表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

503/645

480初めての?

 う~、早く寝たいようぉ。僕はお父さんのことをパシパシ叩きます。


「疲れて寝て帰って来ようとしたんだが、なかなかぐっすり眠れなくてな。ぐずってるんだ」


「ああ、そういう事ですか。実は坊っちゃんに頼みたいことがあったんですが、これではダメそうですね」


「何だ? ユーキに急用か? なら私が代わりに聞くが」


「いえ、きっと坊っちゃんに直接言った方が、喜ぶと思うので、明日朝食の時にでも」


「そちらがそれで良いならいいが」


「そこまで急用というわけでもないので。それよりも早く寝かせて上げてください」


「そうか。ああ、今日の夜はこちらの食堂で夕飯にするからよろしくな」


「はい」


 お話終わり? やっとパパ達のお声が聞こえなくなって、僕はしょぼしょぼお目々を開けます。うっすらと何か見えて、それが離れて行ったら、お父さんが歩き始めました。

 それでお部屋に着いたら、僕はベッドに座って、たぶんお母さんがお洋服を着替えさせてくれて。そのままゴロン。おやすみなさい。


 起きたのは夜中でした。僕、冒険した日は、夜中にお目々が覚めることが多いです。それからおしっこに行きたくなって、お腹も空いて。マシロが近づいて来て、僕はマシロの頭をなでなでしながら、もう片方のお手々でお父さんのお顔をペシペシ。お父さん、おしっこ洩れちゃう。


 前に冒険に来たとき、この前また会った、あの怒られた冒険者のおじさんに、僕おトイレでなんか分かんないけど、怒られちゃったでしょう。またああいう冒険者さんが居るかもしれないから、僕1人で、おトイレに行っちゃっダメって。行くときはお父さんかハロルド達、アシェルと一緒のお約束したんだよ。


「ん? 起きたのか?」


「とうしゃん、おちっこ。それと、おなかすいたでしゅ」


「ああ、分かった。じゃあトイレからだな」


 急いでおトイレに連れて行ってもらう僕。おトイレから出てきたら、ハロルド達がトイレの前に居ました。おトイレの前で何してるの? それにお酒持ってる?


「よし、大丈夫だな」


 僕が出て来たの確認して、ご飯食べるお部屋に戻って行くハロルド達。あんまり飲むと、明日僕達がお酒攻撃しちゃうよ?


 お部屋に戻ったらディル達が起きてて、それからアシェルがご飯をご用意しててくれました。サンドイッチとスープ。おトイレに行ってお目々が覚めた僕。でもご飯を食べたらまた眠くなってきて、ご飯食べ終わったらすぐにまた寝ちゃいました。


 次の日の朝。ご飯を食べたら今日もギルドに行きます。それからお道具屋さんにも。ご飯を食べるお部屋に行って、お宿のおじさんの美味しいご飯をモグモグ。

 それで最後のフルーツを食べてる時でした。僕達の所にお宿のおじさんが来ました。


「坊っちゃん、おはようございます。良く眠れましたか?」


「うん!!」


「そうですか。それは良かった。実は坊っちゃんにお願いがあるんですが」


 お願い? お宿のおじさんが僕にお願いだって。何だろう? おじさんのお話聞いて、ディル達が果物を口に入れたまま集まって来ます。それでお母さんに怒られて。


「はは、来たのが少し早かったですね。また食べ終わった頃お伺いします」


 そう言っておじさんは、お料理する所に戻って行っちゃいました。お母さんが僕達を見て、それからジョシュアお兄ちゃんを見てため息です。


「もう、あなたのせいで、ユーキちゃん達がだんだんはしたなくなってきちゃったわ。あなたもいい歳なのだから、ユーキちゃん達のお手本になってもらわないと」


「ご馳走様! 兄さん先にギルドに行ってるからな!」


 ジョシュアお兄ちゃんは一気に残りのジュースを飲んで、ご飯のお部屋から出て行っちゃいました。


「ジョシュア! もう、あの子ったら」


 少しして食べ終わった僕達。さっきのジョシュアお兄ちゃんのこと思い出して、残りのジュースを一気に飲もうとします。コクコク、コクコク。う~ん、全部飲めませんでした。ディル達も。


「ユーキちゃん、みんなも、ジョシュアのまねしようとしたでしょう。ダメよまねしちゃ。他の場所でお行儀が悪い事ばかりしてたら、もう来ないでくださいって、言われてしまうかもしれないわよ」


 でも、お兄ちゃんはいつもやってるよ。ねぇ、ってみんなで言います。そしたらお母さんまたため息です。それでお父さんが笑って、お母さんに睨まれて、すぐに笑うの止めてピシってしてたよ。


 お宿のおばさんがお皿をお片付けして、おじさんがまた僕達の所に来ました。手にギルドの依頼書とおんなじ紙を持ってます。


「実は坊っちゃん方に、依頼したい事がありまして。前回のように、キノコをたくさん採って来てもらえないかと」


「お、ユーキ、みんなも初めての指名依頼だね」


 アンソニーお兄ちゃんがそう言いました。指名依頼? 何だろうそれ? おじさんが依頼書を僕に渡してきて、みんなでそれを見ます。

 依頼書はいつもとおんなじみたい。文字がたくさん、それから絵が描いてあって。キノコの絵が5個描いてあります。


 お父さんが僕の近くに座って、一緒に依頼書を見ました。上から順番に依頼書を読んでくれます。でも最初からいつもと違いました。いつも最初は子供ギルドから、冒険者の皆様にお願いって書いてあるんだけど…。


「宿屋の店主から冒険者ユーキ、また冒険者ユーキの仲間に依頼をお願いする」


 ね、いつもと違うでしょう?




      *********


いつもご愛読ありがとうございます。

大変遅くなりました。今日より更新再開いたします。お待たせして、申し訳ありません。

待っていたただいていた間、温かいお言葉、本当にありがとうございます。

まだ全快ではないのですが、かなり具合が良くなりました。

毎日更新は無理かもしれませんが、なるべく更新出来たらと思っております。

これからもよろしくお願いしたします。


                                  ありぽん

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 更新、お疲れ様ですm(_ _)m ユーキも遂に指名依頼が来るようになったんですね( ≧∀≦)ノ 冒険者としてもワンランクアップな感じですねΣb( `・ω・´)グッ
[一言] お疲れ様です(*^^*) ユーキくんも冒険再開ですね!
[一言] 無理は禁物です。 再開はとっても嬉しいんですよ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ