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 セバスチャンたちと魔物を倒した後、鐘を聞きつけやってきた正宗とビックに新しく執事を召喚したことと、セバスチャンの部下になった旨を伝える。


 ここで俺は正宗たち精鋭ゴブリンの目にも隈があるのを発見する。先ほどまで夜番を終わらせて就寝しようとしていた所に鐘の音が聞こえた感じかな? 

 

「夜番が終わってるから来なくていいのに」

「何人か拙者の配下を残してはいるんですが、どうも気になって来てしまうでござる」


 気持ちは理解できなくもない。自分が防衛の要だということは認識しているようようで結構だが、それで体調を壊されてはたまったもんじゃない。さっさと二階層に村を作って安心して就寝する時間を確保して欲しいものだ。いやこのモンスターの数なら村ではなく町かな?


 まあ、どちらにせよ二階層の建築を急ぐ必要性が出てきた。階段を降りると早速門番がお出迎え。仮防衛拠点の次に厳重なのではないかと思えるほど屈強なゴブリンが警備をしている。


 門番が俺にむかって敬礼をしている。ノリノリで俺も敬礼を返す。


 そして門をくぐると、町に向かって伸びている石畳が見える。きれいに整えられた石を使っており、よく見ると俺が図書館の作成に使用した技術が使われていた。


 石畳を歩きながら景色を眺めていると、左右に防衛施設らしき建築物が作成されているのに目が行く。今は柵を組み建てているのだろうか。鉄でできた柵を地面に固定させている。


 少し様子見のつもりで見ていたがかなり時間を食ってしまった。急いで俺は町に向かって歩き出す。


 町に着くとまだ、簡易的なキャンプなどした建てられておらず。皆防衛拠点へ向かって資材を運んでいる様だ。自分たちが住む場所より自分たちを守る場所を先に建てたいようだ。


 その気持ちも理解できるが、正宗たち防衛組の生活拠点の為住居スペースを早く作るよう説明する。それでも何人かは説明が通じないのか、理解していないのか防衛拠点を作ろうと資材を運ぶ姿勢に入る。


 仕方なく俺はダンジョンマスターの命令権を行使し、住居を作成させることにした。何気に初めての命令権の行使である。


「このままいけ直ぐに建てられるだろうが、必要なものは俺に理由と共に言ってくれ」


 モンスターたちにどれが足りないか聞き、なるべく早く建設できるようにしたい。


「あのぉ、すいません。建設土台用の土が欲しいんですけど」


 早速可愛らしいスライムから声が掛かり、必要量である土を召喚する。ダンジョンの土を掘るのはとても難しく魔法が進展していない我がダンジョンのモンスターでは土に魔素を浸透させることはできない。

 

 なら俺に召喚してもらおうということだ。内容を聞き終わると俺は町の外へ行き、大量の土を召喚する。


 モンスターたちは俺が召喚した土を即座に運び出す。それを固めて土台を作成していく。夕暮れには山盛りの土をなくすことが出来た。明日は階段にある木材から運ぶかどうするか、悩んでいる今日である。


 


 


後で編集して直すところは直しておきます。

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