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試作詩作  作者: 時雨良明
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人形劇にキスを交わそう

謎めいた女の子に恋をした

彼女には顔がなかった


だから僕は顔を作ることを決めた

一番美しいと思う人の顔を

色を塗って形を作って


彼女が足を欲しいというから

私が足を作ってあげました

彼女が腕を欲しいというから

私が腕を作ってあげました


そうして僕は彼女を作り上げた

彼女は僕のことを愛してくれた

それだけで満足だった


でも言われてしまったんだ

一人芝居だって

言われてしまったんだ

彼女って誰って


一人芝居なんかじゃないです

彼女は確かにここにいて

彼女と会えることが僕の幸せで

彼女と共に過ごす日々はかけがえがなくて


それじゃあダメですか?

愛してる人とキスを交わした

それだけで十分じゃないですか?

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