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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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439気持ち悪いニコニコは止めよう!!

 朝起きて、ちょっと眠いけど朝のご飯を食べて、すぐに出発の時間です。お外に出たらお兄ちゃん達が乗る場所の後ろに、大きなグリフォンさんとあのニヤニヤ笑うフィオレートが立ってました。

 お母さんに何でいるのって聞いたら、昨日お友達になるって言ったでしょって。ん? 言ったっけ?


『ユーキ、昨日じぃじのお手紙読んだよ』


「それでボク達お友達になるって言ったよ」


 昨日、昨日…あっ! そうだった。じぃじのお手紙、フィオレートはお友達いないから、お友達になってって書いてあって、僕達お友達になったんだった。寝たら忘れちゃってました。

 僕お友達でみんなにお話しようと思ってたことがあるんだ。馬車に乗ったらみんなにお話しなくちゃ。とっても大切な事だよ。


 馬車に乗って、お尻が痛くならないように、お椅子の所と、絨毯の引いてある所にキミルに綿を出してもらいました。それから今日馬車のなかで遊ぶおもちゃを出します。ルルちゃん達の冒険者さんの練習もするんだ。


 馬車が動きはじめて、すぐにみんな遊ぼうとしたんだけど、その前にお話。


「えと、おはなし」


「お話?」


『遊ばないの?』


「あしょぶけど、おはなし」


 僕はフィオレートの事お話しました。


 えっと、フィオレートのニコニコは気持ち悪いでしょう? でもそうじゃないニコニコの時もあるし。僕気持ち悪いニコニコの時のフィオレートと、あんまりお友達は~。

 だから気持ち悪い時はお友達にならないで、気持ち悪くないときにお友達になってあげて、それでその時に一緒に遊ぶのがいいと思うんだ。


 みんなにそうお話したら、みんなもそうだねって。


「あのニコニコ気持ち悪いもんな」


「うん、気持ち悪い」


『気持ち悪いなの!』


『一緒に遊びたくないよね』


「ユーキが言うみたいに、あのニコニコの時は近づかない方が良いかも」


『僕達昨日、キックのマネとかパンチのマネしちゃったもんね』


 ほら、みんなも気持ち悪いんだよ。それで決めました。気持ち悪いニコニコの時には近寄らないって。


 休憩する街に着いたとき、それからご飯食べるお店に入るとき、みんなでフィオレートのこと確認します。

 休憩する街に着いたときは、あの気持ち悪いニコニコだったから、僕達すぐにフィオレートから離れました。それからご飯のお店に着いたときは、またまた気持ち悪いニコニコ。だからフィオレートから離れてお椅子に座ったんだ。

 休憩の街に居る時は、フィオレートは気持ち悪いニコニコのままでした。


 休憩が終わる前、フィオレートはアシェルとどこかに行っちゃって、僕達はチラチラ大きなグリフォンを見てました。そしたらお母さんがグリフォンの方に歩いて行って、グリフォンと何かお話してます。お母さん、グリフォンのお話分かるのかな?


 少しして、グリフォンがコクンって頷いて、お母さんが僕達のこと呼びます。すぐにお母さんの所に行って、お母さんの後ろからグリフォンをチラチラ。


「かあしゃん、おはなちできる?」


「できないけれど、昔から一緒に居たから、何となく話していることが分かるのよ。フィオレートは契約しているからお話できるけれど、それからマシロ達はお話できるわよね」


「もちろんだ」


「なにおはなし?」


「ユーキちゃん達とお話良いかしらって。ユーキちゃん、みんなも、先ずはご挨拶からよ。彼女の名前はリリース。さあ」


 みんなでリリースにご挨拶します。お名前と、初めましてとこんにちは。順番にしてたら他のお話する前に馬車に乗る時間になっちゃいました。続きはお泊りする街に着いてからねって。


 みんなで馬車に戻ろうとして、馬車の方見たときでした。馬車の所に、とっても気持ち悪いお顔したフィオレートが。行こうとしてた僕達は、ピタってその場に止まります。お母さんがとっても大きい、はぁってため息して、フィオレートに馬車から離れてって言いました。


 フィオレートが離れて、僕達は遠回りで馬車まで行って、すぐにお父さんに馬車に乗せてもらいます。お外からお兄ちゃん達の笑ってる声が聞こえました。何で笑うの? 後でキミルに綿攻撃してもらおう。


 途中でもう1回、小さな街で休憩して、それから今度はお兄ちゃんたちの馬車に、おもちゃ持って乗りました。それで一緒に冒険者ごっこしてもらって。

 今日はね、ぷにちゃん達失敗しちゃったんだ。兄ちゃんが持ってきてって言ったお花、間違えちゃったの。似たお花があって、それと間違えちゃったんだ。


「いい、ちゃんと確認しないとダメだよ。もし間違えたもの、冒険者ギルドに持っていっちゃったら、ご褒美もらえないからね」


「俺はよく、薬草の採取間違えて、先生に怒られるぞ。ハハハっ」


「ちょっとジョシュア、笑ってる場合じゃないし、ユーキ達のお手本にならないといけないんだから。それにその調子だと、また父さんに怒られるよ」


 ちょっとしょんぼりのぷにちゃん達に、お兄ちゃんが次は頑張れって、間違ったけどお菓子くれました。ほんとの冒険するまでに、練習頑張ろうね!


 やっと今日お泊りする街に着いて、馬車を下りてフィオレート確認。良く分かんないけど、すぐにどこかに行っちゃったフィオレート。気持ち悪いニコニコじゃなくて、キリッてお顔してました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新、お疲れ様です(* ´ ▽ ` *) ジョシュアお兄ちゃんは薬草間違えるなは不味い気がしますね(;^o^)
[一言] お疲れ様ですm(*_ _)m 気を使うおともだちだねぇ~
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