225毎日とっても忙しい。そしてお家に帰ります。
次の日もルーベンお兄ちゃんとマイラお姉ちゃんと一緒に遊びました。お城の中探検です。でもやっぱりお姉ちゃん歩くの早いの。途中で走るし。僕何回も転びそうになっちゃいました。それにとっても疲れちゃったの…。
夜みんなでご飯食べてて、本当はお父さんもじいじもみんな一緒の夜のご飯だから嬉しいはずなのに、今日はあんまり嬉しくありません。ご飯ツンツン。こっくりこっくり…。『ガシャンッ!!』
何々? なんの音? ん? お顔冷たい。
「あらあら、ユーキちゃんまたご飯にユーキちゃん食べられちゃったわ。」
今日は冷たいスープのお皿の中にお顔入れちゃいました。お母さんにお顔拭いてもらってる時も眠くてフラフラしちゃいます。今日もうご飯要らない。寝たい…。
「これはダメだな。ユーキおいで。」
お父さんが抱っこしてくれて、背中ポンポンしてくれたらすぐに寝ちゃいました。やっぱり女の子と遊ぶの疲れる…。
でも次の日はお兄ちゃんともお姉ちゃんとも遊べませんでした。お兄ちゃんは学校に行って、お姉ちゃんは明日からまたお出かけだからその準備するから遊べません。
またまた次の日、今日はお姉ちゃんとバイバイの日です。お城の玄関でバイバイします。
「また遊ぶ。お城の中まだ全部案内してないから。遊びに来てね。」
「はいでしゅ!」
それからマイラお姉ちゃんにプレゼント貰いました。カバンにつけるルーリアの形したバッチ貰いました。ホプリンにそっくりです。
「ありがとでしゅう!!」
馬車がどんどん離れて行きます。見えなくなるまでずっとバイバイです。お姉ちゃんもバイバイずっとしてくれました。また今度遊びに来たらたくさん遊ぼうね!
お姉ちゃんとバイバイしたあと、おやつは王様じいじとサルバドールさん達と一緒にお庭で食べました。僕達明日お家に帰るの。だから王様じいじが一緒におやつ食べようって。みんなでお庭に出ておやつ食べます。
僕王様じいじから大きな袋3つも貰いました。2つにはお菓子がたくさん入ってて、もう1つは大きなくまさんのぬいぐるみが入ってました。リュカ達もみんなプレゼント貰ったんだよ。僕達この前真っ暗消すの頑張ったでしょう。王様じいじがありがとうのプレゼントくれたんだ。
袋からちょっとだけお菓子出して、残りはくろにゃんにしまってもらいます。エシェットとルトブルは小さいドラゴンエシェットとカメさんルトブルに変身。僕がお菓子の袋全部開けてあげたら、2人とも一気にお菓子食べちゃいました。マシロもね。みんな食べちゃって…、僕のお菓子あげないからね。リュカ達もサッてお菓子自分の後ろに隠します。
「ユーキこれはどうする?」
くろにゃんが小さい袋出してきました。あっ!! 僕忘れてた。王様じいじとサルバドールさんに見せるかもって持って来てたんだ。小さい袋の中に水の魔力石入れてたの忘れてました。明日お家に帰っちゃうから、急いで見せなきゃ。
「おうさまじいじ。」
「何じゃ?」
「えと、ぼくまほうれんしゅうちたでしゅ。みてくだしゃい。」
「そういえば話を聞いておったな。よしユーキ、じいじ達に魔法を見せてくれるかの。」
「はいでしゅ!」
エシェットが結界張ってくれました。いつもみたいに魔力さんにお願いです。魔力さん魔力貸してください。う~ん。今日もダメです。魔力さんいつ僕に1人で魔力貸してくれるのかな?
「ルドガーよ。ユーキは何をやっとるんじゃ? それにウイリアムは何を慌てて、わしらや机にまで別にエシェットに結界を張らせたのじゃ。」
「ああ、あれはオクタビオが教えたんじゃ。これからずっと魔力を使うから、魔力と友達になった方が、魔力を上手く使えるとか何とか。ウイリアムの方は一応のう。ユーキはまだ完璧に魔法を使えるわけじゃないからの。水魔法じゃ。結界がなければかなり濡れるぞ。」
オクタビオがねいつもよりももっと、コップに魔力入れちゃダメって言いました。何で? でも僕もっと少なく入れられないよ。ちょっぴっと難しいの。多くは大丈夫だけど。あっ! ほらいつもより多く入っちゃった…。どうしよう。オクタビオに言ったら困ったお顔してます。
王様じいじが僕達のお話聞いてて、そのまま魔法使って良いって。お父さんもじいじもダメって言ったけど、
「エシェットの結界があるから大丈夫だろう。」
って。だからそのまま魔力石に魔力入れました。大きな大きな丸い水の玉が出来ました。いつもの水の玉より4個くらい大きな水の玉です。それからいつもはピュッて上に飛んでいくけど今日はもっと早くピュッて飛んでいきました。結界にぶつかって水の玉が割れます。ザアァァァッ!!
「きゃぁぁぁぁぁぁでしゅう!!」
凄い雨が降ってきました。エシェットがすぐに結界僕達の周りにも張ってくれて、雨が止むまでじっと中で待ちます。雨すぐに止んだけど、お庭ぐちょぐちょです。大きな水たまりも出来ちゃいました。ん? 向こうの結界の中にいるお父さん王様じいじに挨拶してる? 王様じいじもサルバドールさんもとってもびっくりなお顔してます。
僕がお父さん達見てたらリュカが僕のお洋服引っ張りました。それから上指差します。上の所、いつもくらいの水の玉がまだ残ってて浮いてました。
「申し訳ありません!!」
「まさかこれ程とは。小さい魔力石だったからの。だがそうか。ユーキだということをつい忘れておった。」
「そうだね。まさかこれ程とは。ん? あれは?」
上見ながらチラチラお父さん達の方見たらお父さん達も上見ました。上に水の玉残ってるの気づいたみたいです。あの水何で落ちてこないのかな? ずっと止まってる。隣でエシェットがクククって笑いました。
エシェットが笑ってたらね、横の方からハロルドとタイドスの声が聞こえました。そっち見たら2人がこっちに歩いて来てて、お父さんの結界と僕達の結界見て止まります。エシェットが結界の中に入れたんだって。
お父さんがチラチラ水の玉の方見ます。ハロルド達が水の玉見てバッて後ろ向いて走り始めました。
お水の玉がハロルド達の方にピュッて飛んで行って、ハロルド達2回水の球避けます。でも3回目に水の玉がハロルド達のお顔に当たりました。水の玉が玉じゃなくて長く伸びてて、ドバババババッ!! って。お水がなくなって2人のお顔見たら今日はハリネズミみたいだけど、お水に濡れちゃってるからショボンのハリネズミさんみたいな髪になってました。
「キャッキャッキャッ!!」
面白い髪!
「あれはどういう事じゃ?」
「あれは…。」
びしょびしょになっちゃった所、全部マシロが風魔法で乾かしてくれました。水溜りも全部綺麗に無くなったよ。それから、
「あははははっ!!」
『何これ、どうしてこうなったの!』
「キャッキャッキャッ!!」
マシロがハロルド達も乾かしてくれたんだけど。髪の毛がショボンのハリネズミさんからシャキンのハリネズミさんの髪に変わったの。ハロルド達が怒って追いかけて来ました。
「にげるでしゅう!!」
僕捕まらなかったよ。逃げてるときお父さん見たら、また王様じいじにお辞儀してました。
次の日の朝早く、みんなで馬車に乗ります。帰りはゆっくり馬車で帰りましょうってお母さんが。
王様じいじとサルバドールさん達に窓からバイバイします。今度はいつ遊びに来れるかな。ルーベンお兄ちゃんとマイラお姉ちゃんと遊ぶお約束したもんね。楽しみです。
馬車の中でルーリア達とお話し合いです。お家に帰ったらルーリア達、ねこさん家族がいる森に連れて行きます。でも連れて行く前にお父さんが本当にその森でいいのか聞きました。ルーリア達その森で良いって。僕達がすぐに遊びに行けるよって言ったから。
こねこさん達元気かなぁ。ルーリア連れて行くとき遊べたらいいなぁ。
(ウイリアム視点)
馬車に乗って帰ること5日。ついにユーキがぐずり始めた。まあここまでよくもった方か。城で楽しんでいたユーキ。それでもやはり気持ちの中では緊張していたのだろう。帰りが私達家族とオリバーや見知った騎士達ばかりだったのもあって、緊張がとけてしまったようだ。それとずっと馬車に乗りぱなしで飽きが来たのが重なり、ぐずり方が酷かった。
朝起きてからご飯を食べるのをぐずり始めたのをかわきりに、あれが嫌だこれが嫌だと駄々をこね、皆と一緒のお気に入りのうさぎの洋服も拒否し、馬車の中ではずっと怒り怒った後は泣いて、最後には泣き疲れて寝てしまった。だがこれでやっと私達も落ち着ける。
今回はユーキに助けられてばかりだった。怖いのを我慢し私を助け、城まで救ってしまった。体は元気だが心は相当疲れているだろう。家に帰るまでも帰ってからも、少しの間ユーキの思うように生活させ心を休めさせてやらなければ。
そういう私も最後の最後でだいぶ疲れが…。国王陛下にどれだけ頭を下げたことか。陛下は笑って全て終わらしたが。陛下が陛下で良かったどれほど思ったか。最後のユーキのハロルド攻撃については、思い切り笑っておられたからな。
後からエシェットだけ呼び話を聞いたが、水の玉を浮かして止めていたのはエシェットだが、ハロルドを追いかけさせたのはユーキの無意識らしい。相変わらず敵と認識されているようだ。
私も家に帰ったら少しの間ゆっくりしよう。もうすぐあの季節がやってくる。今回はどこが中心になることやら…。




