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wars world 自衛隊戦記  作者: ほわいと
10/24

オペレーションPORT TOWN 前編

日本時間 11月18日 22時34分 トュレン王国


「こちら、CP状況を送れ」

「こちら、『S』間もなく侵入します」


特殊作戦群の石崎2佐は水しぶきをあげながら進むボートの上でそう本部に報告した。

本来ならば、目立つボートより小型潜水艇のほうがいいのだが、あいにく潜水艦はまだ、こちらがはには配備されてないので護衛艦のボートを貸し出してもらっているのであった。


「目標まで、30秒」

「全員、装備をチェックしろ」


隊員たちが装備を点検し始めた。

全員がちょうど点検し終わったところでボートを操舵している隊員が報告する。


「目標まで、10秒」


「潜水よーい」

「到着」

「潜れ!」


命令を受けた途端、特戦の隊員たちはボートの外に飛び出し、潜水を開始した。


高度に訓練された動きで、いとも簡単に岸に着くことができた。


「現代じゃこうはいかないですね」


まだひよっこの隊員が言う。

石崎もそう思うが、今は任務中だ。


「私語を慎め。前進」


石崎はM4カービンを構え直し進んでいく。

今回の任務は偵察だ。本格的な作戦のため、事前の下見だった。

岸から離れ、近くにある茂みから茂みへと移りながら上から見渡すことができる高台を目指す。


「2佐、あれを」


1曹が報告する。

どうやら、高台に敵の陣地があるようだ。


「どうします?」

「他に高台はないのか?」

「ないですね...」


どうやら、制圧するしかなさそうだ。


「高木、小原、目の前の眠そうな2人を制圧しろ」


なるべく声を小さくし、手早く命令をする。


「水原は狙撃体制に入って二人のサーポートだ、もし気づかれたら発砲を許可する。いいか、なるべく殺さず眠らせるんだ、行け!」


まず、高木と小原が居眠りをしている奴を背後から忍び寄り昏倒させる。


「よし、水原、他に敵はいるか?」


無線機から囁くような小さな声が聞こえる。


「大丈夫です。今は誰もいません」

「哨戒線を張れ、偵察が完了するまで誰も近づかせるな」


双眼鏡で町の様子を確認する。

海岸の防御はかなり強固なようだ。


「うーん、この国、まどうしってやつらが主体の戦力らしいな」


パティとかいう女の子の情報によるとこの国はシーミストの3倍の国土があるらしい。

全部制圧するにはまず、拠点を確保しなければならないため、まずこの港町を確保し、それを足掛かりとして全域へと侵攻するためであった。

その後かなりの情報を収集し、帰還を命じようとした時の出来事であった。


「こちら、『S』これより帰還...」


する、と言いかけた時、爆発が起こった。


「なんだ、なにが起こったんだ!?」


すでに爆発で負傷者が出ていた。

石崎は必死に現状把握に努めようとする。

その時、水原から連絡が入る。


「隊長、まどうしとかいう連中が攻撃しています、射撃許可を!」


くそ、見つかったか。

心の中で舌打ちし、負傷者のために応急担架を作るように指示を飛ばす。


「射撃を許可する、負傷者を運ぶもの以外撤退を援護しろ!」


特殊作戦群の全力の撤退が始まった。


「こちら、『S』コードレッド、プランBに移行する」

「cp、了解」


そう非常時の時のプランBとは、CH-47通称、『チヌーク』をはじめとする

航空部隊が脱出とその援護にあたるというものだ。


石崎達特戦は魔光弾をかいくぐりなんとか脱出地点の海岸に到着した。

だが、まだヘリ部隊は到着していなかった。


「くそ、まだかもう持たないぞ」


かなりの弾薬を消費したため、石崎が持っている弾倉は今M4に叩き込んだ分を含めて2つしかなかった。

しかも、海岸のという地形のため遮蔽物がないのだ。

どんどん、負傷者が増えていく。


「こちら、タイタン、遅れて申し訳ない」


空気を叩く音とともにプシュという発射音がして、目の前の敵が一掃された。


「おそいぞ、タイタン」

「すまんな...」


本当に申し訳なさそうな声が返ってくる。


「急いで負傷者を乗せろ、敵の援軍はすぐに来る」


チヌークに隊員たちは急いで乗り込んでいく。

その周りをAH-64が旋回している。

石崎もぎりぎりまで援護し、自分も乗り込んだ。


こうして、一波乱あった特戦による偵察は終わったのであった。


























ほとんど自分の想像で書きました。違うところがかなりあるかもしれませんが許してください。

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