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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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479楽しい練習終わり! 眠いのに眠れない?

「さぁ、そろそろ帰るぞ。モス達にお礼を言いなさい」


「ありがと、ごじゃいました!!」


「ありがとう!!」


『ありがとう!!』


 みんなでモス達にありがとうします。それでお片付けして、僕達は入って来た石のドアの所に。モス達はここでお別れ。小さい子やお父さん達がモス達を見たら、ビックリしちゃうかもしれないから。


『また、次の冒険でな』


『次が最後でしょう? 僕達絶対ここで待ってるからね』


『最後は何をして遊ぶか…』


「バイバイでしゅ!!」


 みんなでバイバイして、狭い道を歩いて帰ります。それから洞窟の出口に着いたら、アースとモグラさんとバイバイです。アースはこれから洞窟の見回りなんだって。


『じゃあまた今度な』


『ユーキ、最後の日もここに来るの? 僕もまた会いに来て良い?』


「うん!! みんなでぼうけんするでしゅ!」


 モグラさんとお約束。楽しみだなぁ。


 2人にバイバイして歩き始めようとしたときでした。お父さんがもう今日は遅いから、やっつけるお花や草があっても、そのまま何もしないで帰るぞって言ったんだけど。それで僕思いだしました。


 攻撃の練習してて、それからアース達がご用意してくれた果物をおやつに食べてて。ここに来るときに僕がやっつけてもらった、ドロップの飴の事忘れてました。大変! モス達にあげてない! ストーンとモグラさんには今あげれば良いし、アースも今あげれば良いけど。モス達はどうしよう!?


 僕が慌ててたら、お母さんが自分のカバンから小さな袋をたくさん出してくれて、それに飴を入れなさいって。だからおんなじ数の飴を袋に入れて、その後はお母さんがリボン付けてくれて。


 袋を1つずつアース達にあげます。それからストーンに、他に3つ袋を渡して、モス達に持って行ってもらう事にしました。お母さんが小さい袋とリボン持っててくれて良かった。ちゃんとお母さんにありがとうしたよ。


「よし、これはちゃんとモス達に届けるからな」


『ユーキ、ありがとう!! またね!!』


 もう1回バイバイして歩き始めました。それでそのまま初めてアースと会った場所に着いたら、アースとここでバイバイです。アースに1回抱っこしてもらって、今日の練習の事もう1回ありがとうしました。


「今日は楽しかったぞ。最終日も楽しもうな」


「うん!! バイバイ!!」


 思いっきりバイバイしながら、アースが見えなくなるまで、後ろを何回も振り向きながら歩いてたら、途中で転びそうになって、お父さんに怒られちゃったよ。失敗失敗。

 アースが見えなくなって、大きな道に出たら、他の小さい子も、お父さん達も、たくさん出口に向かって歩いてました。


 みんなで今日のお話しながら歩きます。みんな家に帰ったら、今日教えてもらった事、いっぱい練習するって。僕も練習するよ。それで次、また冒険しに来たときに見てもらうんだ。アシェルにいっぱい板作ってもらおう。この前妖精の国で作ってくれたみたいなやつ。その方が練習できるでしょう?


 森から出たら、お兄ちゃん達がもう待ってました。みんなで馬車に乗る長い列に並びます。みんな帰る時間が一緒になっちゃったから、とっても列長いの。僕途中まで頑張って立ってたんだよ。でも半分くらいの所まで来たら、眠くなってきちゃいました。


 お父さんとお手々繋いでたんだけど、時々こっくりこっくり、お手々が離れそうになったり。たまに足がカクンってなったり。頭が後ろにガクンってなったり。


「はは、さすがに限界か」


 お父さんが僕のこと抱っこしてくれます。ディル達はマシロの毛にくるまったり、背中に乗ったり、くろにゃんの背中や頭に乗って、もう寝ちゃってるよ。

 ほんとはお兄ちゃん達に、今日の練習の事いっぱいお話したかったけど、もうお目々が開けていられません。僕もみんなと一緒におやすみなさい。


 でも、お休みなさいしたんだけど、お目々も瞑ったんだけ、何かすぐにちょっとだけ目が覚めちゃいます。それでまたすぐ眠くなって。ずっとゆっくり寝たいのに、目が覚めちゃう。やっと馬車に乗ってもそうでした。


 馬車に乗ったらお父さんの抱っこから、お母さんの抱っこに変わって、お母さんが僕のお背中をポンポンしてくれて、すぐに寝たんだけど、また起きちゃって。起きたとき馬車の中見たら、小さい子達みんなぐっすり寝てました。何で僕だけ寝れないの? 何かだんだんイライラ、ムカムカして来ちゃった。


「う~、ねみゅい~」


 お母さんがまたお背中をポンポンしてくれます。でも今はいつもは嬉しいポンポンがなんかヤダ。


「ぽんぽん、ちがう!」


「ほらユーキちゃん。お目々閉じて、静かにしてれば寝られるわ」


「う~」


「まいったな。ちょっと気分が上がり過ぎて、興奮してて寝られないか?」


「こんなにぐずるの久しぶりね」


「他の子達が起きないようにしないと」


 それからも僕は起きたり寝たり。街に着くまでずっとそうでした。


 街に着いて、馬車から下りたら今度はお父さんに抱っこしてもらって、そのままお宿に。お宿に着いたら誰かが僕達にお話してきました。僕早くお部屋に行きたいのに!


「今お戻りで? 坊っちゃんにお話があるんですが、どうしました?」

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新、お疲れ様ですm(_ _)m お母さん、出先でも準備万端なんですね( *´艸`)
[一言] お疲れ様です 眠いのに寝れないとイライラしますよね~
感想一覧
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