表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

545/645

521みんなニコニコ。バリバリ、ボリボリ。

『ユーキ、楽しかったか?』


「うん!!」


「そうか、良かったな。私は少し疲れたよ。ハハハ…」


 今僕達はお家の近くの森の上を飛んでいます。本当はすぐにお家に帰るはずだったけど。今日はとってもお天気が良くて夕日が綺麗だから、途中から飛んで帰ろうってエシェットが。


 ザクスさんとクインさんにご飯を届けて、たくさんお菓子を貰って。ザクスさんと今度遊ぶお約束をしたら、すぐに僕達はイザック達の所に戻りました。戻ったら僕達がご飯を運んだ場所には、たくさんの魔獣さん達が集まってて。木の実と果物のお山の周りにも、魔獣さん達が集まってたよ。


 ぞうさんやキリンさんに似てる魔獣さんとか、あっ、小さいカメさん魔獣もたくさん居ました。カメさんルトブルの爪くらいの大きさの亀さんでしょう。僕のお手々くらいの大きさのカメさんでしょう。小さいカメさんはとっても可愛かったです。

 

 あとあと、ルーリアもいっぱい居ました。それでねホプリンが喜んでいっぱいのルーリアの中に入って行っちゃって。何処にいるか分からなくなっちゃって。僕ちょっと慌てちゃいました。

 お名前を呼んで、それからホプリンは僕とお友達になって、おしっぽが他のルーリアよりも、ちょっと大きくてもふもふだから。そのおしっぽを探して。


 見つけたのはぷにちゃんでした。ぷにちゃんはポンポンポンッてルーリアの頭の上を飛んで行って真ん中まで移動。真ん中のルーリアの頭の上で止まりました。少ししかたってなかったのに、ホプリンは真ん中まで移動してたんだ。

 ホプリンはぷにちゃんを頭に乗せたまま、ピョンピョン跳ねて、果物のお山のてっぺんに。それでごめんねって叫んでました。ふぃ~。良かった見つかって。


 それからもうご飯を食べ終わった魔獣さん達が、順番に僕達にありがとうしに来てくれました。僕達はまたまたにっこりです。みんなご飯いっぱい良かったね。僕達が魔獣さん達とお話ししてるうちに、エシェット達もイザックとお話し。これからの事をお話ししてたみたいです。


 そしてそのお話が終わったら僕達の帰る時間。その時にエシェットが夕焼けを見ながら帰ろうって言いました。僕、夕焼け見るの大好き。お家の屋根から見るのも好きだけど、エシェットに乗ってみる夕焼けも大好きです。でもお父さんはみんなが驚くからあんまり乗っちゃダメって。もっとお空から見られたら良いのに。


『さて、そろそろか。木に隠れながら飛ぶのは終わりだ。外に出るぞ』


 バサッ!! エシェットがお羽を大きく広げます。そうしたら今までは木の間や、ちょっと上を飛んでいたんだけど、完璧に森が見える所まで上がって。


「ふあぁぁぁ!! きれいでしゅう!!」


『本当だね。とっても綺麗!!』


『ぷゆゆゆゆん!!』


『ぷにも綺麗だって』


「本当に今日の夕焼けは綺麗だな」


 僕はハッとしました。こんなに綺麗な夕焼け、お母さんやお兄ちゃん達も見たいはず。僕はエシェットの背中をパシパシ。それから急いでお家に戻ってって言いました。


「かあしゃんとにいしゃん、つれてくるでしゅ! はやくしないと、きえちゃうでしゅ!!」


『ならば一瞬で家へ戻ろう。くろにゃん!』


 くろにゃんの影に入って、お家のお庭につきました。リュカ達が急いでお母さん達を呼びに行ってくれます。僕だと遅いから。それですぐにお母さん達が走ってきました。またまたくろにゃんでさっきの場所まで移動します。


「あら、本当にいつもより綺麗ね」


「確かに。でもリュカ達が慌てて飛んで来たから、何かあったのかと思って焦ったよ」


「モリオンは後でお煎餅って言いながら来たぞ」


 そうだ。お煎餅まだ食べてない。飴だけ舐めて、そのあとはバタバタしてたから、お煎餅食べてる時間がありませんでした。僕は慌ててカバンの中からお煎餅を出します。それからみんなにお煎餅を配って。


「あら、ユーキちゃん、みんなも。今からお煎餅を食べるの? おやつの時間は過ぎているわよ」


「えとえと、でも、ゆうやけがきれいで、みながらたべたくて」


『天気の良い日に、お庭でお菓子を食べるのと一緒だよね』


『綺麗な夕焼けを見ながら食べたいよね』


「ふふ。分かったわ。お煎餅といっても、その小さなお煎餅1枚だけだものね」


 ふぅ、良かったぁ。急いでお煎餅の袋を破いて、みんなで並んで綺麗な夕焼けを見ながらお煎餅を食べます。うん! とっても美味しい。


『おい、我の背中に煎餅のカケラを落とすなよ』


『美味しいねぇ』


『いつもより綺麗な夕焼け。お煎餅もいつもよりも美味しく感じるよ』


『おい、聞いているのか?』


 バリバリ、パリパリ。


『おい!』


『ほら、エシェットちゃんと飛んで!』


『もう1回、向こうから飛んでなのぉ!』


『だから我の話しを…』


 今日は魔獣さんもたくさんご飯が食べられてニコニコ。それからザクスさん達にもご飯を届けて。街の人もニコニコだってザクスさんが。僕達も綺麗な夕焼けを見れて、お煎餅も食べられてニコニコ。

 美味しいご飯やお菓子がないのはダメダメだもん。それからみんながニコニコじゃないのもダメダメ。みんなのダメダメがなくなって良かったぁ。


 あっ! 明日も良いお天気だったら、またみんなで夕焼けを見にこようよ。今度は別のお菓子を持って。何が良いかなぁ。クッキー。小さいケーキ。う~ん。後でみんなで考えなくちゃ。


 バリバリ、パリパリ。


『おい、本当に溢すなよ!!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 更新、お疲れ様ですm(_ _)m エシェットでお空のお散歩良いですね(o´艸`o)♪ さすがにエシェットも自分に食べこぼしされるのは嫌なんですね(; ・`ω・´)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ