登場人物紹介
【第一章の主な登場人物】
■エーミール=ステンダール
第一章の主人公。
リュミネス山中腹にあるイド村に住んでいる十三歳の少年。
閉鎖的な小村で育っているせいか、年齢以上に幼い印象。
■フェリシア=コーネイル=グランシェス
グランシェス王国の第一王女。準成人なりたてほやほやの十五歳。
『王位継承者は十五歳の準成人と共に女神の祝福を得る必要がある』という仕来りに従い、巡礼団と共に巡礼に訪れる。
■エーミールの父
三十代後半。妻の尻には敷かれているが優秀な狩人。
隠密とクロスボウの腕に長けている。
■カリーナ=ヴィステルホルム
十八歳。姫付きのメイドさん。
巡礼団としてフェリシア姫に同行し、イド村に訪れた。
【第二章の主な登場人物】
■フレドリカ=ドーシュ=グランシェス
第二章の主人公。準成人にすら満たない十二歳。
亡くなった前姫の代わりに養子として王家に迎え入れられる。
自分に自信が無く、警戒心が強い性格をしている。
■テオドル=イサクソン
フレドリカと共にドーシュ家から訪れた、フレドリカの執事。
フレドリカの事を実孫のように可愛がっている。
■ロジオン=コーネイル=グランシェス
フェリシアの実父にしてグランシェス国王。
国を思う心は本物だが、その情が妻子に向けられる事は無い。
■イェルド=ヴァルストン=モレク
戦神ダンターラを主神としているモレク王国の第二王子で、フェリシアの婚約者でもある。