アーシャちゃんは身体をよじり、色っぽい声で僕に笑いかける。

 僕は、アーシャちゃんの普段聞かない声にドキリとした。


「辞めちゃうのぉ?」

「え、もっと触ってても良いの?」


 僕はアーシャちゃんの嬌声に驚き動きを止めるも、僕はまだアーシャちゃんを触ってても良いらしい。


「ゆ、指先だけでなくて、(てのひら)でも良いのよ? わたし、マモルくんの胸とかお腹を随分と撫でちゃったから」

「じゃ、じゃあ。お言葉に甘えて……」


 僕は両方の掌でアーシャちゃんのお腹に触る。

 そして、ゆっくりと揉んでみた。


「んくぅ。あ、ん! うぅん。はぁん」

「はぁ。はぁ」


 真っ白だったアーシャちゃんの肌が上気してきて、真紅の薔薇色になっていく。

 そして、汗が彼女の胸やお腹を滑り落ちていく。

 僕を包み込む甘い匂いが、ますます強くなっていく。


「もっと、もっと先まででも良いよ、マモルくん」

「アーシャちゃんも、僕のお腹に触って良いよ」

「うん」


 僕はアーシャちゃんの声に誘われて、掌をお腹から上と下に動かそうとした。

 アーシャちゃんも、僕の裸の胸やお腹を優しく撫でてくれる。


 ……ここまで来ちゃったら、もっと色んなところを触っちゃおう!


「はい! そこまでよ? まったく、油断も隙もないんだから。アリサちゃんも自分から誘ったらダメよ。マモル、良く辛抱したとは思うけど、これ以上は高校卒業までお預けね」


 しかし、僕らの行為は母さんによって中断させられて、いや中断してもらえた。


 ……あ、危なかったぁ。このままじゃ「最後」までやってたかもぉ!


「おにーちゃん達。てっきりキスシーンにいくかと思ったら、二人でお腹を撫で合うなんてマニアックぅ」


「アリサちゃん、植杉くんだから貴方を傷つける事はしないのだけど、自分から迫ったらダメよ? はぁ。貞操教育もわたし担当なのね」


「マモル殿、うらやまけしからんでござる。(ひいらぎ)殿も、周囲を考えて行動すべきでござるよ」


 この後、僕たちはみっちりと絞られた。

 考えてみれば、公衆の面前でお腹の触り合い。

 実に恥ずかしい事をしてしまった事に、二人赤面しあったのだった。


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