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鬼界奇譚  作者: たつひさ
1/1

これ必須なの!?

「逃すな!」

鬱蒼とした森の中に足音を立てて走る騎士の姿があった。足音は数分続き、荒い呼吸が聴こえてくる。かなりの距離走り、ようやく賊のすぐ後ろまで来た。賊が怪我からか転び、立とうとしたところを、押し倒し腕を縛った

「隊長、捕らえました」

ほんの少し遅れてきた男が掌に向かって言う

「よくやったお前たち、移動系の魔法がないのにかかわらずよくやった、本当によくやった」

「これも隊長が熱心にご教示してくださったからですよ、ではすぐに輸送します」

隊長は「ああ」とだけ言い通信魔法を切った。賊を見ると捕らえた男によって気絶させられ伸びた状態だった

これから賊はグリアス帝国に運ばれ罪人として処罰されることになる。


   第一章 出会い


周りから不快に感じる音が聞こえる。段々耳が聞こえ易くなっきた。そして、真っ暗な世界に眩しい光が差し込んでくる。声が出ない、次第に目も開けらるようなってくるそれとほぼ同時に周りから聞こえる不快な音の正体がわかった。人間だ、俺は人間が嫌いだ。嫌でも声が聞こえてくる

「今回は窃盗か」

「今日の裁判官誰だっけ」

「ジョイフだよ」

「あー死刑の人ね」

「あいつゼッテー死刑じゃん」

声の大きさ近さからして、二十メートルくらい離れていて楕円状に囲まれている。相変わらず目は完全に開かない、というか見えなくなっているのだと思う。

そんなことを考えながら時間を過ごしていると

人間が急に静かになった、前から足音が近づいてくる。それと同時に不快な感じも近づくる。それは俺から1メートルくらいで止まりしゃがみ込んだ。

「俺はジョイフだぁおまえは」

「、、、、」

「そうか無視か」

「、、、、」

「こいつは何をしたんだ」

左後ろにいるであろう騎士が答える

「ハッハィ!窃盗であります」

「具体的には」

「食料や生活用品、紙幣も盗んでいます」

「そうかぁそりぁお前さん偉い悪いことしてるなぁ。これは死刑に値する。コイツァ死刑だ、あとよろしく」

ため息の後、立ち上がる音と足音がし足音は徐々に遠くに行った

そのあとはまた、立たされ階段を下り牢獄のようなところに入れられた。床が石でできているため硬くて冷たい。相変わらず目は戻らないのでもうダメだろう、元々魔法が使えない俺のアイデンティティが一つ奪われてしまったおそらく追手の魔法影響だろう。

おれのアイデンティティは語感が鋭いことだ。これは育ての親に教えてもらった、生みの親には魔法がないからと捨てられ、養子に行ってもそこでも捨てられた、そしてそこで義母さんと出会ったこれが人生の転機だった、義母さんは、森の中に住んでいて生き残る術をの全てを教えてくれた。そんな義母さんにある日、突然衝撃的なことを俺に告げた

「実は私、鬼なんだ」

驚きのあまり声がが出なかった。

「隠しててごめんね」

俺は頭の中を整理しながら義母さんに話しかける

「なんで今話したの」

「、、、バレちゃったの、、お買い物に行ってる時ヘマしちゃて」

「それじゃあ逃げないと」

「ううん、私はいいのどうせ逃げられないだからリアだけでも逃げて」

「ハァ?納得できねぇよ一緒にでも逃げよう」

「私だってリアと一緒にいたいのだけどもう追跡系の魔法で特定されてるの、だから、だからリアだけは逃げて!私といっしにいたらリアも勘違いされる」

その時だった家の周り三十メートルくらいとところから人の歩く音が聞こえてきた。それは義母さんにもわかったようで俺と義母さんが一瞬で静かになった。その足音は徐々に近づいてくる

次の瞬間、家が横半分吹き飛んだ義母さんは超反応で俺を抱えてしゃがんだ、そして、後方に飛び俺に小声で「逃げて、何が何でも生きて」とだけ言い義母さんのネックレスを首にかけられた。

俺は唖然としていた。義母さんは無言で後ろを向いた

「ぐゔぅおおおおおおおおおおおおおお!!」

義母さんの野生的な咆哮を合図に俺は走り出した。この後、俺は、生きるためにはなんでもした、義母さんを殺した奴らは不意をついて殺した。それで俺は、騎士にばれて、、、、

「ねぇ、ねぇ、ねぇってば、おーい起きて起きて」

気がついたら人間が俺に喋りかけていた、うっかり寝てしまっていたようだ。それにしても目覚めが人間の声とは最悪だ。俺は、何がなんでも生きなければいけないのだから。だがおそらくこれから死刑になるのだろう、多分そのために起こされたのだ。

「おっ、気がついたかな?。えっと名前はっと、、リアくんかな?」

「、、、、名前なんてこれから死ぬんだから関係ないだろ」

さっきのジョイフとか言う人間とは話をする気は起きなかったがこの人間とは話をしてみたくなった。

「ん?死ぬ?リアくんは死なないよ」

「俺って死刑されるんじゃねぇの?」

「うん、私がリアくん買ったから」

「買った?俺を?なんの価値があるんだよ」

「それは、まだ秘密。って言うかリアくん目見えてないでしょ治してあげるね。目閉じて」

言われるがまま目を閉じると人間は魔法を唱えた

『模倣魔法 治癒の光』

大量の光を感じ目をさらにぐっと目を閉じる。光が収まり目を開こうとする、すると目の前には銀髪の軽鎧を着た人間が座り込んでいる自分と同じ目線まで腰を下げていた。銀髪の人間の後ろにはこちらを見下げている六人の人間がいる。驚いた顔をしていると

「驚いた?これが私の魔法、模倣魔法。どんな魔法でも使えるんだよー」 

銀髪の人間が自慢げに話していると後ろを先のジョイフとか言う人間が通りすぎ様に「そんなやつ買ってなんになるんだね」

「私の夢の第一歩です」それを聞いたジョイフとか言う人間は、鼻で笑ってどこかへ行った

「あっそういえば自己紹介してなかったね私はアシュリー・ロバートこれからよろしくね」そう言って優しく微笑んだ

アシュリーとか言う人間の後をついてこいと言われ、後に続いて歩いている。裁判所を出ると家が多く立っているところを通った。家は木造と石造両方ともあり人間の子供が遊ぶ声が聞こえてくる。そして、街を歩いていて1番気になったのはアシュリーと言う人間に、人間が手を振ったり、会釈したりしている。中には話しかけている人間もいた。これに対してアシュリーとか言う人間は平等な笑顔で返していた。

「おい、お前」人間がいなくなるのを見計らって声を掛けた。

「人間に随分慕われているみたいだな?」

「まぁ、騎士ってのはそう言うもんだからね」

アシュリーという人間は前を見ながら答えた

「あと、リアくん私のこと"お前"って呼ぶけど"お前"って名前じゃないんだからちゃんと人のことは名前で読んでよね」

「は?なぜ?」

「なぜって?当たり前じゃないこれから家族になるんだから」

は?この人間の家族?ふざけるな人間は恨むべき対象、ここまでこいつについてきたのもそうしないと生きていけないと判断したからだ。

「ふざけんな、俺はお前の家族になるためにお前についてきたわけじゃない!」

俺は足を反対の方向へ進ませようとした。その瞬間、人間が俺の手を取り俺の耳に口を近づけた。

そして、俺の人生を変える一言を言った。

俺から離れたその人間は意味深にも捉えられるように微笑んだ。

「家族になってくれるかな?」

「ああ、わかった目的はわからないが俺の目的を果たすまでは家族でいてやる"アシュリー"」

「うん、よろしくねリアくん。ちなみに猫、大丈夫?」

「、、、、?ああ」

そこから数分歩いた、周りの家とは数倍も大きい建物が立っているのが気がついた。しかも、装飾品がたくさんついていて周りの家とは格段に違かった。こういう建物を見るのは、城しか見たことがなかった。門の前には2人の門番らしき人間がいる門をくぐり中へと進むと広い庭があった。生えている花も綺麗だ、花から目を離しアシュリーが見る方向と同じく方向を見ると、ゆうに6階は越えるであろう建造物が目に入ってきた。

「私の家へようこそ、リアくん」

「す、すげぇでけぇ」

「だだっ広いだけ、ほとんどの部屋使ってないもん」

ドアの前に立つとドアが勝手に勝手に開いた。

内装は、外装から予想ができていたが、本当に城のなかのようだった。アシュリーは、慣れた様子で玄関にある鏡を見て髪を直していた。

「アシュリーさーーん!」

豪華な家具に見惚れていると上から声が聞こえてきた。それと同時にドタドタと荒い足音が聞こえてきた、こっちに向かってきているようだ。

数秒後、息を切らしながら走って来たのは少女だった。少女は少し驚いた様子を見せた。

「ご足労お疲れ様です。こちらが例の少年ですか?」

おそらく、メイド服を着ているからメイドであろう。銀髪のメイドは息が上がっていた

「うん、このリアくんが例の男の子だよ。早速だけどリアくんを部屋に連れて行って」

それを言い終わるとアシュリーはそそくさと何処かへ行ってしまった。

メイド服は、アシュリーを見送ると、こちら、を鋭い眼差しで睨んできた。

「ついてこい」


今、最悪な気分だ。今日はまだ来ないと思っていたのに今日来た、アシュリーさんはまだ来ないと言っていたのに、アシュリーさんを恨みたくはないがこれは恨まずにはいられない。

思い出して過去の自分にゾッとした。これも過去の自分が「アシュリーさーーん!」なんて恥ずかしいこと他人の前で言ってしまった。今すぐ姿を消してしまいたいくらい恥ずかしい。今すぐこの少年を殺してしまえば解決するのではないだろうか。いや、この少年を殺したらアシュリーさんに恨まれるに違いない。とりあえずまずはあいさつからだ。

「名前を言っていなかったな、私の名前はメイ・アズーリーだ。あんたは」

緊張しているからかついキツく当たってしまう。僕の悪い癖だ

「、、、俺はリアだ」

リアは少し考え込み口を開いた

「メイ、ここは他のメイドはいないのか?」

おそらく、メイドが見当たらないいからこの質問をしたのだろう。ああ、そうだこの屋敷にはメイドは僕1人しかいない。いや、いなくなったの方が正しい。みんなやめてしまったのだ。この屋敷は特別だから。

「そうだ、メイドは、私以外いない」

この屋敷にはある噂があった幽霊が出ると。だけど証拠は何もなかったし、僕も含めてメイドは何も気にしてはいなかった。だけど、ある日ひとりのメイドが屋敷の中で行方不明になったそのあとも次から次へと、ついに残りは、僕とアシュリーさんだけになった。次の標的は言わずもがな僕だった。僕を殺そうとする"あいつ"

の隙をついてアシュリーさんが助けてくれなかったら今僕はここにいないだろう。この事件以来、メイド志望はいなくなってしまった。

階段を登り数回突き当たりを曲がるとリアのために用意された部屋がある。変なことを思い出していたらあっという間に着いてしまった

「ここがリアの部屋だ、綺麗に使えよ」

「ああ」


7日後


二日前に、アシュリーさんは騎士の仕事で遠方に行ってしまった。一緒に着いて行きたかった

アシュリーさんは「メイは、ここを守ってるのが仕事だよ」って言って出かけてしまった。最近、リアとアシュリーさんの距離が近い気がする。アシュリーさんの声が早く聴きたい。

今日は、コロシアムの試合の日だ。コロシアムは相手をタイマンで瀕死にすれば勝ちというルールの格闘技だ。細かいルールは、特になく殺さなければ万事大丈夫だ。僕はこれに出ることになっている。

僕ほどの人間であれば優勝は間違いないだろう

この日のために練習してきたのだから。



ーコロシアム

会場は直径約50メートルの楕円形で観客席は4メートル上にある。

トーナメントが順調に進んでいった。

そして、決勝戦。

「鎌を持った少女メイ・アズーリーが入場しましたー 


おーっと!少女が大の大人しかも、前回王者を蹂躙して行きます」

メイはジャンプし前回王者のこめかみをつま先で蹴り前回王者の頭を蹴りの勢いで地面に叩きつけた。

「ヘラット選手ダウーーーーーーン!!メイ・アズーリーの勝利です」

メイは持ってきていた鎌を使えなかったことに不満を感じていた

「早速、インタビューをしてみましょう。勝利してのご感想はいかがですか」

会場の真ん中でインタビューを受けている

「そうね、まぁ余裕だったわね。、、、もっと強い人と戦いたかったわ」

「おっと、やはり余裕だったようです」

この様子を、ひとりの男が見ていた。

「ほお、面白い」

そのおとこは、観客席からひとっ飛びでメイのすぐ横まできた。

「お嬢さん、物足りないようてもしたらこの私と一戦どうでしょうか」

一見普通の中年男性だ、口には無性髭を生やしている。街で歩いていでもおかしくない格好だ。だが、隠しきれていない殺気が溢れ出ていた。そのことにメイも気づいていたがメイは男性の提案を飲んだ

「実況の人危ないから下がっていなさい、私はリンヘイですお手合わせよろしくお願いします」

「よろしく、お手柔らかに」

「残念ながら手加減はできませんよ、あなたを殺しますつもりで行きます。なので全力で抵抗してください。その方が興奮します」

メイは鎌を構えた。観客はどよめいている。この状況に賛否あるようだ。

その瞬間、リンヘイが姿を消した。反射神経には自信があっただが全く目で追えない。困惑していると、すぐ姿を現した。それに反応して鎌を振り下ろすだか、次の瞬間にはまた別の場所に移動していた

「良い反射神経持ってますね」

これと同時に蹴りが飛んできた今までとは比にならない速度だった。反応できるわけがなかった。すごい速さで壁に激突した。当たった壁のすぐ上の観客は何が起こっているのかよくわかっていないようだった、突然の出来事に観客は全員驚いていた。

なんとか鎌に掴まりながら立つ。体の全細胞が危険信号を出していた。だが、逃げるわけにはいけない。なぜなら、たったいま好敵手と出会ったからだ。だが、勝つ望みは低かった、勝てるとしたらあれしかない。

「今度はあなたの番ですよ、かかってきなさい」

「僕は、お前に勝つ」

「何をやってもどうせ無駄ですよ」

鎌を地面から離し二本の足で立つ。目を閉じ、呼吸を整わせる。

「Death countデス・カウント‼︎」

あたりの人間の頭上に赤い数字が浮かび上がる。その数字はどれも4だ。

メイはなんの脈略もなく鎌を投げた。

「武器離しちゃっていいんですか?」

鎌は勢いよく飛びリンヘイに当たらずに壁に当たった、鎌はそのまま刺さっている。

「外しちゃいましたよ、これからどうするんですか」

リンヘイは余裕の表情だ

「チェイス!」

「どうしたんですか負け犬の遠吠えですか」

リンヘイは後ろからの気配に気づき後ろを振り返った。だが、もう遅かった気づいた時には、距離が1センチもなかった。鎌がリンヘイの右腹を切り裂き手元に帰ってきた。

メイの魔法"チェイス"は魔法初使用時に触れたものを自分の元にもどってこさせる魔法だ。

「ぐぅああああああああ」リンヘイ腹を裂かれた痛みからかうずくまっていた。頭上の数字は、4から3になっている。

「あんた、まだそれで終わりじゃないでしょ」

明らかに避けようとしなかったからすぐわかった

「、、、よく分かりましたね、、、ええ、私は治癒魔法が使えます。では、第二ラウンドと行きますか」

リンヘイは治癒魔法を使い立ち上がった

「そう来なくちゃ、ぼ、、私をもっと楽しませて」

ここで初めて僕と言っていることに気づき恥ずかしくなりつつこんなことを言ったのはもちろん勝算があったからだ。

確実にリンヘイのスピードが落ちている。

「私から行くよ」

いきがっていても体はさっきの蹴りでボロボロだ。

メイは、足を重点的に責めた、戦っているうちに弱点がわかってきたのだ。リンヘイは足に対する攻撃のガードが遅れがちだからだ。

さらに、ずっと戦っているうちに避けるパターンもわかってきた。どんどん追い込んでいる。リンヘイの顔も焦り顔になってきた。そして、リンヘイにできた一瞬の隙を逃さなかった。

鎌を思いっきり斜め上に振り上げた。リンヘイの顔に擦った。

頭上のカウントが2になった。

ここで、リンヘイの体に異常が起きた、今まで出ていた速度が出なくなったのだ。動揺しているところをメイは肩をギリギリ切った。

頭上のカウントが1になった。

肩を切られた瞬間リンヘイの視界がぼやけ速度も五分の一程度しか出なくなってしまいよろけた次の瞬間また、切られてしまった。

頭上のカウントが0になった。

もう体が完全に動かなくなった。その数秒後。

リンヘイの心臓が止まった。

メイは疲れ果てその場に倒れた。


簡単な買い出しのあと、メイが出場しているという血の匂いが濃いコロシアムの近くを通った。試合はもう終わっているはずだったが観客がまだいたので中に入ってみることにした。何をしてるのか、確認しようと試合場を見ると、倒れている見知らぬ人間の前にメイがいた。どうやら勝ったようだ。俺は、嬉しかった。と、同時に自分が憎かった。人間に情が移ってしまった。理由はわかっていた。あの七日間で、メイと買い出しに行ったり、家事をしていたからだ。なんで俺はこんなにちょろいをのだろう。もちろんメイを好きになったわけではない。

そんなことを考えていると。

突然メイが倒れた。

突然の出来事で少し固まったがすぐにメイの元へ向かった。メイは意識はないが息はしていた。

「おい、メイしっかりしろ!」

数秒遅れてきた、回復魔法使いが懸命に救助を行なっている。

幸い命に別状はなかった。メイは1日後に目を覚ました。

メイが目を覚してからアシュリーは帰ってきた。

「あの、男は裏里のガイリからきたんだと思うけど目的は思い当たらないかな、リアくんも多分ないよね、、う〜ん」

アシュリーは一旦水を飲んだ

「メイちゃんは、何か知らない?」

メイはベットに寝ながらアシュリーの方向を見ている。

「いえ、私も思い当たることは、、、」

「う〜んまあいっか、じゃあリアくんあとで私の部屋来てね、あとメイちゃんは、呪いの反動で動けなくなってるだけだらあと少し休んだら治ると思うよ」

アシュリーはそういうと、部屋を出ていった。

「なんかしたの?」

アシュリーの部屋に呼ばれたことを聞かれているようだ

「ここにくる時の約束の件だ」

「へ、なにそれ。教えて」

メイは、ベットの上から興味津々に話しかけてくる。

「メイに教えることじゃない。ところでどうやってあの男倒したんだ?特に目立った傷もなかったし。もし、鎌で殺したのならそれ相応の傷がつくだろ?」

俺はこの話題を続けたくないので話題を変えた。

「、、しれっと話題変えたな。」

メイが若干むすっとした後こう続けた

「鎌を持ってれば鎌の前の持ち主の魔法が使えるの。その魔法は呪詛魔法。相手を呪い殺すことができるの」

「それで倒したってことか、、、、ありがとう話してくれて」

「じゃあ俺はアシュリーのとこ行くから。またな」

気まずい空気が流れると思って俺は部屋を出た

「うん、またね」

ベットで寝ているメイに見送られながらアシュリーの部屋に向かっていった。

部屋の前に着き軽くノックをする。

「はーい、どうぞ」

明るい声が耳に響いた。

扉を開くとアシュリーが高そうに見える机に肘を立ていた

「待ってたよ、リアくん。早速そこのそこのソファーに座っちゃって」

アシュリーは立って向かい合っているソファーの左側に座った。俺も少し周りを見ながらソファーに座りに行った。ソファーに座るとアシュリーが口を開いた。

「メイちゃんと仲良くできてるかな?」

「ああ、お陰様でな」

アシュリーは満足そうに微笑み、こう続けた

「それは良かった、メイちゃんと……」

一向に進まなさそうな話を遮り俺は口を開く

「それより、義母さんのことでここに来たんだけど」

アシュリーは少し驚いたような顔をした

「うん、じゃあその話をしようか」

アシュリーの表情が変わった。こえも低くなった。

「ここじゃ話にくいから場所変えようか」

「模倣魔法 テレポート」

アシュリーが詠唱すると一瞬真下に落ちる感覚がして驚き周りを見渡すと俺は雲一つ見えない草原にいた。

「じゃあ、リアくんの義母さんの話をしようか」

こう前置きをしてアシュリーは語り出した

「義母さんはうちの国の騎士に殺されたそうだよね」

アシュリーは確かめるように、あるいは確信したかのように言った。

「ああそうだ」

「あの時も言ったけど、死んだところをみたの?」

あの、豪邸行くきっかけになった言葉だ。そして、それに加えて「リアくんの義母さんはまだ生きてるよ」とも言われた。俺は生きてるという可能性に賭けたがおそらくあそこには百を超える騎士がいただろう。そんな環境で生きて帰れる可能性はゼロに近いだろう。

「見ていないがあの状況じゃ生きて帰れるわけがない」

「ううん、逃げれるんだよ。鬼だったら多分直接殺しに来た見えない斬撃を使ってくる人いたでしょあの人殺されたんだよリアくんの義母さんを殺しにいった人全員死体で見つかったかんだ」

「!?なっ、そんなわけないだろ百人はいたぞ。しかも、俺が殺したやつは誰だったんだよ!」

「うん、私を除いてこの国の最強クラスの人たちが全員殺しに行った。だけど、リアくんの義母さんには勝てなかった。それほど強いんだよ、鬼って生き物は。それと君が殺したのは、ただの影武者だよあの人がリアくんに殺されるわけないしね」

突然後ろから殴られるような衝撃だった。俺は色んな感情が頭の中でぐるぐるしている。

「それでね本格的に鬼を殺さなくちゃいけなくなったんだ。」

「な、なんで殺すんだ別に殺さなくても解決できないのか」

「できないよ鬼は脅威、リアくんは首に突きつけられた刃物のを気にせずそのままにして普通に生活ができるかな?」

「、、、、」

「そういうことだよ。そこでねリアくんに頼みたいことがある、、」アシュリーが急に口を閉じた

「どうやら来たみたいだね」

草原に吹く静かで綺麗な風の音に紛れて遠くから何十人もの足音が聞こえてくる。

「リアくんは危ないから下がっててね」

30メートルくらい先に人影が一瞬のうちに現れた

「これから何すんだ?あいつらはなんなんだ?お、、」

「おい」と言いかけた瞬間アシュリーから凄まじいほどの殺気を感じた

「あれは、鬼だよリアくん。鬼もバカだね罠だとわかっていても助けに来るって。お仲間には優しいんだね。リアくん本当に危ないから下がっててね」

アシュリーが話終わる同時のタイミングで鬼がじぶんの手首を切り。ものすごい速さで走ってきた

アシュリーは印を結び詠唱した。

「模倣魔法 kill all(キル・オール)

詠唱した瞬間鬼たちの全身がバキバキとねじ曲がった。鬼は立つことができなくなりバタバタと倒れ動かなくなっていく。

「ふぅ、リアくん死んでない?あれ、鼻血出てるよ」

アシュリーの魔法の影響で鼻血が出ていたようだ。

「ところで、リアくんさなんで自分がここに呼ばれたか不思議でしょ?」

それはまったく考えていなかった

「理由はね、リアくんの首にかかってるそのネックレス。それはね鬼からするとリアくんの義母さんの感じがするらしいのだから連れてきたの。これで来たということはリアくんの義母さんはまだ見つかっていないみたいだね」

「、、、俺をあの屋敷に連れていったのもこのためだったってことか」

「ええ、そう。だからリアくんはもう用済みだから、さっきも言いかけたけどネックレス頂戴」

アシュリーは鋭い目付きで日睨め付けてくる

「嫌だ!俺は鬼に同情する。鬼は悪くないだろ」

「鬼の凶悪さを知らないの?リアくんも鬼の本能を見たでしょう一緒に暮らしていたんだから。」

確かに去り際に見たあの咆哮は凄まじかった。

だが

「違う一緒に暮らしてたからこそ俺は鬼を信じる」

「もしかしたら、成長したリアくんを食べる予定だったのかもしれないわよ」

「そんなわけがない、食べようとしていたならもうとっくに食べられていた。子供の肉は美味しいらしいからな」

「、、もういいわ」

「模倣魔法 テレポート」

アシュリーが詠唱した瞬間首からネックレスがなくなっていた。

「驚いた?この魔法物も移動できるの」

アシュリーの手にはさっきまで首にあったものがあった。

唖然としていると。

「君は邪魔だから鬼にでも殺されててね」

「模倣魔法 テレポート」

次の瞬間、ここに来た時と同じような落ちる感覚を味わった

目を開けると。全く見慣れない森の中に居た。足元には草の生えていない道のようなものが真っ直ぐ進んでいっている。少し進むと木が極端に少ないところを見つけた。開けているようだ。道が進む先を見ると村のような場所がある。そこに向かいながらさっき起こったことについて考えていた。考えがうまくまとまらないまま村に着いてしまった。この村ら至って普通の村という感じだ。特に変わったところはない。だが一つ普通の村と違うところがあった。それは、人気が全くないといくということだ。家にも店にも何もなかった。ところが、後ろから急に足音がした。すぐに後ろを振り向き確認するが。足音は、止んでしまった。大きさから察するに26メートル以内しかも足音の間隔から2人いることがわかった。

「おーい!誰かいるのか。いたら返事してくれ!」

声を出しても反応はない。しばらく、歩いていると囁くような声が聞こえてきた会話の内容は聞こえないが。その声の主は斜め前方15メートルくらいにいる。

ゆっくりと歩き声の主の元へと向かう。声の主がこの村がなぜこんな状態か知っていたら聴きたい。

その声の主はおそらく家の影に潜んでいるのだろう。その家の角で少し覗き見るようにする。

そこには、14歳くらいの少年と5歳くらいの男の子がいた。こちらにはまだ気づいていない。子供といえどこの村の状態について何か知っているかもしれない。ゆっくり角から顔を出して挨拶をした。

「こんにちは」子供なので優しく接してみる。怖がられたら情報を聞き出せないかもしれない

すると子供はびっくりした様子だ

「み、見つかった。に、人間に」

14歳の少年が言った

「お兄ちゃん怖いよぉ」

5歳くらいの子はほとんど泣いている状態だ。

両方とも顔が恐怖からか引き攣っている。

どうしたのだろうか人間が怖いという言葉が気になる。

「ジョウ、、、は戦えないから逃げて。この人間なかなか強そう」

ジョウと呼ばれた子供は泣きながら俺とは反対方向に走っていった

この言葉で納得した。恐らくこの子たちは鬼。

なぜここにいるのかはわからないが何かがあったのだろう。そしてここにいたところ俺に出くわしたということだろう。

「ちょっと待て、俺はお前の敵じゃない」

「そんなこと信じるわけないだろ」

やはり、予感はしていたが信じてもらえなかった。

「お前を殺す。」

と言い放ち、腰にかけていたナイフを取り出しじぶんの手首を切った。そしてこちらに向かって突進してくる手首から血が吹き出し後を血が追っている。そして少年が太陽を背に飛び上がった。吹き出した血が綺麗に空中に飛び散った。少年が太陽と同じくらいの位置の時。吹き出していた血が何箇所にも集まっていった。血は1秒もしないうちに手斧の形になっていった。一瞬のうちに周りが手斧だらけになった。飛び上がっていた少年が頭上で作られた手斧を手にして振りかぶっていた。その攻撃を受け流す。

「おい、俺は君と戦いたいわけじゃないんだ」

少年は、俺の言葉を無視して手当たり次第切りつけようとしてくる。攻撃が外れたら、次の斧に持ち替えより有利になるように進めていっている。俺は、少年を目で追い紙一重で回避している。

「なぁ、一旦話を聞いてはくれないか?」

少年は黙って手斧を振り続ける。

「俺は、君たちと仲良くしたいんだ」

ここでやっと少年の攻撃が止まった。

「お前はなんで攻撃しないんだ」

「君たちと仲良くなりたいから。攻撃する意味なんてないだろ」

「、、、じゃあ、オイラをにがしてくれるのか?」

「ああ、だけど君たちの家に案内してくれないか」

「わかった。でも、オイラの判断だけで案内できないんだ。大人に合わせるけど大丈夫か?」

「ああ、大丈夫だ」

鬼の大人、おそらく子供とは比較にならないほど強い気が抜けない。

「お前はそこで待ってろ」

この言葉を吐き少年はどこかへ向かった

何分経っただろうか。おそらく鬼の大人であろう人影が姿を現した。もちろん少年も一緒に。

大人のガッチリとした体格の鬼は、俺を見ると突然「あなた、リアさんですよね」

突然名前を言われて驚いた

「遠くから見ていてまさかと思いまして。帰ってくるなんて思いもよりませんでした。お顔立ち幼い頃のままです」

「えっと、どういうことだ?」

俺はこう説明を受けた。

俺の義母さんが里帰りをした時に連れてきたのだという。また、俺の鬼の匂いが強かったため普通に出てきてくれたという。それに続けて鬼についても説明された。

鬼は特別な力で人とは別の空間に住んでいるそう。その空間と現実を力で自由に行き来できるらしい。それをを利用し騎士から身を守ってきたという。なぜ強い鬼が隠れるのかと問うと戦える鬼は数が少ないという。俺に戦いを挑んできた少年、サピ。大人の鬼、ガイラというらしい。俺は鬼の村に案内されている途中にこの話を聞いた。


体が動くようになり。ベットから起き上がる。

アシュリーさんに報告するため。アシュリーさんの部屋に向かうことにした。ノックをし入室する。

「アシュリーさーん体動くようになりましたよ」

「それはよかった。思ったより早く直ったね。この前の時はずっと寝てたよね」

アシュリーさんはいつも通りの顔で微笑んだ。

「アハハ、そうですね。私成長しました。」

僕も微笑み返した

「そういえば、リアはどうしたんですか?なんか悪いことでもしたんですか?」

面白半分で聞いてみた実際ここに来るまでリアを見なかったのでシンプルな疑問でもあった。

「リアくんはね鬼に殺されちゃったんだ」

よくアシュリーさんの言っている事がわからなかった聞き直しても同じだった。

「え、あっ、アシュリーさん、、もいたんですよね?なのになんで?なんで?」

脳がパニックになっている。

「っていうのは建前」

「えっ?建前ってどういうことですか死んでなってことですよね?」

「うん、でも実質死んだような者だね。リアくんは裏切ったよ。鬼に育ててられた分鬼よりの思想だったってことだね」

僕はホッとしたと同時にこの衝撃的な事実を受け止めた。

「アシュリーさん僕がリアを連れ戻して来しできます」

「うん、いいよだけど私は動けないよ色々忙しいからね」

「ええ、それで十分ですありがとうございます」


今、リアくんはおそらく鬼と接触し殺されているか、あいつの養子だと判明していて保護されているかのどっちか。

そうすれば鬼の拠点の位置がわかる。だけど狙うのはあいつ。あいつの尻尾を掴むまでそこの鬼は生かす。メイちゃんが行くのは予想外だけど見つけられるはずがない。まぁ見つけられたらラッキーかな

「メイちゃん。だいたい場所わかるんだけどそこに飛ばすね」

「模倣魔法 テレポート」


アシュリーさんの魔法でテレポートすると目の前には人気のない村があった。辺りを散策すると大量の血痕があったまだ完全に乾いていないので最近できたものだ。

僕はしばらくその周辺を探していた。だか、他に痕跡らしきものはなかった。


鬼の村に到着するとさっきいた村にそっくりな作りになっていた。その村と決定的に違うのは全く人気がなかったのが栄え、物の売買が行われている。

村をガイラ、サピと共に進んでいくと鬼たちがこちらをじっと見つめてくる。みんな最初は警戒したが鬼の匂いが強いとわかるとみんな仲良くしてくれた。鬼に育てられたからか

「あなたは人間だけど私たちの仲間だよ」

と声をかけてくれたり

「鬼の村へようこそ小さい村だけど楽しんでいってね」

等、の言葉をかけられてた。そうこうしているうちに目的地に着いた。

「ここが長老の家だ」

やはり長老の家だけあって周りの家より大きかった。 

「長老は怖えーぞ、この前なんか」

きもいとこで終わってるので好評だったら続き書きます

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