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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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419怖いアシェルと明日のお話

「ユーキ様からのプレゼントだというのに、一体何をやっているのですか! 一度プレゼントを置いて並びなさい!」


 アシェルが妖精さん達のこと怒ります。妖精さん達はプレゼントを最初にあった場所に戻して、バッて並んで座りました。

 それからアシェルがずっと怒って、妖精さん達しょんぼりです。


「良いですか、プレゼントは皆全員にあるので。確かに欲しい物はあるかもしれませんが、せっかくプレゼントを用意してくださった、ユーキ様のことを困らせてはいけません。ここからは私がプレゼントを配ります」


 アシェルが1つプレゼント持ちました。それで妖精さん達にそのプレゼントが欲しい人はって聞いたの。2人の妖精さんがお手々を上げて、じゃんけんしなさいって。僕この前妖精さん達にじゃんけん教えてあげたから、みんなじゃんけんできるんだ。


 お手々上げた妖精さんが前に出て来て、アシェルの前でじゃんけんしました。黄色い妖精さんがじゃんけんに勝って、アシェルからおもちゃを受け取ります。負けちゃった妖精さんはちぇって言って、静かに元の場所に戻ります。大丈夫だよ。みんなの分ちゃんとあるからね。


 アシェルが順番にプレゼント持って、1人しかそれを選ばなかった子はそのままプレゼント貰って、ちょっと時間かかっちゃったけど、アシェルが全部プレゼント配ってくれました。妖精さん達もずっと静かだったよ。


 アシェルがプレゼント配ってる時、僕の近くに居た妖精さん達がお話してました。


『今1番怖い人間はあの人だね』


『この前の悪い人達も怖かったけど、もっと怖いね』


『言う事聞かないとダメだね』


 アシェル怖くないよ。とっても優しいよ。お父さんには…お父さんはお仕事休憩ばっかりで怒られるけど、僕にはとっても優しいんだよ。


「これですべて配り終わりましたね。では最後に皆さん、ユーキ様方にお礼を」


 妖精さん達が僕達の前に集まって、みんなでありがとうしてくれました。みんな嬉しそう。良かったぁ。えへへへへ。


 プレゼント配り終わって、少しお話したら寝る時間になっちゃいました。最後にみんなにご挨拶。もしかしたら明日の朝、会えない妖精さん達もいるかもしれないんだって。だから明日もさようならするけど、今も1回さようならです。


 ご挨拶終わったら、妖精さん達が自分のお家に帰って行きました。みんな帰ったんだけどしましま妖精さんだけ僕達の所に来たんだ。


「ユーキ、明日の朝、僕達ユーキの所に来るよ。もしかしたら最後にお酒攻撃できるかもしれないでしょう。僕達話したの。次のお酒攻撃できる妖精は、この前先に攻撃した妖精達」


 この前おかあさんが妖精さん達とお約束したでしょう? みんなで攻撃しちゃいけませんって。だから最初に攻撃した妖精さん達。後で攻撃した妖精さん達で、順番に攻撃するんだって。だから明日もしお酒攻撃出来たら、しましま妖精さん達の番なの。


 僕はお父さん達の方を見ました。お父さん達ずっとお酒飲んでます。お母さんがいい加減に止めたらって。うん、もしかしたらお酒攻撃できるかも。


「ね、だから明日の朝、ユーキ達迎えに行くね」


 そう言ってしましま妖精さん、お家に帰って行きました。


 僕達も寝る時間。お父さん達におやすみなさいして、お兄ちゃん達と一緒にお部屋に戻ります。お部屋に戻ったらお部屋の中、とっても綺麗になってました。ベッドとかテーブルに出てた物がなくなってて、カバンが積んでありました。


「くろにゃん、これしまってくれる」


 お兄ちゃんがくろにゃんにお願いして、くろにゃんがカバンを1つだけ残して。後はぜんぶしまっちゃいました。残ってるカバンは、明日着るお洋服が入ってるんだって。


「アメリアが綺麗にお片付けしてくれたんだよ。さぁユーキ寝ようね」


 ベッド見たら、ジョシュアお兄ちゃんがもうベッドの上にごろんって寝てます。僕達みんなでお兄ちゃんにジャンプして乗っかりました。僕は1人じゃジャンプして乗っかれないから、マシロにぽんって投げてもらいました。


「ぐえっ、何だよ! たべたご飯が出たらどうするんだ!」


「じゃんぷでしゅう!」


「やっちゃえ~」


『ジャンプなのぉ』


『プユユユン!!』


「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!」


「ほらみんな静かにして、お母さん達に怒られちゃうよ」


「きゃっきゃっきゃっ!」


 僕達はジャンプしながらごろんってベッドに寝っ転がります。それでアンソニーお兄ちゃんが絵本読んでくれました。 妖精さんの国のお話。僕お話じゃなくて妖精さんの国に来たもんね。


 怖い事いっぱいだったけど、僕妖精さん達とお友達になれて、とっても嬉しかったです。それからみんなでお酒攻撃出来たもんね。

 リュカは今度いつ妖精の国に来るのかな? その時僕も一緒に遊びに来て。そうだ!! その時お父さんにお泊りしたいってお願いしよう。そうしないと、みんなでお酒攻撃できないかも。うん、そうしよう! あとわたぼこ攻撃とか、雪の攻撃とか、みんなに見せてあげたいな。


「ふへへへへへ」


「ちょっと何でその笑い? この絵本にそんな笑いするところある?」


「何か面倒な事考えてるんじゃないのか?」


 楽しみだなぁ。早く攻撃したいなぁ。明日も攻撃できると良いなぁ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新、お疲れ様です(* ´ ▽ ` *) アシェル、妖精達にも容赦ないお叱りですね( ̄▽ ̄;)
[一言] お疲れ様ですm(*_ _)m 妖精さん達にも認識された!いちばん怖いのは誰かが!(笑)
感想一覧
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