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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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466モグラさんの石、それからチョコミ達のお土産

『チュッキ?』


「どうして僕の葉っぱの上に乗っけたのか、聞いているぞ」


 僕はモグラさんにお話します。


 だって、モグラさん初めての冒険だったでしょう? それで初めての依頼でちゃんと石を見つけて。ぷにちゃんやルルちゃんも初めての冒険だったけど、ちょっと違う事があります。


 それは僕達はいつでも冒険が出来て、モグラさんは違うって事。さっきお父さんが言ったでしょう? 今回は3回だけ冒険だって。だから3回冒険が終わったら、僕はお家に帰ります。でも、またお父さんのお仕事とか、お母さんのお仕事とかないときに、冒険に来れます。それでギルドに行って、依頼やって。


 でもモグラさんは違います。モグラさんは森に住んでて、いつも森に居るモグラさん。冒険ごっこは出来るけど、子供ギルドも大人ギルドもないから、本当の冒険はできません。だから依頼で石を探したり、お花を探したり、それでプレゼントを貰ったり。できないでしょう?


 あとあと、僕はマシロやみんなが、宝物見つけるの上手だから、お家には宝物いっぱい。なかなか冒険ができなくて、せっかく初めての冒険で宝物を見つけたモグラさん。だから僕、この1番珍しい石はモグラさんが持ってる方が良いと思ったんだ。


 そう僕がお話したら、モグラさんが透明の石を見て、それから僕を見て、周りのみんなを見て。


「主はお前に持っていてほしいのだ。せっかく主と一緒に見つけた石だ。お前の宝物にすると良い」


 マシロがそう言ったら、モグラさんが僕に抱きついてきました。それからピスピス泣いて、


「ありがとう、大切にすると言っているぞ」


 僕はモグラさんを抱きしめます。だって僕達冒険する仲間だもん。お父さんが前に、他の人と、えっとね、友達になった人とか、大切な人達と冒険するときは、みんなのこと考えて、みんなが楽しい冒険ができるようにするんだぞって言ってた。他にもたくさん言ってたけど、僕全部覚えられなくて。でもみんな楽しくはちゃんと覚えてるよ。だからいつもは一緒に居られないモグラさんが、楽しいのが1番だと思うんだ。


「あなた、ちゃんとユーキちゃんは、あなたや私が言った事を守っているわよ」


「ああ、そうだな。仲間を大切にする。これは冒険でも、他のことでも、1番大切な事だからな」


 モグラさんが泣くの止まるまで、僕は頭をなでなで。泣くの止まった後は、モグラさんは葉っぱを綺麗に畳んで、石を包みました。


 そうだ! 僕モグラさんにお願いしようと思ったことがあるんだった。忘れるところでした。あのね、僕、石を探しながら考えてたんだ。

 昨日お父さんといろんな冒険のお道具買ったでしょう? それで今日はまだそれを使ってなくて。


 僕達がモグラさんに連れて来てもらったこの場所には、珍しい石だけじゃなくて、珍しいコケや、小さい可愛いいお花も。それをちょっとだけもらって、あの珍しい物をしまう入れ物に入れて持って帰りたいの。それでお家で待ってるチョコミ達のお土産にしたいんだ。


 チョコミ達の入れ物の周りに飾ってあげるの。暗い所で光るから、夜暗くなってキラキラ光ったら、とっても綺麗だから、チョコミ達綺麗だって喜ぶと思うんだ。

 だからモグラさんに持って帰っても良いか、聞こうって考えてました。だってここはモグラさんとモグラさんのお友達が好きな場所でしょう? 勝手に持って帰っちゃダメダメです。


 良し、モグラさんにお願いしてみよう! 石を包んだ葉っぱを、自分の寝てる場所に持って行ったモグラさんを待ちます。それですぐに帰って来たモグラさんに聞いてみました。


「えと、モグラしゃん、おねがいあるでしゅ」


『チュキィ?』


 僕はお家に居るチョコミ達のお話して、それからコケとお花のお話をしました。そしたらモグラさんに良いよって。それから最初に、向こうの壁に付いてコケの所に連れて行ってくれました、


『チュキ、チュッキィ!』


「このコケが1番綺麗だと。これを持って帰ると良いと言っているぞ」


「ありがとでしゅ!!」


 コケは前に来たとき取ったから、僕ちゃんと取れるもんね。僕はカバンからコケをしまう入れ物を出して、モグラさんに教えてもらったコケを、壁から綺麗に取ります。それでそのまま崩さないように、綺麗に入れ物に入れました。良し、完璧です。


 コケが終わったら、次はお花の所に連れて行ってくれました。それでやっぱり1番綺麗なお花を教えてくれます。綺麗な花がいっぱい。でもその中でこれが良いって、モグラさんが指さしました。


『チュキィ、チュキィ。チュッキィ』


「花の中でもこれが良いらしい。時間で色が変わると。ふむ、我もあまり見たことがない花だ。こんな所に咲いているとは」


「このおはな、いいでしゅか?」


『チュッキィ!!』


「透明な石のお礼だと」


「ありがとでしゅう!!」


 お花もそっと折れないように、花弁が取れちゃわないように、キミルと一緒に摘みました。一緒に摘んでもらって、枯れないようにキミルに魔法かけてもらったの。それを入れ物に入れて。良し、お花も完璧です。


 みんなでモグラさんにありがとうしました。モグラさんも僕達もみんなニコニコです。ニコニコしてたらお母さんに呼ばれて、みんなでお母さん達の所に戻りました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新、お疲れ様です(* ´ ▽ ` *) 仲間思いのユーキ、優しいですねd(*´ェ`*)
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