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試作詩作  作者: 時雨良明
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朝目覚めて

特に何もない

空っぽだ

生々しい執着がない

何もかもが足りてない


昨日までは普通だった

満ち足りた人生とは言わないが

それなりに普通に生きてきた

こんなに空っぽじゃあなかったはずだ


それが今日にはどうしたというのか

空っぽなのだ

何も持っていない

何も手にしていない

何も 何も 何も

なんにも手の中に落ちていない

ひどく空っぽになった自分だけが残ってる


もう一度中身がほしい

今一度何かを持っていたい

この空白を埋めつくす

圧倒的な熱量か

それに代わるような重みさえ

身体の中を埋めつくせば

私はようやく元に戻れる

本当の私になりきれる


そうして明日目覚めた後

一体私は何になっているだろう

何か輝きのあるものになっていることを

いつまでもいつまでも祈っている

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