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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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612エルフさん達を起こそう!!

 今僕達は、またあの森に来ています。あっ、でも来る前にエシェット達が黒服達や、他に悪い物がないか全部確認しました。それで大丈夫ってなったらから、また来たんだよ。えとねぇ、エルフさん達を治しに来たの。


 今ちょっと具合が悪くて寝ちゃってるエルフさん達が、いっぱい居るんだって。だからそのエルフさん達をディルに治してもらうんだけど、僕が一緒の方がディルの力が強くなるから、だから一緒に来ました。

 最初お父さん達が、僕がディルに力をあげて、それで僕はお家に居た方が良いって言ったけど。エシェットがこれからやる事が色々あるから、なるべく早くみんなを治したいって。


 それにね、今僕、魔力をいっぱい使っちゃったみたいです。剣を使うまではいっぱいだったんだけど、剣で結界を壊してる時とか、魔力をたくさん使っちゃったんだって。だから今はあんまり魔力をあげられません。


 森についてすぐ、僕もディル達もビックリ。だって森にいっぱいエルフさん達がいたんだ。うじゃうじゃ、うじゃうじゃ。それでみんなが僕達を見て来てて。ぼく、マシロのおしっぽに隠れちゃいました。エルフさん達は眠っちゃってる人達を迎えに来たんだって。


『まったく、ユーキが困っているではないか。おい、アンドレアス、皆が起きるまでは近づくなと伝えておけ、我等は先に向かう』


 シユルースが先頭で、僕達が後ろからついて行きます。みんな進むの早いから、すぐにエルフさん達が見えなくなりました。ふぃ~、良かった。


 森の中には、全然霧がなかったです。変な結界が消えて、マシロ達だけじゃなくてシユルースも普通に魔法が使えるようになったから、全部の霧をお片付けしたんだって。でも少し向こうに白いもやもやが見えて、あれは何?って聞いたら、あれは僕達が最初に来た幻の森の場所だって教えてくれました。


「あれはきえないでしゅか?」


『あれは元々ここにある物なのだ。だから消えないし、消す事はできない』


 あそこに入ったら迷子になっちゃってダメダメなのに、シユルースも消さないんだって。


 どんどん進むと、いきなり広い場所に出て、そこにいっぱいエルフさん達が寝ていました。いっぱいだよ。僕とディルはまたまたビックリです。


「みんなどうして、ねてるでしゅか? くろふくがいじわるして、ぐあいわるくなってねてるでしゅか?」


『…それは』

 

 シユルースが何か言おうとしたら、エシェットとマシロがね、ささっと教えてくれたよ、


『そのようだ。黒服達は精霊の石を奪うために、力が必要だったからな』


『その力をこのエルフ達から奪ったようだ。だから皆、魔力が足りずに眠ってしまっている』


「ふおお!? やっぱりわるいくろふくでしゅね!」


『本当だな! 今俺が直してやるからな!』


 僕達はマシロ達と一緒に、眠っているエルフさん達の真ん中に移動します。


『おい、今のは…』


『そういう事にしておけ。大体もともとの原因は奴等だからな。…お前の事をユーキは気に入っている。お前がこれをやったと知れば、ユーキが悲しむ。だからそう言う事にしておけ』


『………』


『が、ユーキの方はそれで良いが、エルフの方は。そっちは全てが終わったら、しっかりと話しをしろ』


『ああ、もちろん。…ありがとう』


『ふんっ、ユーキのためだからな。行くぞ。さっさと終わらせて、次の事をやらなければ』


 少し遅れてエシェットとシユルースも僕達の所に来たよ。


「ディル、がんばれでしゅう!! ぼく、ちかくでおうえん!」


『おぅ! 任せとけ!!』


 ディルが変身します。えと、みんなに見える、あの可愛い姿のディルに変身。だってその方がいっぱい魔法が使えるから。それからちょっと上の方に飛んでいって、パアァァァッ!!って光り始めました。


 キラキラの綺麗な粒が溢れ出して、そのキラキラの粒が、眠っているエルフさん達に降ってきます。とっても綺麗なの。キラキラお雪が降ってきてるみたいで、僕は近くに降ってきたキラキラをお手々でふさふさしちゃいます。そうしたらマシロに大人しくしてろって怒られちゃいました。


 僕はハッ!として、ふさふさしてないで応援を始めます。それでね応援を始めてすぐでした。近くで寝ていたエルフさんが動いて、その後すぐにお目々を覚ましたんだ。起き上がって周りをキョロキョロ。


「こ、ここは!?」


 慌てちゃうエルフさんに、アンドレアスが近づいてお話しをします。その間に次のエルフさんがお目々を覚まして。またアンドレアスがお話しをして、またまたその間にお目々を覚ますエルフさん達。周りが一気に騒がしくなりました。

 

『もう大丈夫、みんな目を覚ましたぞ!!』


 光が消えたディルが戻ってきて、マシロの頭の上でカッコいいポーズをしました。アンドレアスがお話ししているうちに、全員お目々が覚めたって。エシェットがアンドレアスを呼んで、一気に話した方が早いって言いました。


『皆の者、聞け!!』


 大きなお声でエシェットが叫んだから、僕とディルは急いでお耳を塞いだよ。エシェット、大きなお声で話す時は先に言って!


『いいか!! 今からアンドレアスが説明をする。それとお前達の里の者達が、森の外に迎えにきているから、アンドレアスの話しを聞いたら、全員森の外へ移動しろ!!』


 エシェットのお話しが終わったら、エルフさん達がし~んってなって。アンドレアスが頭をふるふるしながら、こっちに集まってくれって言うと。エルフさん達がぞろぞろ、アンドレアスの方へ集まってきたよ。


『では我等は帰るか。おい先に帰るぞ、お前はこちらが落ち着いたら来れば良い。先に話しを進めておく』


「分かった」


 僕達とシユルースは先にお家に帰ります。くろにゃんが影を広げて、その中に入って。次は何をするのかな?

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