賢者の囁き
今日は金曜 「金曜女のドラマシリーズ」です。
乾き切った薄紙が
一瞬にして激しく燃える様に
上と下で叫び続け
声も何もかも
曝け出した後に
枕に顔を埋めると
体の内の余震が遠雷の様に聞こえて来る
カチリ!とライターの音がして
私の嫌いなタバコのニオイがする
そう!ほんの数秒前までは
ヤニだらけの口で嬲られて
私は歓喜していたというのに!
それは線香花火がはじけ切った後に零れ出た
背筋が凍るニオイと相まって
私に絶望を感じさせる
ああ私
ちっとも
大切に
されていない
分かっている
そんな事
分かり過ぎるほど
分かっている
でもまた
髪にキスされて
耳元で
“パスワード”を
囁かれたら
私は簡単に
剥き身になり
愛を感じるのだろう
愛?
愛!
愛?!
愛……
ってなんだろう??
それは自らに掛けた欺瞞の呪文なのか?
抗いがたい
失うと考えただけで
恐怖に身がすくむ
2面のジグソーパズルの片側を
冷や汗が滲む手の中に隠し持って
頼りない吊り橋を
いくつもいくつも渡り続け
ほんの数歩の地面を踏みしめる
その僅かの間だけ
安息を感じる
それが愛?
「そうじゃない!」
って言葉は
トイレに流したペーパーより儚く
どこかに溶け去り
私はきっと明日も
カレの意のままに叫ぶ
みっともない楽器で
それを幸いと
身も心も
感じようとするのだろう
愛の感じ方って……きっと一つじゃないだろうし、こんな極端な事は
そうはないのでしょうが……
色々と考えてしまいます(*_*;
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