359妖精さんのお話と、お泊りのお話
「う~ん、おわよごじゃいましゅぅ」
「主、ディルとリュカが夜中に帰って来たぞ」
僕眠くてお目々こすってたけど、今度は頑張って起きようと思って、もっとごしごしこすりました。それでやっとお目々が開きました。ちょっとまだ全部お目々開いてないけど…。
僕のお顔見てみんなが笑います。
『ユーキのおかお、おもちろい!』
『何で目が細いの?』
シュプちゃんとぷにちゃんは、僕の眠い時のお目々が細いお顔見るの初めてだって。そうだっけ? どうしてみんな笑うんだろう。
でも今はそれよりもディルとリュカだよ。僕いつ寝ちゃったのかな、お帰りなさい言おうと思ってたのに。
僕のお肩にディル達が乗ってきます。
「ユーキ、帰ってくるの遅くなってごめんね」
「話し合いしてたら、いつの間にか夜中になってたんだぞ」
お話し合い大変だったの? 僕が聞こうとしたらお父さんがお部屋に入ってきて、休憩のお部屋でお話聞くって言いました。僕の朝のご飯はアメリアが休憩のお部屋に持ってきてくれるって。
だからお着替えして、お母さんと一緒にお顔洗いに行きました。ふぅ。もう少しお目々が覚めました。
休憩のお部屋に行って、僕は新しいお椅子に座ってサンドウィッチをモグモグ。ソファーじゃなくて他に新しいお椅子です。
この前の誕生日プレゼントの中に、お椅子と机がくっ付いてるやつ貰ったんだ。面白いんだよ。使わないときはちゃんと畳んでお片付けできるの。
今机の上は、僕の朝のご飯でいっぱいです。
「それでどこに行っていたんだ」
最初にお父さんがお話しました。
それでね、ディル達はやっぱり、青色妖精さん達の所に行ってたんだって。他にも僕が会ったことがない妖精さん達もいっぱい集まってて、あんまりたくさん集まってたから、あの草がいっぱい生えてる所じゃなくて、ご飯食べるお店のお屋根の所でお話し合いでした。
「僕達最近変だったの」
「魔法がいつもより使えなかったんだぞ」
ディルとリュカは僕が誕生日パーティーしてた時から、魔法使うと変な感じがしてたんだって。それでそれはずっとで、お家に帰ってきて突撃の練習してる時も変だったの。
でも昨日の突撃とっても上手にできたでしょう? 僕シュプちゃん達も一緒だったから、いつもより凄いって思ってました。でも、ディル達はいつもの半分の突撃だったんだって。
じゃあ、突撃ダメダメだったんだね。僕達パーティーしちゃいました。僕がご用意したアメしまわなくちゃ。
「それでみんなの話聞いたら、みんなも魔法が使えなくなってたんだ」
「俺たちはユーキのおかげでまだ魔法使えるけど、他のみんなはダメなんだぞ」
「あおいろようせいしゃんも?」
「うん、そうだよ」
ふわ⁉ みんな使えないの? 大変! 魔法使えないのはダメダメです。
ディル達はみんなでたくさんお話し合いしたけど、どうして魔法が使えなくなっちゃったのか、ぜんぜん分かんないんだって。それでねって2人が。
「オレ達ユーキにお願いがあるんだぞ」
「モグモグ」
「とっても大切なお願いだよ」
「モグモグ」
「………ユーキがご飯食べ終わるまで待ってるね。きっとみんな今寝てるだろうし、あそこに隠れてたら、きっとすぐには誰にも見つからないはずだから、ユーキが食べ終わるのくらい待てるよ」
モグモグ、モグモグ。僕のお口の中、サンドウィッチでいっぱいです。お口の中に入れすぎちゃった。それでね、無理やり飲み込んだら今度はお胸が苦しくなっちゃいました。
大変って、お母さんが僕の所に来てジュース飲みなさいって。それからお背中トントンしてくれます。
うう…苦しい。ジュース飲んでも苦しいの。お父さんも僕の所に来てくれて、新しいジュース僕にくれます。
少ししてやっと苦しいのなくなりました。なんかお胸がすぅっとした感じがします。
お父さんとお母さんに怒られちゃった。ちゃんと少しずつゆっくり食べないから、苦しくなるんだぞって。それから今度から少しずつ食べたら、ちゃんと噛んで食べなさいって。僕さっきもちゃんと噛んだよ。ちょっとお口に入れすぎちゃったけど。
ディル達がまっててくれてるから、ゆっくり急いでご飯食べました。やっと食べ終わって、僕は椅子と机お片付けして、今度はお父さんにお膝抱っこしてもらって、ディル達のお話聞きます。さっき、僕にお願いって言ってたよね。
「あのね、みんなの力がいつもみたいに、ちゃんと使えるようになるまで、お家に泊めてあげてほしいんだ」
「おとまり?」
「そうだぞ」
今妖精さん達魔法使えません。もし魔獣とかネコさんとか、この前みたいな悪い騎士さん達みたいな人に、意地悪されたり攻撃されたら、魔法使えないから逃げられないでしょう?
だから魔法が使えるようになるまで、お家にお泊まりしたいんだって。
お泊り。前みたいにみんなで僕の小さなお家で寝るってこと? 妖精さんお泊りに来てくれるの?
「おとまり、いいでしゅよ! みんないっちょにおとまりでしゅう!」
「待ちなさいユーキ、お父さんまだいろいろ聞きたいことがあるから、それ聞いてから決めような」
え~、だってみんなでお泊まり楽しいよ。
「リュカ、どれくらい泊まりに来るんだ? いつも遊びに来てる妖精達と、後少しくらいか?」
「う~ん、もう少しかな? でも僕達みんな小さいから邪魔にならないでしょう? それに僕とディルで、みんなにお家の物触らないでとか、ちゃんとお約束させるから」
「小さいと言ってもな、ユーキの持ってるあの小さな遊び用の家で全員泊まれるのか?」
「あれだと…3つくらいかなぁ」
僕達がいつも遊んでる小さなお家が3つ。うん、大丈夫だね。
またまたこの前のお誕生日プレゼントで新しい小さいお家2個もらったの。だから前から持ってる小さなお家、ちょうど3個あります。
あとあと、もしお家に入れない妖精さんがいても、お滑り台の下のトンネルの所、光の魔力石で明るくして、周りに硬い紙で壁を作ったらお家ができるから、そこでお泊まりできるよ。
僕達何回かお滑り台の下で、お昼寝した事があるんだ。暑い時にそこに入って寝ると、少し涼しいの。
「みんなおとまりでしゅう!」
僕はお父さんのお膝から、ぴょんって跳んで下に下りました。ドアの所に走ります。みんなも僕の後ろに走ったり跳んだりしてついて来ました。
「ま、待てユーキ! お父さんはまだ良いと言って…はぁ、もうこれは決まりというやつか? まぁ、放っては置けないからな。しかしどれだけの妖精が来るんだ?」
お父さんが早歩きでボク達後ろ歩いてきます。
お泊まりだから、また青色妖精さんと一緒に寝られるんだ! えへへ、僕楽しみ!
あっ、あとシュプちゃんとぷにちゃんご紹介しなくちゃ。まだ、帰ってきてから妖精さん達に会ってないの。この前妖精さん達がいつもいる草のところ、会いに行ったら誰も居なかったんだぁ。
「きっとあの日も、みんなお話し合いしてたんだな」
「もう、僕達が帰ってきてること知ってたんだから、呼んでくれれば良かったのに」
遊びのお部屋について、みんなでお家の準備です。
お家の中にクッション敷いたり、キミルにわたぼこ出してもらって、ふかふか床にしてもらったり。
モリオン達は僕達のおもちゃ、お片付けしてくれます。お片付けしてくろにゃんが影にしまってくれて。ちょっとだけ、遊ぶ分だけお外に出しておくの。
あのねなんか、いたずら好きな妖精さんもいるから、大事なおもちゃは閉まっておかないといたずらされて、どっかに隠されちゃうかもって。そんなのダメダメだよ。
「ディル、ボクみんなにちゃんとお家での過ごし方お話してくるから、ディルはお家の方お願い」
「おう!」
「じゃあ行ってくるね」
リュカが窓から出て行きました。それからマシロも一緒に。マシロも妖精さん達がいたずらしないように、リュカとお話してくるって。
僕達はこのままお家の準備です。早く準備しなくちゃ。




