登場人物紹介
【第一章の主な登場人物】
■エーミール=ステンダール
イド村に住む猟師の、準成人(十六歳)の少年。
三年前にフェリシア姫と契りを交わしている。
■ヴィズ
エーミールのパートナーである北領犬。
そり犬や狩猟犬に最適。護衛役としても大活躍。
■フェリシア
王位継承権を剥奪された元プリンセス。
成人なりたての十八歳だが、仮死状態が長引いたせいか、幼児退行と記憶喪失を併発してしまっている。よって、言動は四歳~五歳のそれである。
何故かエーミールにやたらと懐いている。
■エーミールの父
エーミールの実父。狩人。腕は良いが妻の尻に敷かれがち。
のんびり屋で優しい性格をしている。
■エーミールの母
エーミールの実母。若干雑な面もあるが面倒見の良い人。
尚、エーミールは母親似らしい。
【第二章の主な登場人物】
■ルドルフ=セーデルク
元エルマー兵の傭兵。かなりの悪人面。
フェリシアを姫君と認めるが否や
復興のためのシンボルとなる事を要求するが……
■フォーゲルン=モスコフ=アゴナス
アゴナス地方の領主。
今回の件で大損害を被っているため、
フェリシア公にあまり良い心象を抱いていない。
【第三章の主な登場人物】
■イスティリア
雪と氷を司る女神。ボルデ領域に縛られた存在。
人格神だが不可視。心優しいが孤独。白竜リディニークが原型。
■八大竜
原初の時代に世界を支配していた万象の化身。
強大かつ暴虐。
■アジン
何十代と続く歴代の支配者たるマルゴルの王に冠せられる名
かつ原初たるマルゴル人の名でもある。
※絵は、最後の王・四十四代目アジンなイメージです。
■グランシェス
グランシェス王国の国名となった人物。
女神イスティリアと唯一心を通わせた者でもある。
■ドーヴァ
グランシェスに唯一信頼されたイド人。
運動神経が悪く不器用だが、頭が良くて絵が上手。
【第四章の主な登場人物】
■大神官
リュミネス山山頂のイスティリア大神殿にて、
大神殿を守り続けてきた信心深いイド人の老人だった筈が……。




