表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キラメキDaughters(ドーターズ)  作者: 千賢光太郎
エピローグ:娘たちへ伝える言葉
55/55

あれから20年後……終わりと新たな始まり

ここまでお読みいただきありがとうございます。

語り手は明日谷大和君、一人称は「俺」です。

第一部エンディングとなります。


「……すごい話ですね、お父様、お母様」


あんたに昔話を語り、あれから20年以上がたった今。俺の娘、沙良と萌香にも昔話を語る。


「どうしてママの名前は愛良でなく、由良なの? 別れたわけじゃないんでしょ、パパ」


長女の沙良が尋ねる。


「それはまたややこしいんだ。おそらくこの話が、お前たちが求めている話だと思う」


娘二人はこくりとうなずく。彼女たちは学校でとてもモテて、ファンクラブ(親衛隊)が作られているそうだ。


「あんたたちも想像できなかったでしょ。まさかお父さんが女の子になるなんて」


妻の由良――今は愛良ちゃんでない――は笑顔を娘たちに振りまく。


「ええ……ちょっとかわいいですわ、お父様」


末っ子の萌香が頬を桃色に染める。は、恥ずかしいなあ。


「愛良ちゃんが『愛良であり由良』でもあるようになったのは、俺が彼女に告白をしてから数か月後だ。俺は――」


この話は長くなるから、いったん休もう。

次は……愛良と、じゃなくて愛良ちゃんと付き合ってからの話だ。つい空を見上げると、月から虹がかかっている。ああ、士鶴姫あたりがまた、才能を見つけたのだろう。


そういえば……俺は大切なことを忘れている。普段はすっと出て来る、とても大切なことなのに、どうして今、それが浮かんでこないのだろう。感じてはいる。誰かが俺の名前を呼んでいる。でも姫でもなければアルムの世界いる愛良ちゃんでもない。


……誰だろう?

ありがとうございます。

初めて「長編」を書いてみましたが……行き当たりばったりなうえ、

色々試せてよかったと心から思っています。


次の話はキラメキDaughters(ドーターズ)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ