表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生幼女が魔法無双で素材を集めて物作り&ほのぼの天気予報ライフ 「あたし『お天気キャスター』になるの! 願ったのは『大魔術師』じゃないの!」  作者: なつきコイン
二年目、六歳

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/101

第71話 絶壁を登るの。

 城塞都市セットに着いた翌日、レイニィは、サニィとウォーミィとの三人でパーティーを組み、ライチョウが棲むという絶壁に向かって森の中を進んでいた。

 勿論、パーティーとしては三人だが、密かに護衛が四人、影からいつでも守れる態勢にいた。

 そのことをレイニィは探索魔法で知っていたが、あえて二人に知らせることはなかった。


 森の中では、道案内であることからも、盾役のウォーミィが先頭。続いて、攻撃役のサニィ。その後ろに支援役のレイニィという順で移動していた。


「二人とも気を付けて、右前方からイノシシが来るの」

「右前方ですか!」

「よし来るなら来なさい!」


 レイニィの指示に、二人が身構える。


「先ずは支援攻撃、いくの!」


 レイニィが土魔法で、石礫をイノシシに向け打ち出した。

 高速で射出した石礫はイノシシの眉間を貫いた。

 。

「命中したの。行ってみるの」

「ちょっと待ちなさい。さっきからそればっかりじゃない!」


「え?」

「え、じゃありませんわよ。さっきからずっと、私たちより後ろにいるレイニィが獲物を先に見つけ、私たちが対峙する前に、全部一撃で仕留めているではないですか。私たちの出番がありませんわ」


「でも、わたしの役割は後方からの支援なの」

「支援が強すぎですわ」

「レイニィさんは本当にお強いのですね。その上、倒した獲物も全部収納してしまうなんて。大人でもそうはいきませんよ」


 サニィは、ご機嫌斜め。ウォーミィは、ただただ感心していた。


 その後はレイニィも空気を読んで、手加減して攻撃した。一撃で倒すことはせず、急所は避けて攻撃し、それでいて相手を無力化していった。

 ある意味、一撃で倒すよりも難しかった。


 でも、その甲斐あって、サニィの機嫌も戻ってきた。


 サニィの機嫌が完全に戻った頃、レイニィ達は絶壁の下に辿り着いた。


「凄いわね。今にもこちらに倒れてきそうですわ。これは流石に登れそうにないですわ」


 サニィは絶壁を見上げながら感嘆の声をあげた。


「レイニィさん。それで、どうやってここを登るのですか」

「これを使うの!」


 レイニィは神の封筒から熱気球を取り出した。


「これは!これが、皆さんが乗ってきた熱気球というものですか?」

「そうなの!」

「そうね。これを使えばどんな絶壁でも問題ないわね」


 これを見て焦ったのは、密かに着いてきていたアイス達護衛である。

 熱気球で飛ばれてしまっては、後を追いようがない。

 アイス達でもあの絶壁を登るのは至難の技だ。

 慌てて飛び出してレイニィに声をかける。


「お待ち下さい、お嬢様!」

「あら、アイス、偶然なの。あなた達も狩りに来てたの?」


 レイニィはアイスに目配せする。


「え?ああー。そうです!狩りに来てたのですが、たまたま、近くにいたようで。気球が見えたので声を掛けたんです。もし気球に乗るようなら私たちも同乗させてください。こちらの二人が是非とも乗って見たいそうです。な。そうだろう」


 アイスはウォーミィ付きの護衛の二人に話を振る。


「別に俺は___、あいて!」

「そうなんです。是非乗ってみたいんです。ご同乗させてください」


 護衛の一人が空気を読めないようだ。もう一人の護衛から脇腹に拳を入れられている。

 サニィ付の護衛が苦笑いを浮かべている。


「構わないの。ね、サニィお姉様」

「ええ、構いませんわ」


「皆んなで絶壁の上まで行くの!」


 レイニィ達七人は、熱気球で絶壁の上へ飛んで行ったのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ