109だだ今でしゅう!お友達も一緒だよ。
目を開けたら、初めてルドックに会ったお部屋でした。
「何でこの部屋なんだ?」
「俺が1番印象に残ってるのが、この部屋だったんだ。」
1番前にアシェル、次に僕を抱っこしたお父さん。その後にマシロ達。皆んなでぞろぞろ階段を上って行きます。1階に着いたら、とってもお外が騒がしかったです。何してるのかな?もう、悪い人たちは、エシェット達がやっつけてくれたよ。
玄関ホールに近づくと、バンって大きい音がして、玄関のドアが開きました。それから、バタバタお家に誰かが入って来ました。よく見るとリアムさんでした。
「誰か!ウイリアム団長か、アシェル戻って来てないか知らないか!!」
とっても慌ててるリアムさん。騎士のお洋服もボロボロで、泥だらけです。お父さんが大きな声で呼びました。
「リアム、どうしたんだ!今、帰って来た所だ!」
お父さんの声にリアムさんがこっちを見ました。それで僕達のことジィーと見て、そしてとってもニコニコお顔になって、駆け寄ってきました。僕の頭なでなでしてくれて、それから、僕のこと抱き上げてくれます。
「良かった良かった。無事だったんだな。よし!これで止められる。」
「どうしたんだリアム?まだここの盗賊共は暴れてるのか?外がとっても騒がしいが…。」
「ああ、まあ暴れてるは暴れてるんだが、でも暴れてるのは盗賊じゃない。とりあえず庭に来てくれ。ユーキも一緒にな。」
「まさか…。」
「お前の考えてる通りだぞ。早く止めてくれ。」
お父さんはリアムさんのお話が分かったみたい。何か嫌そうなお顔してます。それから溜め息も。隣に立ってたアシェルも、ああそう言うことですかって頷いてます。それからアシェルは、お茶の準備をしておきますって、2階に上がって行っちゃいました。
僕達はリアムさんに着いて行きます。外に出てお庭を少し歩いて、さっき騒がしかった所に行くみたい。お庭ね、いろんな所が壊れたり、地面に穴が空いてたり、悪い人達?が倒れてます。ほとんどエシェットが倒してくれたんだって。ありがとねエシェット。だんだん騒がしい所に近づいてきて、お家の壁を曲がったら、何か凄かったです。
たくさんの騎士さんと冒険者さんがいて、その真ん中の方で、たまに人が飛んでます。飛んですぐに落ちてぎゃあああって言ってます。どこからかお水の魔法も見えました。多分悪い人達のお顔にお水がくっついてて、悪い人達が苦しい助けてって言ってます。
「とうしゃん、あれなんでしゅか?」
「………。あれはな、悪い人達にお仕置きしてるんだ。」
「おしおきでしゅか…。しゅごいでしゅね…。」
「ああ、そうだな。さて呼ぶか。帰ったぞ!!ユーキは無事だ!後のことはリアムに任せて中に入ろう!」
お父さんがたくさん人の居る所の誰かに、大きな声でそう言いました。誰に言ってるのかな?でもお父さんがそう言ったら、さっきまでとっても騒がしく、悪い人達お仕置きしてた音が止まりました。それで人の中から、お母さんとじいじとばあばが出てくるのが見えました。
「ユーキちゃん!」
「かあしゃん!じいじ!ばあば!」
抱っこから下ろしてもらって、僕はお母さんに駆け寄ります。それでちょっと転びそうになりながらお母さんに抱きつきました。お母さんはふわっと僕を抱きしめてくれて、それから、お母さんのほっぺたと僕のほっぺたをすりすりします。お母さんの匂い。お母さん会いたかったよ。
お母さんに抱っこしてもらった僕の頭を、じいじとばあばが順番になでなでしてくれました。
「ユーキちゃんお帰りなさい。遅かったわね。お母さん心配したのよ。さあ、お部屋に行きましょう。今頃アシェルがお茶用意してるんでしょう?」
お母さん何で分かるの?今度はお母さんに抱っこされて、今きた道を戻ります。周りにいた騎士さんと冒険者さん、それからリアムさんが、何かほっとしたお顔してました。どんどん歩いて行くお母さん。近くに倒れて動かない悪い人を、蹴飛ばして歩いて行きます。お母さん、そんなことしなくても、避ければ歩けるよ?でもお母さんはニコニコしたまま、どんどん蹴飛ばして、とっても楽しそうだからまあいいか。
お家に入って、いつもの休憩するお部屋に行きました。お部屋に入ったらお兄ちゃん達がソファーに座ってました。
「にいしゃん!!」
今度はお兄ちゃん達の所に駆け寄って、2人の足に抱きつきました。2人とも僕がお家に帰って来て、とっても喜んでくれたよ。
テーブルの上には、もうお茶が用意してありました。アシェル早いね。もう用意しちゃってる。皆んなでソファーに座ろうとしたら、ばたたたたっていう音が近づいて来て、バンッてドアが開きました。
「ユーキ様!ああ、御無事で。アメリアはとても心配して、なかなか仕事に集中出来ずにいましたが、これで心おきなく仕事に専念できます。奥様、後の事は、このアメリアにお任せください!あの者達には最上級の地獄を味あわせましょう。では失礼致します!」
それだけ言うと、アメリアはすぐにお部屋出て行っちゃいました。僕はアメリアにびっくりして、アメリアの出て行ったドアを、ぼけっと見つめちゃいました。アメリアあんなに興奮してどうしたんだろうね。それによく分かんない事言ってたし。
「あ~あ、固まっちゃったよ。ユーキユーキ、ほらお茶だよ。」
お兄ちゃんの声にハッとして、お兄ちゃんに渡された僕専用のコップを持ちました。僕の大好きな、ホットミルクです。甘くてとっても美味しんだよ。
お母さんは僕の隣に座って、ずっと僕の頭なでなでです。
「ユーキちゃん、怖かったでしょう。でも良かったわ。ちゃんと帰って来てくれて。怪我とかしなかった?」
「うん。いちど、おけがしたけど、ぼく、あんまりおぼえてないでしゅ。ディルがなおちてくれまちた。だから、だいじょぶでしゅう。」
「…怪我?あなた、どういう事?怪我をさせた、不届き者は今どうしてるの?」
お父さんが何か慌ててます。お母さんもじいじもばあばも、何か怖いけどどうしたの?
「それは後でゆっくり説明する。だから落ち着け。」
「分かったわ。ちゃんと説明してね。それから…。新しいお友達が増えたのね。」
いつもの優しいお顔に戻ったお母さんが、ルドック達の方見ました。そうそう。2人のこと紹介しなくちゃね。




