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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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465おままごと終わり! また遊べる?

 お母さんが、見つけた珍しい石は、後でどうするかお話しましょうって。だから今はおままごと終わらせちゃいなさいって言いました。そうしないと僕達帰る時間になっちゃって、おままごと途中で終わりになっちゃうから。


 僕達は慌てておままごとしてた所に。僕はまた料理人さんになって、みんなの夜ごはん作ります。今度はシュプちゃんがアシェルのまねして、僕が作ったご飯をみんなに配ってくれました。


 モグラさんだけは、さっきお父さんに貰った、依頼書のプレゼントのクッキーやお煎餅を食べたよ。他のお友達に、食べられちゃうといけないからって。


『チュッキ、チュキキ、チュッキ』


「せっかく自分で受けて、依頼やったのだから、これは自分のだと」


 そうだよね。モグラさんの初めての依頼だもんね。そうだ!! あれあげよう。


僕は夜のご飯が終わってから、みんなが寝るまでのゴロゴロしてる時に、自分のカバンの方に。それでカバンの中からアメを持って戻りました。これはまだモグラさん食べてないもんね。


 僕がモグラさんにアメをあげたら、モグラさんとっても喜んで、すぐにアメをお口の中に入れます。それでクッキーやお煎餅みたいに、バリバリ、アメを嚙んじゃったんだ。僕は慌ててモグラさんを止めました。でももうモグラさんはアメを食べちゃったあとで。


 僕はモグラさんにアメのこと説明します。それでまたアメをあげて。今度はバリバリしないで、ちゃんとお口の中でアメを転がすモグラさん。小さいアメだからすぐに舐め終わって、とっても美味しかったって。


 アメを舐めるのが終わったら、夜のご飯の後のゴロゴロ終わり。寝る時間です。くろにゃんに毛布を出してもらって、それからクッションも出してもらって。みんなでそれに寝ておやすみなさい。


 これでおままごと終わりです。寝るまねしてからすぐに起きた僕達。モグラさんにおままごとどうだったって聞きました。そしたらモグラさんとっても楽しかったって。お父さんがお仕事嫌いなのも分かったし、冒険は初めての依頼が出来て楽しかったし、僕達人間のことが分かって良かったって。


『チュッキ、チュキィ、チュチュキ』


「またユーキ達とおままごとがしたいと、それから冒険も。次はいつ遊べるか聞いているぞ」


 次? 次は…。 えっと次の冒険はリリースに攻撃をみんなで教えてもらって、それからもしかしたら、アース達が来てくれるかも。あとその次は、アース達と遊んで、また冒険して。


 お父さんは3回冒険して良いって。今日1回でしょう。リリースで1回。アース達と冒険で1回。全部で3回。あれ? 全部で3回。これじゃあモグラさんともう遊べない!? 

 僕はお父さんの方を見ました。みんなもお父さんのことをじっと見つめます。


「ユーキ、ダメだぞ。冒険は3回だって言っただろう」


「モグラさん…」


「ダメだ。みんなその後予定もあるし」


 モグラさんの方を見ます。モグラさんは遊べないって分かったみたい。とっても悲しそうな顔して、それで僕にくっ付いてきました。


『チュキィ…、チュキィィィ…』


「次はいつ遊びに来ると」


 僕達はまたまたお父さんを見ます。お父さんはとっても困ったお顔。


「ねぇ、ユーキ。別に冒険で来なくても、遊びに来るだけでも良くない?」


 リュカがモグラさんにお菓子をあげます。どこから持って来たのか聞いたら、お父さんのカバンからだって。お父さんが自分のカバンをバッて見ます。リュカ、お父さんのカバン、いつの間に開けたの? お父さんカバン持ってたのに。


「今は冒険でここに来てるでしょう? ギルドに行って、依頼やって。だから今度は冒険じゃなくて、遊びにだけ来るの。そうすれば、1日中遊んでられるでしょう? くろにゃんかモリオンに連れて来てもらえば良いし。冒険の時に遊ぼうとするから、忙しくて遊べなくなっちゃうんだよ」


 そっか、冒険しなければ、ずっと遊べるよね。リュカのお話聞いてモグラさんのお顔がパッて、ニコニコになります。それから僕達も。僕達はそのままお父さんの方を見ました。

お父さんはまたまた困ったお顔して、それから、僕達が帰りの準備が終わるまでに考えるから待ってなさいって。


おままごとのお道具をくろにゃんにしまってもらって、遊んだ所にゴミが落ちてないか確認。それからみんなで、マシロの所に行きました。

お母さんが黄色と青い石は持って帰るけど、珍しい石はどうするってモグラさんに聞きます。


 そしたらモグラさんが、僕達と半分こしようって言いました。うん、半分こがいいね。同じような大きさに分けて、それで順番に石を取っていきます。最初はモグラさんから。1つ取って、モグラさんは葉っぱの上に石を乗っけました。


 この葉っぱはとっても丈夫で、これに包んで、自分が寝てる所に持って帰るんだって。僕は袋に入れて持って帰ります。

 珍しい石はいっぱい。僕のお部屋と、お遊びのお部屋と、後はみんなでゆっくりするお部屋と。綺麗だからいろんな場所に飾りたいな。


 そんな事思って分けてたら、最後の石になりました。半分だけ透明の石と、全部が透明の石。僕は全部透明な石をモグラさんの葉っぱの上に乗っけました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新、お疲れ様ですm(_ _)m リュカ、ナイスアイデアですねd(*´ェ`*) でも、お父さんはちょっと困ってるようですね( *´艸`)
[一言] お疲れ様ですm(*_ _)m もぐらさん、家族になっちゃえばいいのに~ ユーキくん、透明な石あげちゃうの?偉いね!
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