§第三話§
それから一週間の月日が流れた。
私は、正平の言葉が信じれなかった……。
GROW(正平たちのバンド)は、基本的にリーダーの正平が歌っている。一応、CDもだしている。いきなり、私がボーカルになったりしたら、他のメンバーやファンが反対する…。そんなことはわかっている。でも、昔からの夢が叶うと思うと断りきれなかった……。
よし、決めた!!!!!!
もう一度、正平に会おう。会って詳しく聞かなきゃ。
プルルルル、プルルルル
「はい、正平です」
「あ、正平?沙耶やけど。今から会いたいんだけどいいかな?」
「あ、オレモ沙耶に会わせたい人たちがいるから、会いたかったんだ。今からすぐ、あの場所に来て!!!!!」
「わ、わかった。」
ツーツーツーツー
あっきれた。
きがえようかな…
私は急いできがえて、ある場所、いわゆる【ライター】というバーに向かった。
カラーン、コローン
「いらっしゃい。沙耶ちゃん。奥でおまちだよ。」
「ありがとうマスター」
優しいマスター。。。。
「お待たせ!!!!!あっ……」
「やっと来たわ#」
なっ菜々子さん!!!
「まぁ、そういうなって。菜々子」
てか、なんで、GROWのメンバーがいるのよ……
「まぁ、ここ座れよ、沙耶」
「じゃあ、まずはメンバー紹介するか」
えっ
「待って、まだ私、返事してないよ!!!」
「ここにきたってことは、いいんだろ。決心したんだろ」
いや、まだ考え中なんだけど…
「いや、だからまだ…」
ごめん…
「……そっか。」
ほんとにごめん…
「まぁ、とりあえずメンバー紹介するよ。まず右のグラサンかけてる奴が、ドラムのジロー」
「よろしく。沙耶さん」
「あっはい。よろしくおねがいします。」
なんか、もうメンバーになってる…
「で、目付きが恐いこの女がピアノorギターの菜々子」
「目付きが悪くて悪かったね#」
「まぁ、そうおこるな(笑)で、髪がホワイトでベースのタツミ」
「おじょうちゃんよろしく!!」
「あっはい。」
「で、おれはギターのショウヘイ。」
ショウヘイは紹介しなくてもわかるよ。
「次は、沙耶の紹介だよ」
「あっうん。」
私は、簡単に自己紹介をした。なんか、ショウヘイと付き合っていることを言った瞬間、菜々子さんに、睨まれたような……気のせいかな?
こうして、私たちはいろんな話をして、いえにかえっていった。