§第一話§
「ただいま〜」
「おかえり沙耶。テストどうだった?」
うるさいな〜。いちいち…
「もちろん、学年一だよ♪」
「よかったね〜これからも勉強頑張りなさいよ」
私は何も返事をせずに自分の部屋にもどった。いつも勉強勉強うるさい。
今日の予定はきまっている。正平と夜遊び。いや、正平に体を売る日だ。
正平とは売春している頃にであった。夜、ぶらぶら外を歩いていたら正平から声をかけてきた。歳は同じくらい。はじめは、気晴らしに話していたが、私が売春をしていると聞いてから、正平は私に金を渡し、一夜を過ごすことが多くなった。私も、おじさんの相手をするよりかはマシなので売春はすっかりやめてしまった。
30分前か……そろそろ行くかな。
「沙耶〜ちょっと降りてきて〜」
なによ…
「なにママ」
「今日からアメリカに出張なの。」
しってるつーの…
「だから、夕食は勝手にたべてて。買いどめしてたから(笑)一週間は帰ってこないからね。」
「分かった。パパは?」
「明後日ぐらいに帰ってくるはずよ!!!」
かえってこなくていいのに……
「じゃあ、いってきます」
「いってらっしゃい。ママ」
さぁ、準備しよっかな。整理用品と財布と携帯とバックしかもっていかないけど(笑)
「あ…シャワー浴びる時間勿体ないからさきに浴びていこかな♪」
そう思った私は、シャワーを浴びることにした。
30分後。
私はいそいできがえ、待ち合わせの所にむかった。