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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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185みんなでお仕置き楽しみだね!

「そうですか。分かりました。私が旦那様と話しましょう。」


 やっとアシェルと女の子妖精さん達のお話終わったみたい。僕ちょっとだけ寝ちゃったよ。ディルが帽子の中でもぞもぞ動いたから起きたの。

 女の子妖精さんの方見たら、


「ちゃんとお話してよ。」


「ユーキのお父さん、私達の話ちゃんと聞いてくれないんだもの。」


「ね~。」


 妖精さん達みんなうんうん頷いてます。それからお話たくさんしたから疲れたって言って、机の上に残ってたクッキー食べ始めました。

 アシェルがお父さんとお話するみたいだから、僕はマシロの所に行ってごろごろ。お話が終わるの待ちます。


 みんなで待ってたら、ハロルド達がお部屋のドア開けて入ってこようとしました。僕達の事見てピタッて止まります。それからお部屋の壁にぴったりくっついて、お部屋の中に入って来たんだ。僕はすぐにマシロに乗っかって、シルフィー達もマシロやくろにゃんに乗っかって突撃の準備です。階段の時はお父さんに止められちゃったもん。よし行くよ!僕が突撃って言おうとしたら、


「ユーキちゃん。今はもう夜で、みんなゆっくりの時間だから突撃はダメよ。」


 お母さんが僕達のこと止めたんだ。え~、さっきもできなかったのに。


「もしユーキちゃんがお昼寝のとき、マシロベッドでゆっくりゴロゴロって眠ってて、誰かがそのゴロゴロ邪魔してきたら、ユーキちゃん嫌でしょう?」


 うん。僕お昼寝ゴロゴロできないのやだ。


「今はみんながゆっくりの時間だから邪魔はダメよ。そのかわりお外が明るくて、動いてる時はいつでも突撃して良いわ。」


「お、お義姉さん!!」


「あら、最初に原因を作ったのは誰だったかしら?」


「うっ。」


 う~ん。ごろごろ邪魔は嫌だからしょうがない。でもお母さんお外が明るい時は良いって言ったもんね。じゃあ、突撃は明日にしよう。

 

 ハロルド達は僕達見ながら、ちょっとずつソファーに近づいてきてサッて座りました。それからアメリアがハロルド達にクッキーとお茶を用意します。

 ハロルドがクッキー食べようとしたときでした。持ってたクッキーがスッて消えたの。ハロルドは自分の手ジッと見て、それから僕の方見ました。


「クッキーとったか?」


 ん?とった?僕何もしてないよ。僕はマシロに乗っかってるだけ。マシロも動いてないもん。

 ハロルドがもう1枚クッキーとりました。それでお口に入れようとしたら、またスッてクッキーが消えました。パッてまたまた僕の方見てきます。僕クッキー取らないよ。僕夜のご飯食べて、さっき少しクッキー食べて、お腹いっぱい。そしたら、


「あっ!」


「え?」


 ハロルドだけじゃなくて、他の2人のクッキーも消えちゃったの。みんながキョロキョロ。僕もキョロキョロ。クッキーどこ行っちゃったの?ルトブルが僕のお隣に来て、お部屋の隅っこのほう指差しました。女の子妖精さん達が集まってる所です。あれ?女の子達の真ん中。さっきよりクッキーが多くなってる?


 ハロルド達はもう1回クッキーとりました。やっぱりスッってクッキーがなくなっちゃいます。それで女の子妖精さん達のクッキーが増えました。もしかして妖精さん達がハロルド達のクッキー持っていっちゃってるの?


 僕が妖精さん達見てたら、ハロルド達がそれ気がついてそっちを見ました。


「それ、俺達のクッキーか!?」


 妖精さん達がハロルド達にお話してるけど、粉かけてもらってないからハロルド達分かってません。僕がその事妖精さんに言ったら、慌てて粉をかけました。それで妖精さん達がわぁ~ってまたお話しです。


「あなた達、私達捕まえるって言ったわ。」


「ユーキも悪い人って言ってたもの。悪い人はおかしダメよ!」


「それに私達、さっきたくさんお話したからお腹すいてるの!!」


「あなた達は今までフラフラ街にいたでしょう。ご飯もいっぱい食べてたし、お酒もいっぱい飲んでたでしょう。知ってるんだから!ここにいるのが全部の妖精じゃないのよ。テレパシーで報告してもらったわ!おかしなんてもういらないはずよ!」


「分かった、分かった!好きなだけ食え!はぁ~、全く。妖精と喋るのはこんなに煩くて疲れるのか?」


 ハロルドがそう言ったら、妖精さん達もっと騒ぎ始めちゃった。ハロルドね最初は何か言おうとしてたんだけど、お父さんみたいに、妖精さん達ばっかりお話してて何も言えないんだ。それに、お顔をみんなで囲んでわあわあ言ってるから、とっても煩かったみたい。耳塞いでしゃがみ込んじゃった。


 そんなことしてたら、お父さんとアシェルが、マシロとエシェットを呼びました。マシロベッドなくなっちゃった。今度はくろにゃんでゴロゴロします。………なんか違う。もふもふだけど、もふもふじゃない。マシロはとってもとぉ~てももふもふ。くろにゃんは、とってももふもふ。ね、ちょっと違うの。


 それからずっとお父さん達のお話終わりませんでした。僕達は先にお休みなさいです。女の子妖精さん達もお部屋に残りました。男の子妖精さん達はみんな僕について来たよ。


 朝起きたら、マシロもエシェットもいませんでした。すぐに休憩のお部屋に行ったら、ハロルド達が床に寝っ転がってました。お父さんはソファーに座ってぐったり。

 マシロは後ろ足で頭掻いてたけど、僕が来たらすぐに近くに来てお顔すりすりしてくれました。僕の所に来るとき、床で寝転がってるハロルド達を踏みながら来たら、ぐえって面白い声出したの。

 エシェットはニコニコ。女の子妖精さん達もニコニコです。アシェルは昨日見たときと同じ、ピシッてして立ってました。


 僕はハロルド達踏みながらお父さん達の所に行きました。あの声面白かった。ハロルドのお腹踏んだらまたグエッて。ププっ。やっぱり面白い。僕の後にみんな続きます。みんな踏んで歩いてきて、ハロルドもタイドスもオクタビオも面白い声出すの。カエルみたい。


 お父さんの所に行ったら、女の子妖精さんがわぁって集まってきました。


「あのね、私達お仕置きして良いって。」


「今日の夜、森へ行ってお仕置きするのよ。」


「良かったわね。」


 やったぁ~!マシロとエシェットの投げるお仕置き見れるんだね。みんなで万歳して喜びます。


「ユーキ。今回のお仕置きはいつもと少し違うぞ。楽しみにしていろ。」


 ってエシェットが言いました。いつもと違うの?いつもは遠くに飛ばすけど、何が違うのかな?ふわわ。僕楽しみ!!なんで夜なのか分かんないけど、よし、今日はお昼寝いっぱいしなきゃ。


 みんなで朝のご飯食べたあと、夜のお出かけの準備しました。みんなが食べたいっていうおかし2つずつ、カバンに入れていきます。うさぎさんのカバンと前に使ってたカバン、両方におかし入れたんだ。1つじゃ全部入らなかったの。カバンはルトブルが持ってくれるって。


「ユーキ、あのねボク達、あのあったかくて甘〜いミルク飲みたいな。」


「今日お仕置きする所に持っていけない?」


「お外寒いでしょう?」


 そうだね。あったかい飲み物もいるよね。アメリアかアシェルに聞いてみよう。みんなで2人を探してたら、キミルとモリオンがアメリア見つけました。それでね、ミルク頼んだら、


「お任せください。しっかりとご用意いたしますね。妖精達も、ちゃんと用意しますよ。夜のお仕置きが楽しみですね。私もついて行くのですよ。この前見ていませんからね。」


 わぁ、アメリアも一緒に行くんだね。あとは誰が行くのかな?みんなでお出かけ嬉しいなぁ〜。おやつの時お父さんにそう言ったら、お父さん困ってました。


「お出かけって…。お仕置きからお出かけに変わってるじゃないか。」


「ふんふん♪ ふんふん♪」


「楽しみだねユーキ。ボクユーキとお話しできてよかったよ。ね、みんな。」


「そうね。私もユーキといろいろできてよかったわ。これからはいつでも遊びに来るわよ。」


 みんなは今日のお仕置き終わったら、明日帰っちゃうみたい。川の所が好きなんだって。でも、いつでも遊びに来るからねって。ばあばにも乗り物作ってもらったし、お皿とかコップもあるし、いつでも遊びに来れるってみんな喜んでました。


 おやつが終わってみんなでお昼寝。早く夜にならないかなぁ。


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― 新着の感想 ―
[一言] 更新お疲れ様です(* ´ ▽ ` *) マシロとくろにゃんはモフモフレベルが違うんですね(*´ω`*) ユーキはモフモフマイスターになれるかな( *´艸`)
[一言] もひとつ!200話(部)おめでとうございますo(^▽^)o
[一言] お疲れ様です すごい壮絶だろうなぁ 新しいおしおき何する気かな?
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