表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
試作詩作  作者: 時雨良明
67/400

夢を見たんだ、長い長い夢を

とても長い夢を見たんだ


僕は夢の途中で疲れきった


夢の中の僕は小さな赤子の産声で

歳老いた老人の口に住んでいた

火傷した女の顔で

健康そうな男の眼の中に住んでいた


色々なものが交錯する

世界に氾濫したあらゆる言葉が

私になって入れ替わり立ち替わり

私を苦しめる拷問具となるのだ


長い長い夢を見たんだ

いつまでも終わらないような夢

何もかもが交錯してて

ごちゃごちゃになった絵の中でつぶやく


夢を見たんだ

言葉は飲まれて消えていく

夢を見たんだ

何度もつぶやいて響いて消える

夢を見たんだ

空洞の中に、そして同じように世界の中に


夢を見たんだ

長い長い夢

いつまでも終わらない

そんな、夢

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ