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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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237魔獣達が到着。コロコロ転がるよ。

 いつもお昼ご飯食べる時間より早く、お母さんがお昼のご飯食べにお仕事から戻って来ました。これからお母さんもっと忙しくなって、ずっと戻って来れないんだって。

 お母さんに会えないのちょっと寂しいです。でもお昼ご飯一緒に食べられるからちょっとだけ我慢です。


 ちょっと早いご飯のあと、お母さんに少し抱っこして貰いました。なでなでいっぱいだよ。えへへへへ。

 お母さんがお仕事に戻るとき、キミルが元気になる木の実出してくれました。さっきの木の実よりももっと元気になれる木の実なんだって。それを袋に入れてお母さんに渡しました。だってすぐにディルが元気になる魔法で治せないかもしれないでしょう?

 お母さん木の実見てちょっと困ったお顔してたけど、ありがとうって言ってくれて、シュパパパパって走って行っちゃいました。


「あ~あ、アレも後で父さんに言わなきゃだよ…。」


 ってアンソニーお兄ちゃんが言いました。ん? 報告? あっそうか! お父さん達に今のもっと元気になる木の実渡してないもんね。もしお父さん達戻ってきたらちゃんと渡さなくちゃ。もっと元気になれるってお父さん達に言うんでしょう?


 お外見てたら、お外にいる人達もお昼ご飯食べ始めました。みんなもちょっと早くお昼のご飯食べてるみたいです。

 僕お昼たくさん食べで眠くなってきちゃったよ。それでこっくりこっくりしてたら、エシェットがガタッてお椅子から立ち上がりました。マシロもルトブルもくろにゃんも。それ見てお兄ちゃん達も剣持って立ち上がりました。どしたの? 僕目がショボショボです。


 エシェットが僕のこと抱っこしてお話があるって。もうすぐここに暴れてる魔獣達が到着なんだって。暴れてる魔獣達は弱い魔獣だからエシェット達が後でたくさん投げてくれるって言いました。それからちょっとだけならお屋根から魔獣見せてくれるって。でも、ちょっと見たらすぐにお部屋の中に入れって言いました。


 暴れてる魔獣達の中に、この前の大きなブタさん魔獣オークジェネラルやオークが居て、オークジェネラルはとっても強いから、お父さん達だけで戦うとこの前の冒険者さんみたいにお怪我しちゃうんだって。だからエシェットやルトブルやくろにゃんで、魔獣達飛ばす前に、強いオークジェネラルを倒しに行くみたいです。

 

 それからオークジェネラルよりも強いオークキングって言うブタさんも居るみたいです。そのオークキングもエシェット倒しに行くから、エシェットやルトブルが結界を張ってくれてるけど、危ないからこのお部屋に居ろって言いました。エシェット、お父さんみたい。

 お部屋からエシェット達の戦ってるところ見えないのに…。ディル達もブーブー言ってたけど、でもマシロもお部屋に入ってろって。う~ん残念です。オークキングやオークジェネラル倒したら絶対魔獣投げるの見せてね。絶対だよ。


「くろにゃん屋根の上まで移動だ。アンソニーにジョシュアお前達も一緒に来い。どんな魔獣が居るか確認しておいた方がいいだろう。」


「くろにゃんの魔法で移動するのか? 誰かに見られたら面倒なんじゃ。」


「庭を見てみろ。皆それどころでは無い。」


 お兄ちゃんが窓からお庭見てああって言いました。魔獣が来たからみんなそっち見てて、お屋根の上なんか見てる人居ないって。


 くろにゃんの黒い丸闇魔法の中潜って、すぐにお屋根の上です。ここだと壁のお外も見えるんだよ。


「ふわわわわ! じぇんぶまじゅうでしゅか? しゅごいでしゅう。かべのおしょと、じぇんぶちゃいろで、みんなうごいてるでしゅう。」


 壁の周りだけじゃなくて、ずっと遠くまで茶色でいっぱいです。


「確かに茶色の魔獣が多いせいで、地面が濃い茶色に見えるな。ふむ…。奴らはあの辺りか…。」


「こんなに…。」


「確かに何倍も集まってるって聞いてたけど、まさかこんな集まってるなんて。」


「どれ、今ここからよく見える魔獣の群れは…。アレだな。」


 エシェットが指差した方見ます。魔獣達がエシェットとルトブルの張った結界にぶつかってバンって弾かれて、もっと怒ってまた結界にぶつかってます。

 お兄ちゃんがこの前読んでくれた、魔獣の絵がいっぱい描いてあった本に描いてあった魔獣がいっぱいです。


「おお~!」


 僕達みんなで拍手です。1番面白いかったのはあのコロコロ転がって進む、丸くて可愛いブタさんの魔獣です。ほんとにコロコロ転がって進むの。それでそのまま結界にぶつかって、ポォ~ンって遠くまで飛んで行っちゃいます。飛んで行って地面に降りてもコロコロ止まらなくて、それに他の魔獣がぶつかってみんな転んじゃうの。


 あと何もしてないのに飛ばされてる魔獣が居ました。アレは風の魔法使う魔獣居て、結界に思いっきり風の魔法ぶつけるからそのまま風の魔法弾かれて、その周りに居る魔獣が飛ばされちゃうだって。


 ん? あっちに居る魔獣達どんどん飛ばされて大きな道ができてる。あそこの魔獣も風の魔法で飛んじゃってるのかな? どんどん道が大きくなって、広場みたいになりました。


「あそこって母さんが居る場所じゃ。」


「ああそうか。あそこら辺に居るって言ってたな。ユーキ、あそこで母さんが魔獣と戦ってるんだぞ。だからあそこだけどんどん魔獣がやっつけられて地面が見えたんだ。」


 ふおおお! お母さんあそこで戦ってるの? 凄い凄い!! アンソニーお兄ちゃんが別の方指差して、あっちにはお父さんが居るって教えてくれました。お父さんが居るところもお母さんよりも小さいけど広場ができてました。お父さんもお母さんも凄いね。みんなで頭の上で拍手です。

 それから別の所にも小さい広場ができてて、そこはザクスさんとクインさんが居る場所って教えてもらいました。


 お母さん達のこと見てたら、突然結界の上の方でドガアァァァァァンッ!! って大きな音がしました。煙と大きな石が結界にぶつかって下に落ちていきます。大きな石誰が投げたの? 僕がキョロキョロしてたらエシェットがそろそろ部屋に戻るぞって。みんなでお部屋に戻ります。


「いいかユーキ。部屋で待っているのだぞ。すぐに戻ってくる。いいかマシロから離れるな。くろにゃん、我とルトブルを運んだらウイリアム達に我が言うことを伝えろ。場所は先程確認したからすぐに移動できるだろう。それからアンソニージョシュアこっちに来い。」


 エシェットの所にお兄ちゃん達が行ってお話し合いします。なんかエシェットのお顔怖いです。いつもニコニコ魔獣倒すのに。


「ユーキそんな顔するな。我らはどんな魔獣にも負けない。」


 ルトブルが僕の頭なでなでしてくれました。エシェットとお話してるお兄ちゃん達ビックリしたお顔しました。それから何回も頷いて僕の所に戻ってきました。

 エシェットも戻ってきて僕の頭なでなでです。今のエシェットのお顔いつものニコニコエシェットに戻ってました。それからまたモリオンに内緒のお話です。何お話してるか聞こえませんでした。


「モリオン、我が危ないと思ったらくろにゃんで知らせる。もしそうなったらすぐに家に戻れ。ウイリアム達を連れて帰るのを忘れるな。」


「分かった!!」


「よし行くぞ!! ユーキ我等が戻ってきたら魔獣をたくさん投げてやる。楽しみにしていろ!」


「はいでしゅ!!」


 僕エシェット達が戦ってるところ見れないけど、お部屋の中で一生懸命応援するからね。頑張ってね!

 エシェットとルトブルとくろにゃんが黒い丸の中に入って行って、黒い丸がすぅ~って消えていきました。僕はお兄ちゃん達のお洋服引っ張ります。


「にいしゃん、みんなしゅぐにもどる?」


「大丈夫だよ。きっとすぐに戻ってくるよ。」


「エシェットもルトブルもとっても強いだろう? それにさっきの母さん達見ただろう? みんなとっても強いから大丈夫だ。」


 よし! みんなで応援しなきゃ。みんなで窓の所に並んでお父さんお母さん、エシェット達のこと応援です。

 お部屋の中で応援だからジャンプしても転ばないよね。ジャンプしたり、頑張れぇ〜頑張れぇ〜って言ってお手てグーにして応援します。練習したお尻フリフリもやりました。


 途中でちょっとおやつ食べで休憩してそれからまた応援です。僕すぐにエシェットもルトブルも戻ってくると思ったの。でも2人ともなかなか戻ってきませんでした。どうしたのかな? お父さんもお母さんもエシェットもルトブルも、みんなみんな大丈夫だよね。

 ディルが夜のご飯食べてから、元気になる魔法使ってみんな元気にしてくれました。マシロがまだみんな戦ってるから、お部屋から絶対に出るなって言いました。早くみんな帰ってきてね。僕頑張って応援するからね。


「ジョシュア良い? エシェットが言ったみたいに、何かあればユーキだけでも家に帰すからね。」


「分かってる。絶対守るさ。」

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― 新着の感想 ―
[気になる点] お兄ちゃんを思う弟くんの声が誰かに届きますように(。•́︿•̀。) [一言] (´⊙ω⊙`)!ユーキだけでもって変なフラグイヤよぉ〜!? そんな事になったらユーキちゃんまた大暴走しちゃ…
[一言] 更新、お疲れ様です(* ´ ▽ ` *) お母さん、さすがは強い❗無双してますね(*´ω`*) ラストは一応の保険ってことだよねΣ(゜Д゜;≡;゜д゜)
[一言] お疲れ様ですm(*_ _)m いやあ!!何やら嫌な予感が、爆発寸前!!
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