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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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177楽しい楽しいお仕置き?

「最初はガキからにするか。大人しくしてろよ。おい、お前が行け。」


「ああ。」


 1人の騎士さんが僕を見たままどんどん近づいて来ます。ニヤニヤ笑ってて気持ち悪いの。でもまだ僕怖くないもんね。気持ち悪いだけ。だってエシェットが結界張ってくれてるもん。だから全然怖くないんだ。

 妖精さん達が騎士さん達見て教えてくれました。えっと騎士さん数えたら8人居ました。お前が行けって言った人が1番強い魔法使うんだって。じゃあ1番最初にエシェット達に倒してもらおうね。


 近づいてきた騎士さんが、僕達のちょっと前まで来たときでした。


「ぐえっ?!」


 変な声と、お顔がベタって変なお顔になっちゃって、悪い騎士さんが後ろに飛んで転んじゃいました。どうしたの?


「な、何なんだ一体!柔らかい変なものに弾かれたぞ!!」


「俺がやってみる!」


 別の騎士さんがおんなじことしたんだけど、さっきの騎士さんとおんなじ所で、またまた後ろに飛んで転んじゃいました。

 今、ぼよんって音聞こえなかった?僕がそう言ったらみんなも聞こえたって。くそっ!って言って他の騎士さんも同じことして、おんなじに転んじゃいます。それでやっぱりぼよんって音がしました。飛ばされたのきっとエシェットの結界があるからだよね。結界ってぼよんって音するの?

 僕が考えてたら悪い騎士さん達、いつの間にかとっても怒ってました。それでみんなで僕達の方に走って来たの。でも。


「ぼよんっ、ぼよんっ、ぼよよん!」


 ってみんな飛ばされちゃいました。僕は騎士さん達が飛ばされる場所まで行って、ちょっとだけ指でちょんってやってみました。

 あっ、ほんとだ。透明で柔らかいのがあるよ。別の所もちょんってやってみます。やっぱり柔らかいのがあります。きっとこれが結界だね。でも何で柔らかいんだろう。それにね僕がちょんってするたんびに、ぼよんっ、ぼよんって音がするの。

 僕の真似してみんなが結界を触りました。やっぱりぼよよよよんって。


「キャッキャッキャッ!!」


 この結界面白い!!


「え~、これなぁ~にぃ~?」


「どうしてぼよん、ぼよんってなるの?」


「ほら見て見て!」


 妖精さん、結界にぶつかってびょんびょん飛ばされて遊び始めました。僕もやってみたいなぁ。でも動くと怒られちゃう。あっ、でもここまで動いちゃった!ちょっとだけ動いただけだから怒られないよね。ぼよんぼよんはだめかなぁ。う~ん。


「楽しそうで何よりだ。」


「エシェット、何をしたんだ。」


「ルトブルお前もできると思うぞ。まあ後で説明してやる。どうせウイリアム達にギャアギャア言われるだろうからな。」


 とっても楽しそうに遊んでる妖精さんたち。うう。僕もやりたい。シルフィー達も遊び始めちゃった。


「バカにしやがって、クソ餓鬼が!!」


 悪い騎士さん達もっと怒ってました。およ?そういえば騎士さん達居たの忘れてたよ。みんなもあって言って遊ぶのは終わりです。


「変なことやりやがって。何だか知らねぇ~が…。」

 

 それで1人の騎士さんが剣を持ちます。そしたら他の騎士さん達みんな剣を持ちました。でも1番後ろにいた騎士さんが他の人達に待てって言ったの。


「待て、俺がやる。おそらく誰かが結界を張ってるんだろう。ふん。妖精やガキに結界が張れるとは思えないが、そんな奴らの結界なんて俺が魔法で粉々にしてやる!」


 よく見たら騎士さん、水色の魔力石持ってました。水の魔法使うんだね。それでびゅうって水が飛んできました。でもその水が結界にぶつかったら全部騎士さん達の方に行っちゃいました。くそって言う騎士さん。次にもう少し大きな水色の石出します。さっきよりも強い水がバババババって飛んできました。でもそれも騎士さん達の方に戻って行っちゃって、騎士さん達にあたってみんな飛んじゃいました。


「この前はもっといろいろ魔法で攻撃してきたんだぜ?」


「そうそう。雷とか炎とかいろいろね?何してるのかな?」


 ディルとリュカが不思議そうに飛んじゃった騎士さん達見てます。ほかの妖精さんもみんなどうしてぇ~?って。


「おい全然ダメじゃねぇ~か!俺達に当てやがって。他ので攻撃してみろよ!」


「バカを言うな!金がねぇっていうのに、強力な魔力石が買えると思うか?これが最後の魔力石なんだ。」


「お前、散々俺達に大きな顔して、石がない事黙ってたのか!」


 何かよく分かんないけど、ケンカ始めちゃったよ。ぜんぜんケンカ終わりません。ディル達も妖精さん達も、また結界で遊び始めちゃいました。僕もやりたいのに。ブー。そしたらマシロが騎士さん達見たまま言いました。


「やはりそうだろうな。」


 マシロね、騎士さん達が弱くてバカなの分かってたんだって。僕達がここで座ってお話してるとき、もしかしたらとっても強い騎士さん達がきて、僕達が怪我しちゃうといけないから、ずっと周りの気配調べてくれてたんだ。そしたらお店通りの方から人が来たから調べたら、あの魔法使った騎士さんね魔力がダメダメだったんだって。だからディル達が遊ぶの怒らなかったって。それ聞いてリュカがこっちに戻ってきました。


「じゃあ、何で強い魔法たくさん使ってたの?僕達だいぶ苛められたんだけど。」


「おそらくあの水の魔力石と同じだろう。魔力の強い石を持っていたのだ。奴らも言っていただろう?何故買わなかったと。おそらく手持の石がなくなったのだろう。」


「え~、本当にバカだったの?!こんなバカに僕達虐められたなんて!」


 リュカがプンプン怒ってます。リュカはバカって言葉が大っ嫌いだもんね。それからバカバカって言われてる人も。


「まあ、それ以外に問題もあるがな。」


 ボソってマシロが何か言ったけど聞こえませんでした。


 僕達がお話ししたり遊んでる間も、騎士さん達はずっと喧嘩してたんだ。でもやっとケンカが終わったの。そしたら魔法使ってた騎士さんが剣を持ちました。他の人達も剣を持ちます。でも剣を持ってる格好、お父さん達みたいにカッコ良くありません。


「クソガキに、くそ妖精共め。バカにしやがって…。痛めつけて売り払ってやる!」


 僕達の方に剣を持ったまま走ってきました。それをみたリュカが言います。


「そろそろ良いんじゃない!ユーキ突撃だよ!」


 あっ、それも忘れてた!


「とちゅげきでしゅう!!」


 僕が叫んだのと、お父さんが叫んだの一緒くらいでした。


「ユーキ!!よし行くぞ!!剣を構えて向かってきたのだから言い逃れはできない!!………ってユーキ!!何を!」


 僕が突撃って言った瞬間、エシェット達がバッて木から降りて来ました。エシェット達が急に出てきたから騎士さん達びっくりして止まったんだ。けど、


「ハメやがったな!!ちきしょう!!」


 そう言ってエシェット達に攻撃しようとしました。ひょいってエシェットが避けて、避けられちゃった騎士さんが結界にぶつかって、ぼよよよんって飛びました。ルトブルに攻撃した騎士さんもおんなじです。ぼよよよよん、ぼよよよよん、何回もおんなじことしてるの。結界にぶつかる時の騎士さん達のぺしゃんこのお顔も面白いし、ぼよよよよんって音も面白い!妖精さん達ももっともっとって、とっても喜んでます。


 いつの間にか僕達の近くにお父さん達が居ました。お父さんがエシェット達のこと怒りました。


「いい加減にしないか!ユーキ達も喜ぶんじゃない!」


 え~、面白いのに…。でもお父さん怒ってるし、じゃあお山作って終わりにしなくちゃ。僕はエシェット達にお山作ってって言いました。2人ともすぐに騎士さん達を次々に持ち上げて、木がない所にぽんぽん投げました。騎士さん達ぐえっ、ぐふっ、うえって言って綺麗なお山ができたよ。魔法使った騎士さんが1番下で、ぐほって言って動かなくなっちゃいました。


「きゃあああああ!エシェット、ルトブル凄いでしゅう!!」


 みんなで拍手です。だってエシェット達ね、指で摘んだだけで騎士さん達持ち上げて投げちゃったんだよ。

 エシェットが結界なくしてくれて、僕はエシェットとルトブルに抱きついてありがとうしたあと、お父さんに抱きつきました。


「ぼく、うごかなかったでしゅよ。しょれに、エシェットたち、しゅごいでしゅね!ぽんぽんなげたでしゅ!!」


 僕ちゃんとお約束守ったもんね。それに悪い騎士さん達もやっつけたし、完璧だよ!ね!!


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― 新着の感想 ―
[一言] 更新お疲れ様です(* ´ ▽ ` *) ユーキ、ほぼ動かず悪いやつらをやっつけましたね( *´艸`) どんだけ敵さんは弱いのだろうf(^_^;
[一言] お疲れ様です かんぺきってなんだっけ?(笑)
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