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試作詩作  作者: 時雨良明
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本当に輝きたいの?

物語は始まりの時を待っている

いつか終わりの日がくると知ってなお

始まりの時を待っている


物語が最も輝くのはいつだろうか

私は始まる前の輝きに見惚れた

彼らは終わりに向かって輝くよりも強く

始まりに向かって輝くのだ


始まった後は終わるだけ

そこに感動などないし

なんの喜びもありはしない


だから輝きを追い求める私は

始まりをいつまでも恐れている

始まりに向かうことは終わりに向かうこと

だから始まりと終わりを平等に恐れている


物語は平坦だ

始まりも終わりも平等に待ち受けている

私は臆病だ

始まりも終わりも平等に恐れている

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