418最後にみんなでご飯
次の日、夜妖精の王様とアンドレアス達、それから妖精さん達みんなで、夜のご飯食べるって聞いて、夜のご飯が終わったらプレゼント渡すことにしました。
それから今日は妖精さん達も一緒だから、お部屋の中全員入れないでしょう? だからお外でご飯食べようって。お外でご飯楽しみ!
それで今僕達、お城の玄関の前の所に、ご飯食べる準備してます。今日は夜ご飯いっぱいだからお昼のご飯はお休み。アシェルやアメリヤ、お母さんと、それからハロルド達も一緒に準備だよ。お父さんは最後の日だからって、妖精の王様とアンドレアス達となんかお話し合いだって。
「それでは皆様、これを運んでくださいませ」
「はいでしゅ!!」
「「「は~い!!」」」
『『『は~い!!』』』
アメリアからお皿とかコップとかもらって、それをテーブルに運びます。お皿とか、今日は落としても割れないように、木で出来てるお皿だから、僕達が運んでも大丈夫。
テーブルは大きなテーブルを妖精の王様が、木で作ってくれました。えっとねぇ2つ! 1つはお父さん達や妖精の王様達が使うテーブルで、もう1つが僕達や妖精さん達が使うテーブルです。
それからお椅子はなくて地面に座ります。だから後で全部準備が終わって、ご飯を全部運んでみんなが座るときに、キミルがお尻が痛くならないように、たくさんわたぼこ出してくれるって。
みんなで準備したから、お昼ちょっと過ぎて、全部準備出来ちゃいました。お母さん達はこれからご飯の準備だって。僕達は夜のご飯までお外でいっぱい遊びました。そして…。
「ふわわ!! ごはん、いっぱい!!」
『わぁ、美味しそう!』
『あれ何!?』
みんなでテーブルに駆け寄ります。テーブルの上はご飯がいっぱい。ご飯だけじゃなくて果物も木の実もいっぱい。
キミルがすぐにわたぼこ出してくれて、僕達はそこに座ります。妖精さん達はわたぼこの上でジャンプ。ダメだよ妖精さん。ジャンプしたらわたぼこ飛んじゃって、ご飯に入っちゃうよ。
みんなが座って、アシェルとアメリアがみんなのコップに飲み物入れて、僕の今日のジュースはブドウみたいな木の実のジュース。とっても甘くて美味しいんだよ。僕ニコニコです。でも…。
横の方からアレの匂いが。エシェットの座ってる方からお酒の匂いが。シマシマ妖精さんが僕の横に座ってるんだけど、
『妖精の王様の方にもお酒いっぱい。明日の朝、みんなで最後にお酒攻撃できるかな?』
って。うん、臭くてダメダメだったら明日の朝、帰る前にみんなで攻撃しようね。
アシェル達も座っていただきます!! 妖精さん達がわあぁぁぁ!!ってご飯に。お皿の上が妖精さんのお山になっちゃいました。僕も急いでご飯取らなくちゃ。お兄ちゃんが僕が食べたいって言った物お皿にとってくれて。
お肉をパク!! うん、お母さんとアメリアの作ってくれたご飯、いつもみたいにとっても美味しい!!
どんどん食べて、もっと食べたかったけど、そろそろ止めないとケーキが食べられなくなっちゃう。今日はバナナのケーキです。クルクル巻いてあるの。妖精さん達にとっても人気でした。すぐになくなっちゃって、アメリアが急いでまた作ってくれたんだ。
ケーキ食べながら、リュカ先生が妖精さん達にお話です。
「この前も言ったけど、毎日じゃなくて良いから、ちゃんとみんな練習してね。ボク時々見に来て、ちゃんと出来てなかったら許さないから。それからおんなじ攻撃ばっかりじゃなくて、新しい攻撃を考えるのも良いからね」
『はい! リュカ先生!!』
「後それから…」
リュカ先生のお話止まりません。近くに居るお兄ちゃん達が、
「学校で1番厳しい先生よりも、リュカの方が厳しそうだな」
「ジョシュア、リュカに習った方が良いんじゃない? それか勉強見張ってもらうとか。そうすれば課題忘れることもないんじゃ」
「止めてくれよ」
学校の先生、優しい先生じゃないのかな?
みんながケーキ食べ終わって、お父さん達はまだご飯食べてるけど、僕達は終わりだから、テーブルからちょっと離れて、お花畑の所に。これからみんなにプレゼントあげる時間です。
モリオンに準備したプレゼントを出してもらって、みんなで綺麗に並べました。妖精さん達がそれをじっと見て、不思議そうなお顔してます。
全部並べて、欲しい物取ってもらおうと思ったの。だって妖精さん達いっぱい。マシロが全員の好きな物聞いてる暇ないから、好きな物取ってもらえって。
「えちょ、ぼくみんなに、ぷれじぇんとでしゅ! しゅきなのとってでしゅ!!」
『プレゼント? 僕達に』
『ほんとに? 好きなの貰って良いの?』
「どじょでしゅ!」
妖精さん達が一気におもちゃの所に。
『ボクこれ!』
『私はこれ!』
『それオレ欲しい!』
『僕がとったんだよ!!』
わわ!? みんなケンカはダメダメ。僕止めようとしたけど、妖精さん達止まらないの。それでお兄ちゃん達も止めてくれようとしたんだけど…。
「静かにしなさい!!」
いつの間にかアシェルが僕の後ろに立ってて、妖精さん達はアシェルのお声聞いて、ピタって止まりました。




